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公開番号2024162517
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-21
出願番号2023078082
出願日2023-05-10
発明の名称建具
出願人株式会社LIXIL
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E06B 1/18 20060101AFI20241114BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】施工効率の向上とともにコストの抑制を可能とする建具を提供する。
【解決手段】躯体の開口部7に配置される上枠21A及び下枠22Aを有し、上枠21A及び下枠22Aの内側に戸体4が配置され、上枠21Aは、開口部7に固定される躯体側上枠(第1の形材)70と、躯体側上枠70に結合されるとともに、戸体4側に配置される障子側上枠(第2の形材)80と、を含み、下枠22Aは、開口部7に固定される躯体側下枠(第1の形材)74と、躯体側下枠74に結合されるとともに、戸体4側に配置される障子側下枠(第2の形材)84と、を含み、上枠21Aは、躯体側上枠70と障子側上枠80とがカシメ結合により結合されるカシメ結合部400を有し、下枠22Aは、躯体側下枠74と障子側下枠84とがカシメ結合により結合されるカシメ結合部410を有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
金属製の第1の形材と、前記第1の形材に少なくともその一部が重ねて結合される金属製の第2の形材と、を含む建具部材と、
前記建具部材に組み込まれる障子と、を備える建具であって、
前記建具部材は、前記第1の形材と前記第2の形材とがカシメ結合により結合されるカシメ結合部を有する、建具。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記建具部材は、前記第1の形材と前記第2の形材とが係合される係合部を更に有し、
前記カシメ結合部は、前記係合部により前記第1の形材及び前記第2の形材の動きが規制される向きでカシメ結合される、請求項1に記載の建具。
【請求項3】
前記カシメ結合部は、見込方向で当該建具の室内側に配置される、請求項1または2に記載の建具。
【請求項4】
前記建具部材は、躯体の開口部に配置される枠体を含み、
前記枠体の内側に前記障子が配置され、
前記枠体は、前記開口部に固定される躯体側枠体と、前記躯体側枠体に結合されるとともに、前記障子側に配置される障子側枠体と、を含み、
前記躯体側枠体が前記第1の形材を構成し、
前記障子側枠体が前記第2の形材を構成する、請求項1または2に記載の建具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、建具に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、枠組みされる枠体の内側に戸体や窓等の障子が組み込まれる建具において、建具を構成する形材の板状部分どうしをねじ止めする構造が知られている。例えば特許文献1には、下框の底板部と下框のガラス溝の溝底板部との間に取付けアタッチメントを配置し、ガラス溝の溝底板部と取付けアタッチメントの取付け板部とをねじ止めするガラス付建具が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-118761号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このように形材どうしをねじ止めするにあたっては、例えば、一方側にねじ挿通孔を形成し、他方側にねじ孔を形成するため、加工に手間がかかったり、ねじ挿通孔やねじ孔の寸法誤差により施工に不具合が生じたりする。また、ねじ止めするためにはアルミの肉厚を大きくする必要があるとともに、多数のねじを使用する場合には部品点数が増大し、コスト面で不利になる。そこで本開示は、施工の効率が向上するとともにコストを抑制することができる建具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、金属製の第1の形材と、前記第1の形材に少なくともその一部が重ねて結合される金属製の第2の形材と、を含む建具部材と、前記建具部材に組み込まれる障子と、を備える建具であって、前記建具部材は、第1の形材と前記第2の形材とがカシメ結合により結合されるカシメ結合部を有する、建具に関する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
実施形態に係る建具を室外側から見た姿図である。
実施形態に係る建具を室内側から見た姿図である。
実施形態に係る建具であって、当該建具が備える上障子及び下障子が開いた状態を示す斜視図である。
図2のIV-IV線に対応する一部破断断面図である。
図4のV部拡大図である。
図4のVI部拡大図である。
実施形態のカシメ結合部を示す斜視図である。
実施形態のカシメ結合部の配置例を示す建具の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を参照しつつ実施形態について説明する。なお、本明細書において、「見付方向」とは、建物に形成された開口部に納められた建具における障子の面方向を意味し、「見込方向」とは、上記障子の厚さ方向(奥行方向)を意味する。また、「幅方向」とは、障子を正面から見た場合の左右方向を意味し、「上下方向」とは、障子を正面から見た場合の上下方向を意味する。また、「平行」とは、完全な平行だけでなく、一定の誤差範囲内の実質的な平行も含む。また、「垂直」とは、完全な垂直だけでなく、一定の誤差範囲内の実質的な垂直も含む。
【0008】
図1は、実施形態の建具1を室外側から見た姿図である。図2は、建具1を室内側から見た姿図である。図3は、建具1が備える上障子5及び下障子6が開いた状態を示す斜視図である。
【0009】
はじめに、図1~図3を参照して、建具1の基本構成について説明する。実施形態の建具1は、勝手口ドア等のドアである。建具1は、建物に形成された縦長矩形の開口部7に納められる。建具1は、建物の開口部7に取り付けられる枠体20と、枠体20の内側に開閉可能に配置される障子としての戸体4と、を備える。戸体4は、一方の側部が枠体20にヒンジ結合されたいわゆる開き戸である。
【0010】
枠体20は、上下にそれぞれ配置される上枠21A及び下枠22Aと、吊元側の縦枠23及び戸先側の縦枠24により矩形に枠組みされる。上枠21A及び下枠22Aは本開示に係る枠体ならびに建具部材の一例であって、幅方向(左右方向)に延びている。各縦枠23、24は、上下方向に延びている。戸体4は、スイング框体40と、スイング框体40に嵌め込まれる上障子5及び下障子6と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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