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公開番号2024172583
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023090382
出願日2023-05-31
発明の名称建具
出願人株式会社LIXIL
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E06B 9/52 20060101AFI20241205BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】建具の開閉体を全閉した状態において開閉体と枠体との間に隙間が発生するのを抑制する。
【解決手段】建具は、枠体と、枠体の開口を開閉する開閉体と、を備える。開閉体を全閉すると、開閉体の所定辺部としての開閉体所定辺部が、枠体の所定辺部としての枠体所定辺部に隣接する。枠体所定辺部および開閉体所定辺部のうちの一方としての第1辺部には、第1マグネットが取り付けられている。他方としての第2辺部には、第2辺部の辺長方向に延在しており、第2辺部に対して、第1辺部に遠近する方向に相対移動する可動ユニットが取り付けられている。可動ユニットは、第1マグネットと引き付け合う第2マグネットを含む。開閉体を全閉すると、第2マグネットの磁力で可動ユニットが第1マグネットに引き寄せられて、第2辺部から可動ユニットが第1辺部に向けて突出する。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項1】
内周側に開口が形成されている枠体と、前記開口を開閉自在に構成されている開閉体と、を備え、
前記開閉体を全閉すると、前記開閉体の所定辺部としての開閉体所定辺部が、前記枠体の所定辺部としての枠体所定辺部に隣接する建具であって、
前記枠体所定辺部および前記開閉体所定辺部のうちの一方としての第1辺部に取り付けられている第1マグネットと、
前記枠体所定辺部および前記開閉体所定辺部のうちの他方としての第2辺部の辺長方向に延在しており、前記第2辺部に対して、前記第1辺部に遠近する方向に相対移動可能に取り付けられている可動ユニットと、を備え、
前記可動ユニットは、前記第1マグネットと引き付け合う第2マグネットを含み、
前記開閉体を全閉すると、前記第2マグネットの磁力で前記可動ユニットが前記第1マグネットに引き寄せられて、前記第2辺部から前記可動ユニットが前記第1辺部に向けて突出する、
建具。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記可動ユニットは、前記第2辺部の上端部から吊り下げられることによって、前記第2辺部に対して前記相対移動可能に取り付けられている、
請求項1に記載の建具。
【請求項3】
前記第2辺部の内部には磁性体が取り付けられており、
前記開閉体を全閉した状態から開くと、前記第2マグネットの磁力で前記可動ユニットが前記磁性体に引き寄せられて、前記可動ユニットが前記第2辺部の内部に向けて退入する、
請求項1又は2に記載の建具。
【請求項4】
前記可動ユニットが前記第2辺部の内部に最大限退入した状態において、前記可動ユニットにおける前記第1辺部側の端面と、前記第2辺部における前記第1辺部側の端面とは、同一平面上に位置する、
請求項2に記載の建具。
【請求項5】
前記開閉体は、網戸である、
請求項1又は2に記載の建具。
【請求項6】
前記網戸は、前記開閉体所定辺部としての可動框と、前記枠体における前記枠体所定辺部に対向する辺部としての対向辺部と前記可動框とによって囲まれる領域に収納可能に構成された網部と、を含み、
前記可動框は、前記枠体所定辺部に遠近する方向にスライド可能に構成されており、
前記網部の一端部は、前記可動框に接続されており、前記網部の他端部は、前記対向辺部に接続されている、
請求項5に記載の建具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、建具に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
建具の中には、内周側に開口が形成されている枠体と、開口を開閉自在に構成された開閉体と、を備えるものがある。その開閉体として網戸を備える建具の中には、枠体における網戸の戸先側の辺部に第1マグネットを備えると共に、網戸における戸先側の辺部に第2マグネットを備えるものがある。この場合、網戸を全閉すると、枠体の第1マグネットに、網戸の第2マグネットが引き寄せられることによって、網戸がしっかりと閉じる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-46078号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、本開示者らは、このような建具において、以下に示すも問題がある点に着目した。枠体や網戸に、反りや捻じれなどの歪が生じると、枠体における網戸の戸先側の辺部と、網戸における戸先側の辺部とが、本来あるべき平行な状態から若干ずれてしまう。この場合には、上記のようにマグネットを設けても、網戸を全閉した状態において、枠体と網戸との間に隙間ができてしまう。そして、このような問題は、網戸の上下方向の寸法が例えば3m以上などと大きい場合に、特に顕著に起こり得る。
【0005】
他方、網戸における戸先側の辺部や、枠体における網戸の戸先側の辺部に、当該隙間を無くすためのフィンを設けた場合には、建具の高級感や美観が損なわれてしまう。
【0006】
同様の問題は、建具の開閉体が網戸以外である場合においても、起こり得る。さらに、同様の問題は、開閉体が横開きである場合のみならず、上下開きや、回動開きである場合においても、起こり得る。
【0007】
本開示は、上記事情に鑑みてなされたものであり、建具の開閉体を全閉した状態において開閉体と枠体との間に隙間が発生するのを、フィン以外の手段によって抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の建具は、
内周側に開口が形成されている枠体と、前記開口を開閉自在に構成されている開閉体と、を備え、
前記開閉体を全閉すると、前記開閉体の所定辺部としての開閉体所定辺部が、前記枠体の所定辺部としての枠体所定辺部に隣接する建具であって、
前記枠体所定辺部および前記開閉体所定辺部のうちの一方としての第1辺部に取り付けられている第1マグネットと、
前記枠体所定辺部および前記開閉体所定辺部のうちの他方としての第2辺部の辺長方向に延在しており、前記第2辺部に対して、前記第1辺部に遠近する方向に相対移動可能に取り付けられている可動ユニットと、を備え、
前記可動ユニットは、前記第1マグネットと引き付け合う第2マグネットを含み、
前記開閉体を全閉すると、前記第2マグネットの磁力で前記可動ユニットが前記第1マグネットに引き寄せられて、前記第2辺部から前記可動ユニットが前記第1辺部に向けて突出する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態の建具を室内側から見た図である。
図1の状態から障子を開けて網戸を閉めた状態を示す図である。
図1のIII-III線の断面を示す図である。
左枠およびその周辺を示す平面断面図である。
最左の方立およびその周辺を示す平面断面図である。
右枠およびその周辺を示す平面断面図である。
開閉窓を示す平面断面図であり、具体的には図3の左部を拡大した図である。
図7の状態から障子を開けて網戸を閉めた状態を示す図であり、具体的には、図2のVIII-VIII線の断面を示す図である。
網戸を全閉する直前の網戸の右端部を示す平面断面図である。
網戸の全閉状態を示す平面断面図であり、具体的には、図8の右端部を拡大した図である。
網戸を示す左断面図であり、具体的には、図2のXI-XI線の断面を示す図である。
全開状態の網戸の右上端部を示す正面断面図であり、具体的には、図4のXII-XII線の断面の一部を示す図である。
全閉状態の網戸の右上端部を示す断面斜視図である。
障子を示す左断面図であり、具体的には、図1のXIV-XIV線の断面を示す図である。
FIX窓を示す左断面図であり、具体的には、図1のXV-XV線の断面を示す図である。
ガラスパネルの嵌め込み作業時を示す左断面図である。
下枠にガラスパネル仮置き部材を取り付けた状態を示す左断面図である。
さらにデッキを取り付けた状態を示す左断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。ただし、本開示は、以下の実施形態に何ら限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱ない範囲内で適宜変更して実施できる。
(【0011】以降は省略されています)

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