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公開番号2024121672
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-06
出願番号2023028892
出願日2023-02-27
発明の名称扉体
出願人三和シヤッター工業株式会社
代理人個人,個人
主分類E06B 5/20 20060101AFI20240830BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】
扉体の遮音性能を向上させる。
【解決手段】
第1見付面90と、第1見付面90よりも幅狭の第2見付面91と、第1見付面90の幅方向両端の左右の第1見込面94、94と、第2見付面91の幅方向両端の左右の第2見込面95、95と、第1見込面94と第2見込面95を結ぶように延びる中間見付面97、98と、を備えた扉体9であって、第1見付面90、第2見付面91、中間見付面97、98の少なくとも2つの板厚が異なる。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
第1見付面と、
第1見付面よりも幅狭の第2見付面と、
第1見付面の幅方向両端の左右の第1見込面と、
第2見付面の幅方向両端の左右の第2見込面と、
第1見込面と第2見込面の少なくとも一方を結ぶように延びる中間見付面と、
を備えた扉体であって、
前記第1見付面、前記第2見付面、前記中間見付面の少なくとも2つの板厚が異なる、
扉体。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記第1見付面と前記左右の第1見込面と前記中間見付面を含む表面材が第1の板厚を備え、
前記第2見付面と前記左右の第2見込面を含む表面材が第1の板厚と異なる第2の板厚を備えている、
請求項1に記載の扉体。
【請求項3】
前記扉体は、前記第1見付面と第2見付面の間に位置する中間面部を備え、前記中間面部の幅方向端部位が前記中間見付面を形成しており、前記中間面部と前記第1見付面の板厚が同じである、
請求項1に記載の扉体。
【請求項4】
前記扉体は、前記第1見付面と第2見付面の間に位置する中間面部を備え、前記中間面部と前記中間見付面は異なる表面材からなり、前記中間面部と前記第2見付面の板厚が同じである、
請求項1に記載の扉体。
【請求項5】
前記扉体は、第1見付面と中間面部の間の第1空間と、第2見付面と中間面部の間の第2空間と、を備えており、
前記第1空間の見込寸法と前記第2空間の見込寸法が異なる、
請求項3、4いずれか1項に記載の扉体。
【請求項6】
前記第2見付面は、第1見付面よりも低背であり、
第1見付面側の第1上面と、
第2見付面側の第2上面と、
第1上面と第2上面を結ぶように延びる上側の中間見付面と、
を備え、
前記第1上面と前記第1見付面が同じ板厚を備え、
前記第2上面と前記第2見付面が同じ板厚を備え、
前記上側の中間見付面と前記中間見付面が同じ板厚を備えている、
請求項1~4いずれか1項に記載の扉体。
【請求項7】
前記扉体は、前記第1見付面と第2見付面の間に位置する中間面部を備え、前記中間面部の上端部位が前記上側の中間見付面を形成しており、前記中間面部と前記第1見付面の板厚が同じである、
請求項6に記載の扉体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、遮音性能が向上された扉体に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
遮音性能を表す指標としてT値が知られている。T値とは、サッシやドアの遮音性能を表し、日本工業規格(JIS)が定めた基準に基づいて、T-1・T-2・T-3・T-4という4つの等級に分類されている指標である。また、防音ドアの遮音性能を示す際に、JIS規格の等級(T1~T4)以上の性能のドアを、T-5・T-6といった等級で表す場合もある。近年、現場によっては、JIS規格の等級(T1~T4)以上の高遮音性能が要求される場合も増えてきている。
【0003】
ドア装置の遮音性能は、扉体の遮音性能及びドア枠の遮音性能に依存する。従来、ドア装置のドア枠及び扉体に吸音材(ロックウールやグラスウール等)を充填することで遮音構造を形成していたが(特許文献1参照)、JIS等級以上の高遮音性能を得ることは困難であった。ドア装置としての遮音性能を向上させるためには、扉体の遮音性能を向上させることが重要である。扉体の遮音性能を考えた時に、特定周波数帯域における共振による遮音性能の低下という課題がある。
特開2019-39260
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、ドア装置の扉体の遮音性能を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
かかる課題を解決するべく本発明が採用した技術手段は、
第1見付面と、
第1見付面よりも幅狭の第2見付面と、
第1見付面の幅方向両端の左右の第1見込面と、
第2見付面の幅方向両端の左右の第2見込面と、
第1見込面と第2見込面の少なくとも一方を結ぶように延びる中間見付面と、
を備えた扉体であって、
前記第1見付面、前記第2見付面、前記中間見付面の少なくとも2つの板厚が異なる、
扉体、である。
【0006】
1つの態様では、扉体は左右の中間見付面を備えている。
1つの態様では、扉体(後述する第4実施形態に係る両開き扉の一方の扉体)は左右一方にのみ中間見付面を備えている。
板厚が異なる見付面(前記第1見付面、前記第2見付面、前記中間見付面)は異なる板厚(少なくとも2種類)の表面材から形成されており、異なる板厚の表面材の部分同士が当接している。
同じ板厚の表面材は、1枚の板材であっても、複数枚の板材を接続したものでもよい。例えば、後者の場合は、前記第1見付面を含む部位を形成する表面材と、前記中間見付面を含む部位を形成する表面材とが同厚の場合である。
【0007】
1つの態様では、前記第1見付面と前記左右の第1見込面と前記中間見付面を含む表面材が第1の板厚を備え、
前記第2見付面と前記左右の第2見込面を含む表面材が第1の板厚と異なる第2の板厚を備えている。
【0008】
1つの態様では、前記扉体は、前記第1見付面と第2見付面の間に位置する中間面部を備え、前記中間面部の幅方向端部位が前記中間見付面を形成しており、前記中間面部と前記第1見付面の板厚が同じである。
1つの態様では、扉体は左右の中間見付面を備えており、前記中間面部の幅方向両端部位が前記左右の中間見付面を形成している。
【0009】
1つの態様では、前記扉体は、前記第1見付面と第2見付面の間に位置する中間面部を備え、前記中間面部と前記中間見付面は異なる表面材からなり、前記中間面部と前記第2見付面の板厚が同じである。
【0010】
1つの態様では、前記扉体は、第1見付面と中間面部の間の第1空間と、第2見付面と中間面部の間の第2空間と、を備えており、
前記第1空間の見込寸法と前記第2空間の見込寸法が異なる。
(【0011】以降は省略されています)

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