TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024159503
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2024028050
出願日
2024-02-28
発明の名称
シートベルト用リトラクタ
出願人
芦森工業株式会社
代理人
弁理士法人有古特許事務所
主分類
B60R
22/28 20060101AFI20241031BHJP(車両一般)
要約
【課題】ストッパ部材を含むとともに、衝撃エネルギー吸収ワイヤにより安定して衝撃エネルギーを吸収可能かつ巻取ドラムの軸方向に小型化可能なシートベルト用リトラクタを提供する。
【解決手段】シートベルト用リトラクタは、巻取ドラム3に設けられたスロット内に収容されるとともに頭部がロッキングベース4Dに取り付けられる衝撃エネルギー吸収ワイヤ4Bと、巻取ドラム3に対して同軸で相対回転可能な、スロットの開口から引き出された衝撃エネルギー吸収ワイヤ4Bが巻き付けられるリング55を含む。リング55は、ロッキングベース4Dと一体または別体に設けられる。巻取ドラム3の中心穴30内には、巻取ドラム3とロッキングベース4Dとの相対回転の許容量を規定するストッパ部材4Cが保持される。ストッパ部材4Cは、リング55の径方向内側を移動可能である。
【選択図】図14
特許請求の範囲
【請求項1】
互いに対向する一対の側壁を含むハウジングと、
ウエビングを巻き取る、前記一対の側壁の間に前記ウエビングの巻取方向と引出方向に回転可能に収容された巻取ドラムであって、少なくとも一方の端面に開口する中心穴を有する巻取ドラムと、
前記巻取ドラムの前記一方の端面と対向するように配置される、車両の緊急時に前記引出方向への回転が阻止されるロッキングベースであって、前記巻取ドラムと同軸上の軸部の外周面に雄ネジが形成されたロッキングベースと、
一端側が前記巻取ドラムに結合されるとともに、他端側が前記ロッキングベースに結合されて、通常時に前記巻取ドラムと前記ロッキングベースとを一体的に回転可能に連結するとともに、前記ロッキングベースの前記引出方向への回転が阻止された状態で前記ウエビングの引出力が所定値を超える場合に塑性変形して、前記巻取ドラムと前記ロッキングベースとの相対回転を許容しつつ衝撃エネルギーを吸収する衝撃エネルギー吸収部材と、
前記巻取ドラムの前記一方の端面に開口を形成するように前記巻取ドラムに設けられたスロット内に収容されるとともに、前記スロットの開口から張り出す頭部が前記ロッキングベースに取り付けられ、前記巻取ドラムと前記ロッキングベースとの相対回転時に前記開口から塑性変形しながら引き出されて衝撃エネルギーを吸収する衝撃エネルギー吸収ワイヤと、
ロッキングベースと一体または別体に設けられて前記巻取ドラムに対して同軸で相対回転可能なリングであって、前記開口から引き出された前記衝撃エネルギー吸収ワイヤが外周に巻き付けられるリングと、
前記中心穴内に、前記巻取ドラムと相対回転不能かつ前記巻取ドラムの軸方向に移動可能に保持されるとともに、前記ロッキングベースの前記雄ネジに螺合して、前記衝撃エネルギー吸収部材の衝撃エネルギー吸収時の前記巻取ドラムと前記ロッキングベースとの相対回転の許容量を規定するストッパ部材と、を備え、
前記ストッパ部材は、前記リングの径方向内側を移動可能である、シートベルト用リトラクタ。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記ロッキングベースは、前記巻取ドラムの前記一方の端面に向かって突出した環状突起を有し、前記リングは前記環状突起である、請求項1に記載のシートベルト用リトラクタ。
【請求項3】
前記リングは前記ロッキングベースと別体であり、前記ロッキングベースに相対回転不能に取り付けられる、請求項1に記載のシートベルト用リトラクタ。
【請求項4】
前記リングは前記ロッキングベースと別体であり、前記ロッキングベースに対して相対回転可能である、請求項1に記載のシートベルト用リトラクタ。
【請求項5】
前記ロッキングベースには前記巻取ドラムの前記一方の端面に対向する部分に前記巻取ドラムの軸方向に凹んだ支持凹部が設けられ、前記リングの一部は前記支持凹部に挿入されている、請求項4に記載のシートベルト用リトラクタ。
【請求項6】
前記ロッキングベースには前記巻取ドラムの前記一方の端面に対向する部分に前記巻取ドラムの軸方向に突出した支持凸部が設けられ、前記リングの内側に前記支持凸部が挿入されている、請求項4に記載のシートベルト用リトラクタ。
【請求項7】
前記軸部の雄ネジの少なくとも一部は、前記リングの径方向内側に位置する、請求項1~6の何れか一項に記載のシートベルト用リトラクタ。
【請求項8】
前記ロッキングベースは前記巻取ドラムの前記一方の端面に対向する駆動輪を有し、
車両の緊急時に前記駆動輪を前記巻取ドラムの巻取方向に回転させることで、前記ロッキングベースおよび前記衝撃エネルギー吸収部材を介して前記巻取ドラムを前記巻取方向に回転させるプリテンショナをさらに備え、
前記リングは前記巻取ドラムの前記一方の端面と前記駆動輪との間に設けられている、請求項1~6の何れか一項に記載のシートベルト用リトラクタ。
【請求項9】
前記ストッパ部材は、前記駆動輪に当接することで前記巻取ドラムの軸方向の移動を阻止される、請求項8に記載のシートベルト用リトラクタ。
【請求項10】
前記ロッキングベースは、当該ロッキングベースにおける前記駆動輪を挟んで前記巻取ドラムと反対側に位置する部分から前記巻取りドラムに向かって突出し、かつ先端側に前記軸部が形成された突出部を備え、
前記突出部は、前記雄ネジの根元側に、前記雄ネジよりも径方向外側に張り出す根元部を有し、
前記ストッパ部材は、前記突出部の根元部に当接することで前記巻取ドラムの軸方向の移動を阻止される、請求項8に記載のシートベルト用リトラクタ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両衝突時等の緊急時に、ウエビングが引き出されつつ乗員の衝撃エネルギーを吸収可能、かつ、ウエビングの引き出し量を制限可能なシートベルト用リトラクタに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、車両の緊急時にウエビングの引き出しを防止するシートベルト用リトラクタが知られている。シートベルト用リトラクタでは、ウエビングを巻き取る巻取ドラムがハウジングの一対の側壁の間に回転可能に収容される。
【0003】
例えば、特許文献1には、図22に示すようなシートベルト用リトラクタ100が開示されている。このシートベルト用リトラクタ100では、衝撃エネルギー吸収部材であるトーションバー130と、衝撃エネルギー吸収ワイヤ(特許文献1では「エネルギー吸収ピン」と称呼)140が用いられている。
【0004】
具体的に、シートベルト用リトラクタ100では、巻取ドラム(特許文献1では「スプール」と称呼)110が一方の端面111に開口する中心穴112を有し、その端面111と対向するようにロッキングベース120が配置されている。トーションバー130は巻取ドラム110の中心穴112内に挿入され、ロッキングベース120と反対側の一端側が巻取ドラム110と相対回転不能に結合され、他端側がロッキングベース120と相対回転不能に結合されている。
【0005】
車両の緊急時にはロッキングベース120の引出方向への回転が阻止される。その結果、ウエビング200が引き出されつつ巻取ドラム110がロッキングベース120に対して相対回転する。トーションバー130は、そのときの捩れによる塑性変形によって衝撃エネルギーを吸収する。
【0006】
さらに、巻取ドラム110には、ロッキングベース120と対向する端面111に開口を形成するようにスロット(特許文献1では「軸方向穴」と称呼)113が設けられており、このスロット113に衝撃エネルギー吸収ワイヤ140が、頭部が張り出す状態で収容されている。衝撃エネルギー吸収ワイヤ140の頭部はロッキングベース120に取り付けられており、衝撃エネルギー吸収ワイヤ140は、車両の緊急時にスロット113の開口から塑性変形しながら引き出されて衝撃エネルギーを吸収する。
【0007】
ロッキングベース120の巻取ドラム110と対向する面には、ロッキングベース120と同心状で円弧状のガイド溝121が設けられている。衝撃エネルギー吸収ワイヤ140は、スロット113の開口から塑性変形しながら引き出された後に、ガイド溝121の径方向内側壁面に巻き付けられる。
【0008】
シートベルト用リトラクタ100は、トーションバー130の衝撃エネルギー吸収時の巻取ドラム110とロッキングベース120との相対回転の許容量を規定するストッパ部材150をさらに含む。
【0009】
ストッパ部材150は、巻取ドラム110の中心穴112内に、巻取ドラム110と相対回転不能かつ巻取ドラム110の軸方向に移動可能に保持されている。ロッキングベース120は巻取ドラム110と同軸上の軸部122を有し、この軸部122の外周面に雄ネジが形成されており、この雄ネジにストッパ部材150が螺合している。車両の緊急時にはストッパ部材150によって巻取ドラム110とロッキングベース120の相対回転が所定量で規制される。これにより、ウエビング200の引き出し量が制限され、乗員が所定距離以上に前方へ移動することが防止される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2020-104777号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
芦森工業株式会社
シート状部材の巻取装置
1か月前
芦森工業株式会社
シートベルト用リトラクタ
20日前
芦森工業株式会社
シートベルト用リトラクタ
20日前
芦森工業株式会社
膨張部材
今日
個人
車両
14日前
個人
電池交換式自動車
3か月前
個人
自動車運転補助装置
7日前
個人
空気圧調節式ホイール。
1か月前
日本精機株式会社
車載表示装置
6日前
個人
自動車外部装着用しめ飾り
7日前
日本精機株式会社
車外表示装置
1か月前
個人
移動手段のミラーカバー。
4か月前
エムケー精工株式会社
洗車装置
1か月前
東レ株式会社
車両用エアバッグ
2か月前
日本精機株式会社
表示システム
2か月前
日本精機株式会社
運転支援装置
2か月前
個人
連結式、キャンピングカー
3か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
28日前
株式会社SUBARU
車両
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
28日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
28日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
20日前
ダイハツ工業株式会社
車両
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
6日前
ダイハツ工業株式会社
車両
1か月前
個人
車両の座席装置
4か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
今日
エムケー精工株式会社
車両処理装置
1か月前
日本化薬株式会社
ガス発生器
4か月前
ダイハツ工業株式会社
レバー
3か月前
ダイハツ工業株式会社
バッグ
22日前
日本化薬株式会社
ガス発生器
1か月前
アピオ株式会社
荷物用支持具
4か月前
豊田合成株式会社
車両
2か月前
豊田合成株式会社
車両
2か月前
続きを見る
他の特許を見る