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公開番号2024175517
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-18
出願番号2023093356
出願日2023-06-06
発明の名称電動遮蔽装置
出願人株式会社ニチベイ
代理人個人
主分類E06B 9/264 20060101AFI20241211BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】遮蔽材が下降動作中に障害物に接触した場合に駆動軸の回転を機械的にロックする障害停止装置を用いて構成される電動遮蔽装置を提供する。
【解決手段】電動ブラインド100は、操作信号に基づきモーター111を駆動させて駆動軸112を回転させることによりスクリーン120を昇降動作させる制御ユニット113と、スクリーンが下降動作中に障害物に接触すると、駆動軸のスクリーン下降方向の回転を機械的にロックして下降動作を停止させる障害停止状態を維持する障害停止装置130と、を備え、制御ユニットは、障害停止状態において操作信号として下降指令を受信した場合には、スクリーン上昇方向に駆動軸を所定量回転させてスクリーンを上昇動作させた後に、スクリーン下降方向に駆動軸を回転させてスクリーンを下降動作させることを特徴とする。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
操作信号に基づきモーターを駆動させて駆動軸を回転させることにより遮蔽材を昇降動作させる制御装置と、
前記遮蔽材が下降動作中に障害物に接触すると、前記駆動軸の遮蔽材下降方向の回転を機械的にロックして下降動作を停止させる障害停止状態を維持する障害停止装置と、
を備え、
前記制御装置は、前記障害停止状態において前記操作信号として下降指令を受信した場合には、遮蔽材上昇方向に前記駆動軸を所定量回転させて前記障害停止装置のロックを解除するロック解除位置まで前記遮蔽材を上昇動作させた後に、遮蔽材下降方向に前記駆動軸を回転させて前記遮蔽材を下降動作させることを特徴とする、電動遮蔽装置。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記モーターの回転を検知するエンコーダーを更に備え、
前記制御装置は、前記エンコーダーの検知情報及び前記モーターの状態情報の少なくともいずれかの情報に基づいて、前記障害停止装置が作動して前記障害停止状態となったか否かを判定することを特徴とする、請求項1に記載の電動遮蔽装置。
【請求項3】
前記制御装置は、前記障害停止状態において前記操作信号として下降指令を受信した場合には、前記遮蔽材を前記ロック解除位置よりも更に上昇させた後に、前記遮蔽材を下降動作させることを特徴とする、請求項1又は2に記載の電動遮蔽装置。
【請求項4】
前記制御装置は、前記障害停止状態において前記操作信号として下降指令を受信した場合に遮蔽材上昇方向に前記駆動軸を前記所定量回転させている間は、前記駆動軸の回転速度を遅くすることを特徴とする、請求項1又は2に記載の電動遮蔽装置。
【請求項5】
前記制御装置は、前記障害停止状態において前記操作信号として下降指令を受信した場合に遮蔽材上昇方向に前記駆動軸を前記所定量回転させている間は、アラームを発することを特徴とする、請求項1又は2に記載の電動遮蔽装置。
【請求項6】
前記制御装置は、前記障害停止装置が作動して前記障害停止状態となった場合に前記モーターを停止し、前記障害停止状態において前記操作信号を受信した場合に、前記モーターを再駆動することを特徴とする、請求項1又は2に記載の電動遮蔽装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動遮蔽装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来の電動遮蔽装置としては、特開2007-177584号公報(特許文献1)に示されるものがある。同文献に示される電動遮蔽装置は、昇降コードの張力状態に応じて作動するマイクロスイッチにより構成された障害物検知停止装置を備えており、昇降コードの緩みに伴いマイクロスイッチが作動することでモーターの駆動を停止するように構成されている。
【0003】
このような従来の電動遮蔽装置によれば、遮蔽材が下降動作中に障害物に接触して昇降コードが緩むとマイクロスイッチが作動してモーターの駆動を停止することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-177584号公報
特開2008-156984号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、電動の遮蔽装置と手動の遮蔽装置との間で部品を共用可能とするために、マイクロスイッチを用いずに上記同様の障害停止を可能にしたいという要望がある。そのため、例えば特開2008-156984号公報(特許文献2)に開示される手動の遮蔽装置が備える障害停止装置のように、昇降コードが緩んだ場合には駆動軸の回転を機械的にロックする障害停止装置を用いて電動遮蔽装置を構成する技術が望まれているという課題があった。
【0006】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、遮蔽材が下降動作中に障害物に接触した場合に駆動軸の回転を機械的にロックする障害停止装置を用いて構成される電動遮蔽装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明によれば、操作信号に基づきモーターを駆動させて駆動軸を回転させることにより遮蔽材を昇降動作させる制御装置と、前記遮蔽材が下降動作中に障害物に接触すると、前記駆動軸の遮蔽材下降方向の回転を機械的にロックして下降動作を停止させる障害停止状態を維持する障害停止装置と、を備え、前記制御装置は、前記障害停止状態において前記操作信号として下降指令を受信した場合には、遮蔽材上昇方向に前記駆動軸を所定量回転させて前記障害停止装置のロックを解除するロック解除位置まで前記遮蔽材を上昇動作させた後に、遮蔽材下降方向に前記駆動軸を回転させて前記遮蔽材を下降動作させることを特徴とする、電動遮蔽装置が提供される。
【0008】
かかる構成によれば、遮蔽材が下降動作中に障害物に接触した場合に駆動軸の回転を機械的にロックする障害停止装置、すなわち、手動の遮蔽装置でも使用可能な機械的に駆動軸の回転をロックする障害停止装置を用いて電動遮蔽装置を構成することができる。よって、遮蔽装置が電動であるか手動であるかに関わらず、同一の障害停止装置を共用することができるようになる。
【0009】
本発明の応用例として様々なものが考えられる。例えば、前記モーターの回転を検知するエンコーダーを更に備え、前記制御装置は、前記エンコーダーの検知情報及び前記モーターの状態情報の少なくともいずれかの情報に基づいて、前記障害停止装置が作動して前記障害停止状態となったか否かを判定するようにしてもよい。かかる構成によれば、機械的にロックする障害停止装置を用いた場合であっても、障害停止装置が作動して障害停止状態となったことを検知することができる。
【0010】
また、前記制御装置は、前記障害停止状態において前記操作信号として下降指令を受信した場合には、前記遮蔽材を前記ロック解除位置よりも更に上昇させた後に、前記遮蔽材を下降動作させるようにしてもよい。かかる構成によれば、遮蔽材と障害物との間の隙間が大きくなり、障害物を取り除く作業をより容易にすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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