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公開番号2024171000
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-11
出願番号2023087823
出願日2023-05-29
発明の名称改装サッシ
出願人三協立山株式会社
代理人個人
主分類E06B 1/56 20060101AFI20241204BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】 施工性の良い改装サッシの提供。
【解決手段】 既設枠4の内周側に設けたリフォーム枠1と防水テープ2と止水材3とを備え、防水テープ2は、既設枠4の室内側部から既設枠4の室内側に位置する室内側部材5にまたがって設けてあり、止水材3は、リフォーム枠1の外周側面と防水テープ2との間に設けてある。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
既設枠の内周側に設けたリフォーム枠と防水テープと止水材とを備え、防水テープは、既設枠の室内側部から既設枠の室内側に位置する室内側部材にまたがって設けてあり、止水材は、リフォーム枠の外周側面と防水テープとの間に設けてあることを特徴とする改装サッシ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、既存の窓等を改装する改装サッシに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、建物の開口部に取付けられている既設枠を覆うように新しい枠を取付けて窓等を改装する改装サッシが知られている。かかる改装サッシにおいては、施工性を向上したいという要望があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は以上に述べた実情に鑑み、施工性の良い改装サッシの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記の課題を達成するために請求項1記載の発明による改装サッシは、既設枠の内周側に設けたリフォーム枠と防水テープと止水材とを備え、防水テープは、既設枠の室内側部から既設枠の室内側に位置する室内側部材にまたがって設けてあり、止水材は、リフォーム枠の外周側面と防水テープとの間に設けてあることを特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
請求項1記載の発明による改装サッシは、既設枠の内周側に設けたリフォーム枠と防水テープと止水材とを備え、防水テープは、既設枠の室内側部から既設枠の室内側に位置する室内側部材にまたがって設けてあり、止水材は、リフォーム枠の外周側面と防水テープとの間に設けてあることで、防水テープを貼る手間を少なくできるので、施工性が良い。しかも、リフォーム枠の外周側面と防水テープとの間に止水材が設けてあることで、既設枠とリフォーム枠との間から雨水が浸入したとしても、雨水は止水材で堰き止められて室内側に浸入するのを防止することができ、また防水テープにより雨水が躯体に浸入することも防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本発明の改装サッシの第1実施形態を示す縦断面図である。
同改装サッシの横断面図である。
同改装サッシの室内側正面図である。
同改装サッシの下枠側を拡大して示す縦断面図である。
同改装サッシの垂れ止めの周辺を拡大して示す正面図である。
同改装サッシの垂れ止めの周辺を拡大して示す正面図であって、(a)は垂れ止めを引っ込めた状態、(b)は垂れ止めを下方に突出させて既設下枠に当接させた状態を示す。
(a)は外周枠を分解した状態で示すリフォーム枠の斜視図であり、(b)は新設枠と外周枠を一体化したリフォーム枠の斜視図である。
リフォーム枠を既設枠が取り付いた開口部に室外側から嵌め込むときの状態を示す縦断面図である。
リフォーム枠を既設枠が取り付いた開口部に室外側から嵌め込むときの状態を示す横断面図である。
本発明の改装サッシの第2実施形態を示す縦断面図である。
本発明の改装サッシの第3実施形態を示す縦断面図である。
本発明の改装サッシの第4実施形態を示す縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1~5は、本発明の改装サッシの第1実施形態を示している。本改装サッシは、掃き出し窓タイプの引違い窓に適用したものであって、図1,2に示すように、既設枠4が取り付いた開口部6に室外側から納めて躯体7に固定したリフォーム枠1と、リフォーム枠1の室内側に取付けた樹脂額縁8と、リフォーム枠1の上下の横枠に沿って摺動可能に納めた外障子9と内障子10と網戸11とを備えている。
【0008】
既設枠4は、引違い窓用のサッシ枠であり、図1,2に示すように、アルミ形材よりなる上枠12と下枠13と左右の縦枠14,14とを枠組みして構成され、いわゆる半外付けの状態で躯体7に取付けられている。既設枠4の上枠12と左右の縦枠14,14の室内側には、木製の既設額縁15が設けられている。既設枠4の下枠13は、アングル16付きのものであり、同下枠13の室内側には床板17が設けられている。
【0009】
リフォーム枠1は、図1,2に示すように、新設枠18と、新設枠18の周囲を囲む外周枠19とで構成されている。
新設枠18は、アルミ形材よりなる上枠20と下枠21と左右の縦枠22,22とを四周枠組みして構成してある。上枠20と下枠21は、見込方向の中間部に断熱ブリッジ23を設けて断熱してある。また新設枠18は、室内側には樹脂アングル24を設け、室内側の結露を防止してある。
本新設枠18は、リフォーム枠ではない通常サッシ・一般サッシの半外付けのサッシ枠の躯体固定用のフィンを折取ったものである。
【0010】
外周枠19は、図1,2,7に示すように、アルミ形材よりなる上枠25と下枠26と左右の縦枠27,27を四周枠組みして構成してある。より詳細には、上枠25と下枠26の長手方向の端面をシール材28(図7参照)を介して縦枠27,27の内周側面に突き当て、側方から縦枠27,27に挿通したねじ29(図7参照)を上下枠25,26のタッピングホール30(図1参照)に螺入することで枠組みしてある。
上枠25と下枠26と左右の縦枠27,27は、図1,2に示すように、それぞれ見込方向に延びる主部材31と、主部材31の室外側端部に着脱自在に取付けられ、外周側に向けて延びるカバー片32の2部材で構成されている。各カバー片32は、既設枠4の室外側壁の室外側に重合しており、カバー片32により既設枠4が室外側から見て見えないように隠されている。
主部材31は、新設枠18及び既設枠4の室内側壁よりも室内側に延出した延出部33が設けてあり、延出部33を内周側からのねじ34で躯体7に固定してある。また主部材31は、室外側に位置決め部35が設けてあり、位置決め部35を新設枠18の上枠20と下枠21と縦枠22,22に外周側から係合させることで、外周枠19の上枠25と下枠26と縦枠27,27を見込方向に位置決めできるとともに、新設枠18と外周枠19を一体化できるようになっている。
カバー片32は、室内側面に内外周方向に間隔をおいて折取り自在部36が複数設けてあり、既設枠4の形状等に応じて折取り自在部36で適宜折取ることで、見付寸法を変更できる。
(【0011】以降は省略されています)

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