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公開番号2024128526
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-24
出願番号2023037527
出願日2023-03-10
発明の名称電動ブラインド
出願人株式会社ニチベイ
代理人個人,個人
主分類E06B 9/322 20060101AFI20240913BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】遮蔽材の昇降可能範囲における少なくとも所定の範囲において、モータの特性とギヤ機構とに起因した振動が生じない電動ブラインドを提供する。
【解決手段】電動ブラインド1は、遮蔽材2を昇降させる昇降コード3を巻取り及び巻解き可能に回転する駆動軸4に、モータ5の回転をギヤ機構6で減速して伝達する駆動系7を備え、遮蔽材の昇降動作時には駆動軸の回転を許容し、遮蔽材の昇降停止時には駆動軸の回転を規制する第1ブレーキ手段8と、駆動軸に設けられ、遮蔽材の重量により駆動軸に作用する遮蔽材下降方向のトルクに対して所定量の保持力を付与する第2ブレーキ手段9とを備える。モータは、第1ブレーキ手段が解除されて遮蔽材を下降動作させる場合、遮蔽材の昇降可能範囲における少なくとも所定の範囲においては、第2ブレーキ手段による保持力に抗しながら遮蔽材を下降動作させるトルクで回転駆動する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
遮蔽材を昇降させる昇降コードを巻取り及び巻解き可能に回転する駆動軸に、モータの回転をギヤ機構で減速して伝達する駆動系を備える電動ブラインドであって、
前記遮蔽材の昇降動作時には前記駆動軸の回転を許容し、前記遮蔽材の昇降停止時には前記駆動軸の回転を規制する第1ブレーキ手段と、
前記駆動軸に設けられ、前記遮蔽材の重量により前記駆動軸に作用する遮蔽材下降方向のトルクに対して所定量の保持力を付与する第2ブレーキ手段と、を備え、
前記モータは、前記第1ブレーキ手段が解除されて前記遮蔽材を下降動作させる場合、前記遮蔽材の昇降可能範囲における少なくとも所定の範囲においては、前記第2ブレーキ手段による前記保持力に抗しながら前記遮蔽材を下降動作させるトルクで回転駆動する、電動ブラインド。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記駆動系は、前記所定量の前記保持力が付与されていない状態では、前記遮蔽材の下降動作時に、前記遮蔽材の前記昇降可能範囲の何れかの昇降位置において、前記モータのトルクの正負が反転するように構成されている、請求項1に記載の電動ブラインド。
【請求項3】
前記モータは、前記遮蔽材の前記昇降可能範囲における何れの昇降位置においても、前記第2ブレーキ手段による前記保持力に抗しながら前記遮蔽材を下降動作させるトルクで回転駆動する、請求項1又は2に記載の電動ブラインド。
【請求項4】
前記遮蔽材は、ラダーコードによって整列状態に支持される多数のスラットと、前記多数のスラットの下端において前記昇降コードの下端に連結されるボトムレールとを有し、
前記昇降コードにかかる前記遮蔽材の重量は、前記ボトムレールの昇降位置が高いほど大きく、前記ボトムレールの昇降位置が低いほど小さい、請求項1又は2に記載の電動ブラインド。
【請求項5】
前記第2ブレーキ手段は、前記駆動軸が貫通され、前記駆動軸の前記遮蔽材下降方向のトルクに対してのみ前記保持力を付与する一方向クラッチを有するロータリーダンパである、請求項1又は2に記載の電動ブラインド。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動ブラインドに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電動ブラインドとして、下記特許文献1に開示されるものが知られている。この電動ブラインドは、ヘッドボックス内に配設されたモータで駆動軸を回転駆動してスラットを昇降し、スラットの重量による駆動軸の回転を阻止してスラットの自重降下を防止するブレーキ手段を備えた駆動装置を備えている。駆動装置は、モータの出力軸の回転を減速して駆動軸に伝達するギヤボックスをモータと駆動軸との間に介在させ、モータの出力軸の回転に制動力を付与するブレーキ装置を前記ブレーキ手段としてギヤボックスに収容した構成としている。このような構成であるので、スラットの自重降下を防止可能としながら、駆動装置の取付スペースを縮小することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-197952号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、この種の電動ブラインドは、モータの回転を減速して駆動軸に伝達するための減速機構を備えている。減速機構は、複数のギヤを有するギヤ機構で構成されるのが一般的である。互いに噛み合うギヤ同士の間には、ギヤ同士をスムーズに回転させるための「バックラッシュ」と称される隙間が設けられている。
【0005】
しかしながら、ギヤ同士の間にバックラッシュが設けられていると、スラットの下降動作時に、モータのトルクが正負に反転することでモータにかかる負荷が変化して、モータの回転が不安定となる負荷状態となった場合に、入力側のギヤがその軸まわりにがたつくおそれがある。入力側のギヤががたつくと、駆動軸の回転ががたついて、昇降コードが上下に振動してしまう。これにより、ボトムレールが上下に振動して、電動ブラインドに振動が生じる。従って、従来の電動ブラインドでは、バックラッシュに起因する振動が生じることがある。
【0006】
このように、従来の電動ブラインドでは、モータの特性とギヤ機構とに起因した振動が生じ得るという課題があった。そこで、本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、遮蔽材の昇降可能範囲における少なくとも所定の範囲において、モータの特性とギヤ機構とに起因した振動が生じない電動ブラインドを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、遮蔽材の昇降可能範囲における少なくとも所定の範囲において、駆動軸を回転させるモータに一方向のトルクのみが生じる構成とすることで、上記の課題を解決できると考え、これに基づいて、以下のような新たな電動ブラインドを発明するに至った。
【0008】
本発明による電動ブラインドは、遮蔽材を昇降させる昇降コードを巻取り及び巻解き可能に回転する駆動軸に、モータの回転をギヤ機構で減速して伝達する駆動系を備える電動ブラインドであって、前記遮蔽材の昇降動作時には前記駆動軸の回転を許容し、前記遮蔽材の昇降停止時には前記駆動軸の回転を規制する第1ブレーキ手段と、前記駆動軸に設けられ、前記遮蔽材の重量により前記駆動軸に作用する遮蔽材下降方向のトルクに対して所定量の保持力を付与する第2ブレーキ手段と、を備え、前記モータは、前記第1ブレーキ手段が解除されて前記遮蔽材を下降動作させる場合、前記遮蔽材の昇降可能範囲における少なくとも所定の範囲においては、前記第2ブレーキ手段による前記保持力に抗しながら前記遮蔽材を下降動作させるトルクで回転駆動する。
【0009】
前記駆動系は、前記所定量の前記保持力が付与されていない状態では、前記遮蔽材の下降動作時に、前記遮蔽材の前記昇降可能範囲の何れかの昇降位置において、前記モータのトルクの正負が反転するように構成されているのが好ましい。
【0010】
前記モータは、前記遮蔽材の前記昇降可能範囲における何れの昇降位置においても、前記第2ブレーキ手段による前記保持力に抗しながら前記遮蔽材を下降動作させるトルクで回転駆動するのが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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