TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025021777
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-14
出願番号
2023125734
出願日
2023-08-01
発明の名称
伸縮扉体および伸縮門扉
出願人
YKK AP株式会社
代理人
弁理士法人樹之下知的財産事務所
主分類
E06B
11/02 20060101AFI20250206BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約
【課題】傾斜地における設置面に沿って適切に設置可能でありながら縦桟の見込み寸法を小さくできる伸縮扉体および伸縮門扉を提供すること。
【解決手段】伸縮門扉1は、伸縮扉体10Aの縦桟121に対して高さ調整部材30を介して取り付けられる縦框13を備える。縦桟121は、Z軸方向における内面側に縦桟被固定部126を有し、縦框13は、Z軸方向における内面側で開口し且つ内部に裏板52が配置されるY軸方向に沿った溝部130を形成する縦框被固定部135を有する。高さ調整部材30は、縦桟121および縦框13のZ軸方向における内面側で縦桟被固定部126および縦框被固定部135に跨って配置され、高さ調整部材30の縦框固定部32は、開口136を挿通する調整ボルト54によって裏板52に螺合固定され且つ当該裏板52と協働して縦框被固定部135をZ軸方向にスライド調整可能に挟持する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
左右方向に伸縮可能な伸縮扉体であって、
左右方向に伸縮可能な伸縮機構と、前記伸縮機構に設けられる縦桟と、前記縦桟に対して高さ調整部材を介して高さ調整可能に取り付けられる縦框とを備え、
前記縦桟は、見込み方向における内面側に縦桟被固定部を有し、
前記縦框は、見込み方向における内面側で開口し且つ内部に裏板が配置される上下方向に沿った溝部を形成する縦框被固定部を有し、
前記高さ調整部材は、前記縦桟被固定部に固定される縦桟固定部と、前記縦桟固定部に連続すると共に前記縦框被固定部に固定される縦框固定部とを有し、
前記縦桟固定部および前記縦框固定部は、前記縦桟および前記縦框の見込み方向における内面側で前記縦桟被固定部および前記縦框被固定部に跨って配置され、
前記縦框固定部は、前記開口を挿通する固定具によって裏板に螺合固定され且つ当該裏板と協働して前記縦框被固定部を上下方向にスライド調整可能に挟持する
ことを特徴とする伸縮扉体。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の伸縮扉体において、
前記縦桟被固定部は、見込み方向における内面側で開口する上下方向に沿った溝部を形成し、
前記縦桟固定部は、前記開口を挿通する固定具によって裏板に螺合固定され且つ当該裏板と協働して前記縦框被固定部を上下方向にスライド調整可能に挟持する
ことを特徴とする伸縮扉体。
【請求項3】
請求項2に記載の伸縮扉体において、
前記縦桟固定部を前記裏板に螺合固定する前記固定具は、前記縦桟内に配置される
ことを特徴とする伸縮扉体。
【請求項4】
請求項1に記載の伸縮扉体において、
前記縦桟被固定部および前記縦框被固定部は、見込み方向において互いに異なる位置に配置され、
前記縦桟固定部および前記縦框固定部の連続部は、当該縦桟固定部および当該縦框固定部のそれぞれが前記縦桟被固定部および前記縦框被固定部の見込み方向における位置に対応した位置に配置されるように段形状に形成される
ことを特徴とする伸縮扉体。
【請求項5】
請求項1に記載の伸縮扉体において、
前記縦桟固定部には、突き出し部が形成され、
前記縦桟被固定部には、その一部を切り欠いた切り欠き部が形成され、
前記突き出し部は、前記縦桟固定部を前記縦桟被固定部に固定した状態で前記切り欠き部に対して少なくとも上下方向に移動不能に係合する
ことを特徴とする伸縮扉体。
【請求項6】
請求項1に記載の伸縮扉体において、
前記縦框固定部の上下方向の端部には、見込み方向に折曲されると共に、前記固定具が螺合される前記裏板を上下方向に保持する保持片が形成される
ことを特徴とする伸縮扉体。
【請求項7】
左右一対の門柱と、前記左右一対の門柱の一方に対して左右方向に伸縮可能に取り付けられる請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の伸縮扉体とを備える
ことを特徴とする伸縮門扉。
【請求項8】
請求項7に記載の伸縮門扉において、
前記伸縮扉体を一対備えると共に当該一対の伸縮扉体のそれぞれの吊元側を前記門柱に取り付けて両開き式に形成され、
前記一対の伸縮扉体の縦框は、当該一対の伸縮扉体の戸先側にそれぞれ配置され且つ互いに施錠可能に構成され、
前記一対の伸縮扉体のうちの少なくとも一方の戸先側の前記縦框は、当該一方の伸縮扉体の縦桟に対して前記高さ調整部材を介して高さ調整可能に取り付けられる
ことを特徴とする伸縮門扉。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、傾斜地における設置面に沿って調整可能な伸縮扉体および伸縮門扉に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、左右の支柱にそれぞれ取り付けられた左右の伸縮門扉(伸縮扉体)で構成される両開きの門が知られている(特許文献1参照)。左右の伸縮門扉のそれぞれは、支柱に固定される吊元側端部材と、戸先側端部材に対してパンタグラフ機構を介して左右方向にスライド移動可能に連結された戸先側端部材とを備えており、左右の伸縮門扉の戸先側端部材には、錠および錠受けが設けられて互いに施錠可能に構成されている。戸先側部材は、外側部材(縦框)および内側部材(縦桟)を備えており、内側部材に前述したパンタグラフ機構が連結されており、外側部材には前述した錠や錠受けなどが設けられていると共に、内側部材に対して上下に高さ調整可能に取り付けられており、例えば水平方向に対して傾斜した傾斜地においても適切に設置可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-236235号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に記載の伸縮門扉では、戸先側端部材における外側部材には、その左右方向に直交する前後方向(見込み方向)に沿った縦板に対して上下方向に沿った長孔が形成されており、内側部材を挿通するねじが当該長孔に対して左右方向(戸先側端部材の見付け方向)に差し込まれてナットに螺合することで、外側部材が内側部材に取り付けられている。このように構成された戸先側部材は、前述したねじを緩めることで、外側部材を内側部材に対して上下に調整できる一方、前述したねじを締めることで、外部材を内側部材に対して固定できる。
しかし、外側部材を内側部材に取り付ける前述したねじは見付け方向に挿入されるものであるので、内側部材の見込み方向に沿った部分にねじが挿入されるねじ挿入孔を形成したり、このねじ挿入孔を塞ぐギャップなどを取り付けて外部への露出を抑えたりすることとなる。この場合には、前述したねじ挿入孔を形成したり、ねじ挿入孔キャップなどを取り付けたりするためにある程度の見込み寸法が内側部材に求められるので、外側部材を上下に高さ調整可能な構成において内側部材の見込み寸法を小さくすることは困難である。
【0005】
本発明の目的は、傾斜地における設置面に沿って適切に設置可能でありながら縦桟の見込み寸法を小さくできる伸縮扉体および伸縮門扉を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の伸縮扉体は、左右方向に伸縮可能な伸縮扉体であって、左右方向に伸縮可能な伸縮機構と、前記伸縮機構に設けられる縦桟と、前記縦桟に対して高さ調整部材を介して高さ調整可能に取り付けられる縦框とを備え、前記縦桟は、見込み方向における内面側に縦桟被固定部を有し、前記縦框は、見込み方向における内面側で開口し且つ内部に裏板が配置される上下方向に沿った溝部を形成する縦框被固定部を有し、前記高さ調整部材は、前記縦桟被固定部に固定される縦桟固定部と、前記縦桟固定部に連続すると共に前記縦框被固定部に固定される縦框固定部とを有し、前記縦桟固定部および前記縦框固定部は、前記縦桟および前記縦框の見込み方向における内面側で前記縦桟被固定部および前記縦框被固定部に跨って配置され、前記縦框固定部は、前記開口を挿通する固定具によって裏板に螺合固定され且つ当該裏板と協働して前記縦框被固定部を上下方向にスライド調整可能に挟持することを特徴とする。
本発明の伸縮門扉は、左右一対の門柱と、前記左右一対の門柱の一方に対して左右方向に伸縮可能に取り付けられる前述した本発明の伸縮扉体とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明の目的は、傾斜地における設置面に沿って適切に設置可能でありながら縦桟の見込み寸法を小さくできる伸縮扉体および伸縮門扉を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係る伸縮門扉を示す全体説明図。
前記実施形態に係る伸縮門扉の要部を示す説明図。
前記実施形態に係る伸縮門扉の要部を拡大して示す横断面図。
前記実施形態に係る伸縮門扉の高さ調整部材の取付けを示す斜視説明図。
前記実施形態に係る伸縮門扉の変形例を示す全体説明図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本実施形態の構成]
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1において、本実施形態に係る伸縮門扉1は、地面が傾斜した傾斜地における設置面GLなどに設置されて自動車駐車場などの敷地内外への出入口を開閉するものであり、左右一対の門柱2A,2Bと、門柱2Aに対して吊元側が取り付けられた伸縮可能な伸縮扉体10Aと、門柱2Bに対して吊元側が取り付けられた伸縮可能な伸縮扉体10Bとを備えて両開き式に構成されている。伸縮扉体10A,10Bは、それぞれの戸先側において互いに施錠および解錠可能に構成されている。
以下の説明において、伸縮門扉1の左右方向をX軸方向とし、伸縮門扉1の上下方向をY軸方向とし、伸縮門扉1の見込み方向(敷地内外方向)をZ軸方向とする。X,Y,Z軸方向は互いに直交する。
【0010】
伸縮扉体10Aは、X軸方向に伸縮可能な伸縮機構としてのパンタグラフ機構11と、パンタグラフ機構11に設けられるY軸方向に沿った複数の縦桟12と、複数の縦桟12のうち戸先側に位置する縦桟121に対して後述する高さ調整部材30を介して高さ調整可能に取り付けられる戸先側の縦框13と、戸尻側においてパンタグラフ機構11が取り付けられた吊元側の縦框14とを備えている。
なお、伸縮扉体10Bの各構成は、伸縮扉体10Aの各構成と概略同様に構成されているので、伸縮扉体10Bについては、伸縮扉体10Aの各構成の符号と同符号を付してその詳細な説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
YKK AP株式会社
建具
7日前
YKK AP株式会社
回動扉
6日前
YKK AP株式会社
換気用フード
14日前
YKK AP株式会社
伸縮扉体および伸縮門扉
6日前
YKK AP株式会社
壁パネルおよび壁パネルの施工方法
21日前
株式会社NTTドコモ
建築部材、及び建物
今日
個人
防犯網戸システム
1か月前
三協立山株式会社
防火設備
14日前
三協立山株式会社
防火設備
14日前
三協立山株式会社
建築装置
今日
株式会社大林組
障子
6日前
三協立山株式会社
連結設備
13日前
三協立山株式会社
開口部建材
27日前
三協立山株式会社
開口部装置
1か月前
三協立山株式会社
開口部装置
21日前
三協立山株式会社
袖ユニット
21日前
三協立山株式会社
開口部建材
27日前
三協立山株式会社
開口部建材
20日前
三協立山株式会社
開口部建材
27日前
株式会社ニチベイ
電動遮蔽装置
2か月前
立川機工株式会社
遮蔽装置
1か月前
個人
戸枠装置及び戸枠の施工方法
1か月前
株式会社大林組
建築物
13日前
株式会社大林組
シャッター装置
2か月前
昭和フロント株式会社
建具
2か月前
長谷川工業株式会社
梯子体
27日前
三協立山株式会社
開口部建材の製造方法
27日前
松本金属株式会社
面格子の取り付け構造
1か月前
株式会社ニチベイ
電動ブラインド
1か月前
株式会社光モール
内窓装置における引き戸
2か月前
大和ハウス工業株式会社
音低減設備
27日前
株式会社LIXIL
障子
1か月前
株式会社LIXIL
建具
2か月前
株式会社LIXIL
開口部装置
6日前
株式会社LIXIL
建具
2か月前
積水樹脂株式会社
柵用門扉及び柵用門扉の設置構造
1か月前
続きを見る
他の特許を見る