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公開番号
2024176263
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-19
出願番号
2023094697
出願日
2023-06-08
発明の名称
内窓装置における引き戸
出願人
株式会社光モール
代理人
個人
主分類
E06B
5/00 20060101AFI20241212BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約
【課題】内窓装置における引き戸を提供する。
【解決手段】既設窓の室内側に設置される断熱用の内窓装置における引き戸であり、合成樹脂製のパネル(18)と、該パネルの左右両側縁を保持する合成樹脂製の型材から成る左右フレーム(19)(19)により形成され、溝形とされた上レール(6a)と下レール(6b)の間に摺動自在に嵌合される構成において、前記パネル(18)の下縁部は、型材により保持されていない非保持縁部(18b)を形成し、左右フレームの下端(19b)(19b)のスライド部(20)を介して、下レール(6b)の溝底に接触せずに浮き上がるように構成され、前記非保持縁部(18b)の正面(F)に位置して化粧板(26)を添設すると共に、該化粧板(26)により下レールの溝底に近接する遮蔽縁部(26a)を形成している。
【選択図】図11
特許請求の範囲
【請求項1】
既設窓の室内側に設置される断熱用の内窓装置における引き戸であり、合成樹脂製のパネル(18)と、該パネルの左右両側縁を保持する合成樹脂製の型材から成る左右フレーム(19)(19)により形成されており、溝形とされた上レール(6a)と下レール(6b)の間に摺動自在に嵌合される構成において、
前記パネル(18)の下縁部は、左右フレームの下端(19b)(19b)の間に位置して、型材により保持されていない非保持縁部(18b)を形成し、
前記左右フレームの下端(19b)(19b)は、下レール(6b)の溝底に摺動自在に接触するスライド部(20)を形成しており、前記パネルの非保持縁部(18b)は、下レール(6b)の溝底に接触せずに浮き上がるように構成されており、
前記パネルの室内に臨む正面と既設窓に臨む背面に関して、前記パネルの正面(F)に位置して非保持縁部(18b)に沿う合成樹脂製の化粧板(26)を添設して成ることを特徴とする内窓装置における引き戸。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
前記化粧板(26)は、前記非保持縁部(18b)から下向きに突出することにより下レールの溝底に近接する遮蔽縁部(26a)を備えて成ることを特徴とする請求項1に記載の内窓装置における引き戸。
【請求項3】
前記化粧板(26)の遮蔽縁部(26a)は、下レール(6b)の溝幅方向に突出するリブ(26b)を備えて成ることを特徴とする請求項2に記載の内窓装置における引き戸。
【請求項4】
前記化粧板(26)は、前記パネルの非保持縁部(18b)の長手方向に面接触されると共に、少なくとも長手方向の中央部において化粧板と非保持縁部を接着して成ることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の内窓装置における引き戸。
【請求項5】
前記左右フレーム(19)(19)は、前記パネルの側縁を嵌入する保持溝(11)を備えた内側部(12)と、前記保持溝の溝底壁を形成する中空の外側部(13)を一体形成した合成樹脂製の型材により構成され、
前記左右フレームの下端(19b)は、座具(21)を固設することにより前記スライド部(20)を構成し、
前記座具(21)は、左右フレームの下端面に配置される板体(22)と、該板体から起立して前記保持溝(11)と外側部における中空部(13a)の少なくとも一方に嵌入される固定片(23,24)を設けて成ることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の内窓装置における引き戸。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、断熱等のための内窓装置を構成する合成樹脂製の引き戸に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
本出願人は、先に、合成樹脂製の型材から成る枠部材にパネルを嵌入した内窓用の引戸を提案した(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5322189号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本出願人が提案した従来技術に係る引き戸を図1ないし図3に基づいて説明する。
【0005】
図1に示すように、矩形に枠組みされた框1に内装された既設窓2は、例えば、アルミニウム製のサッシ枠にガラス板を嵌め入れることにより引き戸3、3を構成し、上下框1a、1bに敷設されたレール部材に沿って引き戸3、3を移動することにより窓を開閉する。
【0006】
これに対して、断熱用の内窓4は、合成樹脂製の型材とパネルをセットにしたDIYキットとして、ホームセンター等で提供され、接着剤や、ビスによる締結手段等を必要とせず、ユーザが家庭において簡単容易に枠組みパネルを組み立てることにより引き戸5を製作することができるように構成されている。そして、製作した引き戸5、5は、既設窓2の内側(室内側)に位置して、上下框1a、1bに両面粘着テープ等で敷設した上レール6aと下レール6bに沿って開閉移動自在に搭載される。
【0007】
引き戸5は、図2に示すように、それぞれ合成樹脂製の型材から成る左右の縦フレーム7、7並びに上横フレーム8及び下横フレーム9により枠組みされた枠体の枠内空間にパネル10を嵌入することにより構成されている。
【0008】
前記縦フレーム7、上横フレーム8、下横フレーム9は、同一の型材により構成されている。従って、同一構成部分は同一符号で示している。図示のように、これらのフレーム7、8、9は、枠内空間に臨む開口から前記パネル10を嵌入する保持溝11を備えた内側12と、前記保持溝11の溝底壁を形成する外側部13を一体形成しており、外側部13は、中空の角筒状に形成されている。内側部12は、保持溝11の溝底の近傍に位置して両溝壁から対向状に突出するガイドリブ12aを突設している。
【0009】
前記保持溝11の溝開口側に位置して両溝壁には、相対向する弾性リップ14が一体に突設されており、これにより、パネル10は、縁部を保持溝11に挿入した状態で、弾性リップ14、14により弾性的に挟持され保持される。即ち、パネル10の両側縁部は、左右の縦フレーム7、7の保持溝11に挿入されると共に弾性リップ14により保持され、パネル10の上縁部は、上横フレーム8の保持溝11に挿入されると共に弾性リップ14により保持され、更に同様に、パネル10の下縁部は、下横フレーム9の保持溝11に挿入されると共に弾性リップ14により保持されている。
【0010】
前記パネル10は、間隔をあけて対面する一対のシート板15の間に多数のウエブ板16を平行に介装して一体化した合成樹脂製の中空板により構成されており、ウエブ板16を横向き姿勢として、縦フレーム7、7並びに上横フレーム8及び下横フレーム9により枠組みされた枠内空間に嵌入されている。
(【0011】以降は省略されています)
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