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公開番号2024152594
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2024000705
出願日2024-01-05
発明の名称シート状部材の巻取装置
出願人芦森工業株式会社
代理人個人,個人
主分類E06B 9/42 20060101AFI20241018BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】巻取装置のロック解除操作を容易に行え、かつ、ロック部材のがたつきを抑制できるようにすること。
【解決手段】シート状部材の巻取装置20は、巻取シャフトと、貫通孔71hを有するロック用側壁71を含み、巻取シャフトを回転可能に支持するハウジング50と、ロック位置とロック解除位置との間で移動可能なロック部材80と、を備える。巻取シャフトの端部は、回転規制部47を含み、ロック部材は、ロック部84A、84Bを含み、ロック用側壁は、間隔をあけて配置された保持部72A、72Bを含む。ロック部材がロック位置に位置する状態で、ロック部が回転規制部と保持部との間に配置されると共に、巻取シャフトの回転付勢力によって、回転規制部がロック部とを互いに離れる方向に押すと共に、保持部が互いに離れる方向へのロック部との移動を規制して、回転規制部の回転を規制する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
シート状部材と、
前記シート状部材の一端部が取付けられた巻取シャフトと、
ロック部材配置面と貫通孔とを有するロック用側壁を含み、前記巻取シャフトの端部を前記貫通孔に貫通させた状態で、前記巻取シャフトを回転可能に支持するハウジングと、
前記シート状部材を巻取る方向に前記巻取シャフトを付勢する付勢部材と、
前記ロック用側壁の前記ロック部材配置面側で、前記巻取シャフトの端部の回転を抑止するロック位置と、前記巻取シャフトの端部の回転を許容するロック解除位置との間で移動可能なロック部材と、
を備え、
前記巻取シャフトの端部は、前記ロック部材により回転規制される回転規制部を含み、前記回転規制部は、互いに反対側を向く第1面と第2面とを有し、
前記ロック部材は、操作部と、前記操作部から間隔をあけて同じ方向に延びる第1中間部及び第2中間部と、前記第1中間部の先端から前記第2中間部側を通って前記第1中間部の基端側に折返された第1折返し部と、前記第2中間部の先端から前記第1中間部側を通って前記第2中間部の基端側に折返された第2折返し部と、前記第1折返し部の先端から前記ロック部材の移動方向に沿って延びる第1ロック部と、前記第2折返し部の先端から前記移動方向に沿って延びる第2ロック部とを含み、
前記ロック用側壁は、間隔をあけて配置された第1保持部と第2保持部とを含み、前記第1保持部と前記第2保持部との間に前記回転規制部が配置され、
前記ロック部材が前記ロック位置に位置する状態で、前記第1ロック部が前記第1面と前記第1保持部との間に配置されると共に、前記第2ロック部が前記第2面と前記第2保持部との間に配置され、かつ、前記付勢部材による前記巻取シャフトの回転付勢力によって、前記第1面と前記第2面とが前記第1ロック部と前記第2ロック部とを互いに離れる方向に押すと共に、前記第1保持部と前記第2保持部とが、互いに離れる方向への前記第1ロック部と前記第2ロック部との移動を規制して、前記回転規制部の回転を規制する状態となる、シート状部材の巻取装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
請求項1に記載のシート状部材の巻取装置であって、
前記ロック部材配置面は、前記巻取シャフトの長手方向中間を向く側面であり、
前記回転規制部は、前記巻取シャフトの端部のうち前記貫通孔よりも前記巻取シャフトの長手方向中間側に位置する部分である、シート状部材の巻取装置。
【請求項3】
請求項1の記載のシート状部材の巻取装置であって、
前記ロック部材配置面は、前記巻取シャフトの長手方向外側を向く外側面であり、
前記回転規制部は、前記貫通孔から前記巻取シャフトの長手方向外側に突出する突出端部である、シート状部材の巻取装置。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のシート状部材の巻取装置であって、
前記ロック部材が前記ロック位置に位置する状態で、前記第1保持部と前記第2保持部とのそれぞれが、前記第1折返し部及び前記第2折返し部に接触可能な位置に配置されている、シート状部材の巻取装置。
【請求項5】
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のシート状部材の巻取装置であって、
前記ロック用側壁は、前記ロック部材が前記ロック解除位置に位置する状態で、前記第1中間部と前記第2中間部との間で前記回転規制部側から前記操作部を受ける受部を含む、シート状部材の巻取装置。
【請求項6】
請求項5に記載のシート状部材の巻取装置であって、
前記受部は、第1受部と、前記第1受部に対して離れている第2受部とを有し、
前記操作部は、前記第1受部と前記第2受部との間で前記回転規制部とは反対側に突出する操作突部を有する、シート状部材の巻取装置。
【請求項7】
請求項5に記載のシート状部材の巻取装置であって、
前記受部は、第1受溝を有する第1受部と、第2受溝を有する第2受部とを有し、
前記第1受溝と前記第2受溝とが前記ロック部材配置面に対して直交する方向に互いにずれて位置し、
前記第1受溝が、前記第2受溝寄りの位置から前記操作部に係止する第1抜止め突部を有し、
前記第2受溝が、前記第1受溝寄りの位置から前記操作部に係止する第2抜止め突部を有する、シート状部材の巻取装置。
【請求項8】
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のシート状部材の巻取装置であって、
前記ロック用側壁は、前記回転規制部に対して、前記ロック解除位置に位置する前記ロック部材の前記第1ロック部と前記第2ロック部との隙間側に位置し、前記第1面と前記第2面との距離以上の幅に形成されたガイド本体を有するガイド部を含む、シート状部材の巻取装置。
【請求項9】
請求項8に記載のシート状部材の巻取装置であって、
前記ロック部材の初期状態における前記第1ロック部と前記第2ロック部との間隔は、前記ガイド本体の幅よりも小さい、シート状部材の巻取装置。
【請求項10】
請求項8に記載のシート状部材の巻取装置であって、
前記ガイド部は、前記ガイド本体に対して前記回転規制部とは反対側に位置し、前記回転規制部に向うに連れて、前記ロック部材の初期状態における前記第1ロック部と前記第2ロック部との間隔よりも小さい幅から前記ガイド本体の幅となるまで徐々に幅が大きくなる拡幅ガイド端部を含む、シート状部材の巻取装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、シート状部材の巻取装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示の遮蔽装置は、スクリーンを巻取る軸部の回転を、ロック部材によって禁止する技術を開示している。ロック部材は、ロック位置でハウジングのロック位置係合部と係合している。ロック部の一対の操作部を操作することによって、ロック位置係合部との係合が解除され、ロック部がロック解除位置に移動できるようになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-145171号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示の技術によると、一対の操作部を互いに近づく方向に操作して、その状態を維持したまま前記互いに近づく方向と直交する方向にロック部材をスライドさせて、ロック位置係合部に対する係合を解除する。このため、作業性が悪いという問題がある。また、ロック部材がロック位置に位置する状態で、ロック部材ががたつく可能性がある。
【0005】
そこで、本開示は、巻取装置のロック解除操作を容易に行え、かつ、ロック部材のがたつきを抑制できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のシート状部材の巻取装置は、シート状部材と、前記シート状部材の一端部が取付けられた巻取シャフトと、ロック部材配置面と貫通孔とを有するロック用側壁を含み、前記巻取シャフトの端部を前記貫通孔に貫通させた状態で、前記巻取シャフトを回転可能に支持するハウジングと、前記シート状部材を巻取る方向に前記巻取シャフトを付勢する付勢部材と、前記ロック用側壁の前記ロック部材配置面側で、前記巻取シャフトの端部の回転を抑止するロック位置と、前記巻取シャフトの端部の回転を許容するロック解除位置との間で移動可能なロック部材と、を備え、前記巻取シャフトの端部は、前記ロック部材により回転規制される回転規制部を含み、前記回転規制部は、互いに反対側を向く第1面と第2面とを有し、前記ロック部材は、操作部と、前記操作部から間隔をあけて同じ方向に延びる第1中間部及び第2中間部と、前記第1中間部の先端から前記第2中間部側を通って前記第1中間部の基端側に折返された第1折返し部と、前記第2中間部の先端から前記第1中間部側を通って前記第2中間部の基端側に折返された第2折返し部と、前記第1折返し部の先端から前記ロック部材の移動方向に沿って延びる第1ロック部と、前記第2折返し部の先端から前記移動方向に沿って延びる第2ロック部とを含み、前記ロック用側壁は、間隔をあけて配置された第1保持部と第2保持部とを含み、前記第1保持部と前記第2保持部との間に前記回転規制部が配置され、前記ロック部材が前記ロック位置に位置する状態で、前記第1ロック部が前記第1面と前記第1保持部との間に配置されると共に、前記第2ロック部が前記第2面と前記第2保持部との間に配置され、かつ、前記付勢部材による前記巻取シャフトの回転付勢力によって、前記第1面と前記第2面とが前記第1ロック部と前記第2ロック部とを互いに離れる方向に押すと共に、前記第1保持部と前記第2保持部とが、互いに離れる方向への前記第1ロック部と前記第2ロック部との移動を規制して、前記回転規制部の回転を規制する状態となる、シート状部材の巻取装置である。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、巻取装置のロック解除操作を容易に行え、かつ、ロック部材のがたつきを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は実施形態1に係るシート状部材の巻取装置を示す側面図である。
図2は巻取装置を示す斜視図である。
図3は巻取機構の分解斜視図である。
図4は図3の部分拡大図である。
図5はロック部材がロック位置に位置する状態において巻取装置の一端部を示す斜視図である。
図6は図5のVI-VI線断面図である。
図7はロック部材がロック解除位置に位置する状態において巻取装置の一端部を示す斜視図である。
図8は図7のVIII-VIII線断面図である。
図9はロック部材の取付途中状態を示す説明図である。
図10は実施形態2に係るシート状部材の巻取装置を示す部分斜視図である。
図11は巻取機構の分解斜視図である。
図12は巻取機構の分解斜視図である。
図13は軸受部材を示す斜視図である。
図14は図13のXIV-XIV線断面図である。
図15は軸受部材を示す斜視図である。
図16は図15のXVI-XVI線断面図である。
図17は操作部及び受部を示す底面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[実施形態1]
以下、実施形態1に係るシート状部材の巻取装置について説明する。
【0010】
<全体構成>
シート状部材の巻取装置の全体構成について説明する。図1はシート状部材の巻取装置20を示す側面図である。図1において巻取装置20が取付けられた自動車10の一部が示されている。図2は巻取装置20を示す斜視図である。
(【0011】以降は省略されています)

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