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公開番号2024150375
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-23
出願番号2023063791
出願日2023-04-10
発明の名称網戸
出願人株式会社長尾木鋼
代理人弁理士法人上野特許事務所
主分類E06B 9/52 20060101AFI20241016BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】硬質の金網を用いた網戸について、その強度を保ちつつ、構造をより簡潔にする。
【解決手段】枠体である金属製の網枠と、前記網枠の開口を塞ぐ金属製の硬質の網材と、を備え、前記網材と前記網枠とは接着剤により接合される網戸によりこれを解決する。硬質の金網と網枠とを接着剤で接合することにより、網戸のその全体としての構造をより簡潔にすることができる。また、接着剤による接合は接着面を介した面接合である。これにより接合部の応力が分散され、網戸のその全体としての耐久性や耐衝撃性が高められる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
枠体である金属製の網枠と、
前記網枠の開口を塞ぐ金属製の硬質の網材と、を備え、
前記網材と前記網枠とは接着剤により接合される、
網戸。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記網枠は、前記網材の縁のその両面を挟むように該網材に接着されている、
請求項1に記載の網戸。
【請求項3】
前記接着剤は、前記網材および前記網枠を屋外に設置可能な耐候性を備える、
請求項1に記載の網戸。
【請求項4】
前記接着剤は、JIS K 6850:1999(接着剤-剛性被着材の引張せん断接着強さ試験方法)における引張せん断強度が8N/mm

以上である、
請求項1に記載の網戸。
【請求項5】
前記接着剤は、JIS K 6850:1999(接着剤-剛性被着材の引張せん断接着強さ試験方法)における引張せん断強度が10N/mm

以上である、
請求項1に記載の網戸。
【請求項6】
前記接着剤は、アクリル系、エポキシ系、ウレタン系、フェノール系、シアノアクリレート系、又はシリコーン系の構造用接着剤である、
請求項1に記載の網戸。
【請求項7】
前記網枠と前記網材との見付方向の接着幅は、15mm乃至25mmである、
請求項1に記載の網戸。
【請求項8】
前記網材は、その縁が全周にわたって、又はほぼ全周にわたって、前記網枠に接着されている、
請求項1に記載の網戸。
【請求項9】
前記網材は、その線径が0.6mm乃至1.2mmである、
請求項1に記載の網戸。
【請求項10】
前記網枠は網戸框である、
請求項1に記載の網戸。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は網戸に関し、特に、金属製の網材を用いた高強度網戸に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1および2には、ステンレス製の金網が張られた防犯網戸が開示されている。また、下記特許文献3-5には、戸枠または窓枠に防虫網が接着された網戸および網窓が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-37770号公報
特開2016-37771号公報
実全平2-129598号公報
実全平4-55995号公報
実全昭58-2299号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1及び2の防犯網戸は、硬質の金網の四辺を折り曲げ、これを金属製の型材に掛け、その型材とともに金網を框体に固定することで、金網と框体との接合強度を高めている。一方、金網の折り曲げやこれを固定する型材を必要とすることから、網戸の薄型化や軽量化が難しく、また、部品点数やその組立工程も多くなるという課題がある。
【0005】
尚、特許文献3に開示された網戸は、一般的な防虫網を戸枠に接着固定するものである。特許文献3の網戸は、きゃしゃな戸枠を変形させずに網を張るための工夫であり、戸枠を含め、網戸自体の強度を高めることは考慮されていない。特許文献4に開示された網戸は、環状の枠体(環状部材4)に金網を接着し、これを戸枠の溝に嵌め込むものである。特許文献4の金網は環状の枠体を巻き込めるような柔軟な網材であり、また、特許文献4の考案は網材の張り替えを容易にするために工夫である。つまり、特許文献4の考案は、網材の張り替え頻度を減らすために硬質の金網を使用することは考慮されていない。特許文献5に開示された自動車用防虫窓は、自動車の窓の形に形成された枠体に一般的な防虫網を接着固定したものである。特許文献5の考案は単に防虫を目的としたものであり、またその固定方法も、自動車ドアの縁に爪(引掛部4)を掛けて、薄い下敷きのような材質の板(ガイド5)を窓ガラスに沿って挿入する程度の簡易なものである。
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、硬質の金網を用いた網戸について、その強度を保ちつつ、構造をより簡潔にすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明の網戸は、枠体である金属製の網枠と、前記網枠の開口を塞ぐ金属製の硬質の網材と、を備え、前記網材と前記網枠とは接着剤により接合されることを要旨とする。
【0008】
硬質の金網と網枠とを接着剤で接合することにより、網戸のその全体としての構造をより簡潔にすることができる。また、ボルトやリベットによる接合やスポット溶接による接合(点接合)とは異なり、接着剤による接合は接着面を介した面接合である。これにより接合部の応力が分散され、網戸のその全体としての耐久性や耐衝撃性が高められる。さらに、網材に塗布された接着剤は、網材の網目にも入り込むこととなる。つまり接着剤は、網材と網枠とを化学的・物理的に接合するだけでなく、網目に入り込んで硬化することで、これらを機械的(構造的)にも結合する。このことによっても網材と網枠との接合強度が高められる。
【0009】
このとき、前記網枠は、前記網材の縁のその両面を挟むように該網材に接着されていることが好ましい。網枠が網材の両面を挟み込むことで、網材の両面に対して網枠を接着させることができ、これらの接合強度がより高められる。
【0010】
また、前記接着剤は、前記網材および前記網枠を屋外に設置可能な耐候性を備えることが好ましい。例えば住宅の外壁に設けられた戸枠・窓枠など、風雨に晒される環境下での長期間の使用を可能とするためである。
(【0011】以降は省略されています)

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