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公開番号2024162519
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-21
出願番号2023078084
出願日2023-05-10
発明の名称建具
出願人株式会社LIXIL
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E06B 1/56 20060101AFI20241114BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】枠体や躯体の形状に関わらず室内側から枠体を躯体に固定可能な構造を有する建具を提供する。
【解決手段】躯体の開口部7に配置され、固定具250を介して躯体に固定される枠体20と、枠体20の内側に配置される戸体4と、を備える建具1であって、固定具250は、枠体20の上枠21Aに装着されるとともに、躯体の上側躯体2の室内側から当該上側躯体2に固定可能である。固定具250は、上枠21Aに、当該上枠21Aが開口部7に配置された状態で、開口部7よりも内側の退避位置と、上側躯体2の室内側の見付面2bに対向する固定位置と、の2位置の間を移動可能に装着され、固定位置において上側躯体2に固定される。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
躯体の開口部に配置され、固定具を介して前記躯体に固定される枠体と、
前記枠体の内側に配置される障子と、を備える建具であって、
前記固定具は、前記枠体に装着されるとともに、前記躯体の室内側から当該躯体に固定可能である、建具。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記固定具は、前記枠体に、当該枠体が前記開口部に配置された状態で、
前記開口部よりも内側の退避位置と、前記躯体の室内側の見付面に対向する固定位置と、の2位置の間を移動可能に装着され、前記固定位置において前記躯体に固定される、請求項1に記載の建具。
【請求項3】
前記固定具は、前記枠体に回転可能に装着され、当該回転動作によって前記退避位置と前記固定位置との間を移動可能である、請求項2に記載の建具。
【請求項4】
前記固定具は、前記枠体にスライド可能に装着され、当該スライド動作によって前記退避位置と前記固定位置との間を移動可能である、請求項2に記載の建具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、建具に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ガラス窓等の障子が内側に組み込まれる枠体を躯体の開口部に配置して固定する構造の建具が知られており、枠体は、見込方向や見付方向にねじ込まれるビス等の固定具により固定される構造が一般的である(例えば、特許文献1等参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-15332号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
施工の状況等により、室内側から枠体を躯体に固定する場合がある。しかしながら、枠体あるいは躯体の形状等によっては、室内側から枠体を躯体に直接固定できない場合がある。そこで本開示は、枠体や躯体の形状に関わらず室内側から枠体を躯体に固定可能な構造を有する建具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、躯体の開口部に配置され、固定具を介して前記躯体に固定される枠体と、前記枠体の内側に配置される障子と、を備える建具であって、前記固定具は、前記枠体に装着されるとともに、前記躯体の室内側から当該躯体に固定可能である、建具に関する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
実施形態に係る建具を室外側から見た姿図である。
実施形態に係る建具を室内側から見た姿図である。
実施形態に係る建具であって、当該建具が備える上障子及び下障子が開いた状態を示す斜視図である。
図2のIV-IV線に対応する部分の断面図であって、上枠が室内側から上側躯体に固定される前の状態を示す図である。
図4の状態から上枠が室内側から上側躯体に固定された状態を示す図である。
図2のVI-VI線に対応する部分の断面図であって、縦枠が室内側から躯体に固定される前の状態を示す図である。
図6の状態から縦枠が室内側から躯体に固定された状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を参照しつつ実施形態について説明する。なお、本明細書において、「見付方向」とは、建物に形成された開口部に納められた建具における障子の面方向を意味し、「見込方向」とは、上記障子の厚さ方向(奥行方向)を意味し、「上下方向」とは、障子を正面から見た場合の上下方向を意味する。また、「幅方向」とは、障子を正面から見た場合の左右方向を意味する。また、「平行」とは、完全な平行だけでなく、一定の誤差範囲内の実質的な平行も含む。
【0008】
図1は、実施形態の建具1を室外側から見た姿図である。図2は、建具1を室内側から見た姿図である。図3は、建具1が備える上障子5及び下障子6が開いた状態を示す斜視図である。
【0009】
はじめに、図1~図3を参照して、建具1の基本構成について説明する。実施形態の建具1は、勝手口ドア等のドアである。建具1は、建物に形成された縦長矩形の開口部7に納められる。建具1は、建物の開口部7に取り付けられる枠体20と、枠体20の内側に開閉可能に配置される障子としての戸体4と、を備える。戸体4は、一方の側部が枠体20にヒンジ結合されたいわゆる開き戸である。
【0010】
枠体20は、上下にそれぞれ配置される上枠21A及び下枠22Aと、吊元側の縦枠23及び戸先側の縦枠24により矩形に枠組みされる。上枠21A及び下枠22Aは本開示に係る枠体ならびに建具部材の一例であって、幅方向(左右方向)に延びている。各縦枠23、24は、上下方向に延びている。戸体4は、スイング框体40と、スイング框体40に嵌め込まれる上障子5及び下障子6と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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