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公開番号
2024134829
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-04
出願番号
2023045226
出願日
2023-03-22
発明の名称
建具
出願人
株式会社LIXIL
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
E06B
1/32 20060101AFI20240927BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約
【課題】断熱性を確保することができるとともに、障子の作動性に与える影響を抑制することができる建具を提供する。
【解決手段】建具は、金属枠11Aと、金属枠11Aの屋内側に配置された樹脂枠11Bと、を有する枠11と、金属框31Aと、金属框31Aの屋内側に配置された樹脂框31Bと、を有する框31と、金属枠11Aと金属框31Aとの間に設けられた気密材51と、を備え、樹脂枠11Bと樹脂框31Bとの間には、2mm以下の隙間T1が形成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
金属枠と、前記金属枠の屋内側に配置された樹脂枠と、を有する枠と、
金属框と、前記金属框の屋内側に配置された樹脂框と、を有する框と、
前記金属枠と前記金属框との間に設けられた気密材と、を備え、
前記樹脂枠と前記樹脂框との間には、2mm以下の隙間が形成されている建具。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
前記樹脂枠は、
屋外側に延びる突出部を有し、
前記突出部と前記樹脂框との間に、前記隙間が形成されている請求項1に記載の建具。
【請求項3】
前記樹脂枠は、
見付け方向の内側に位置する内側壁部を有し、
前記突出部は、前記内側壁部から屋外側に延びるように形成されている請求項2に記載の建具。
【請求項4】
前記突出部は、軟質樹脂で形成されている請求項2に記載の建具。
【請求項5】
前記樹脂框は、
前記屋内側に延びる框側突出部を有し、
前記框側突出部と前記樹脂枠との間に、前記隙間が形成され、
前記框側突出部は、軟質樹脂で形成されている請求項1または2に記載の建具。
【請求項6】
前記建具は、ビルに設置されるビル用建具である請求項1または2に記載の建具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、建具に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、アルミ樹脂複合の引違い窓等の建具が知られている。アルミ合金等の金属部材と樹脂部材とが組み合わせられた枠体の内側に障子が納められ、障子の框体は金属部材と樹脂部材とが組み合わせられた構成である。枠体の樹脂部材に取り付けられた軟質樹脂製のヒレ部が框体の樹脂部材に向かって設けられて、断熱ラインが構成された建具が提案されている(下記の特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-203383号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の建具では、枠体から軟質樹脂のヒレ材が突出していて、樹脂框との間に一定の隙間が形成されているが、気温や風等の外部環境によりヒレ材が樹脂框に当たってしまうケースがある。樹脂框は硬質樹脂で形成されているため、ヒレ材が樹脂框に当たることで障子の作動性が悪化してしまうという問題点がある。
【0005】
本開示は、上記事情に鑑みてなされたものであり、断熱性を確保することができるとともに、障子の作動性に与える影響を抑制することができる建具を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る建具は、金属枠と、前記金属枠の屋内側に配置された樹脂枠と、を有する枠と、金属框と、前記金属框の屋内側に配置された樹脂框と、を有する框と、前記金属枠と前記金属框との間に設けられた気密材と、を備え、前記樹脂枠と前記樹脂框との間には、2mm以下の隙間が形成されている。
【図面の簡単な説明】
【0007】
一実施形態に係る建具の外障子部分の鉛直断面図である。
一実施形態に係る建具の内障子部分の鉛直断面図である。
一実施形態に係る建具の水平断面図である。
図1のA部拡大図である。
図1のB部拡大図である。
図2のC部拡大図である。
図2のD部拡大図である。
図3のE部拡大図である。
図3のF部拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、一実施形態に係る建具について、図面に基づいて説明する。以下の実施形態は、本開示の一態様を示すものであり、本開示を限定するものではなく、本開示の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺等を異ならせている。
【0009】
建物の開口部に設けられる建具の一例として、ビル用建具の引違い窓を用いて説明する。図1に示すように、引違い窓100は、枠体1と、外障子3Xと、図2に示す内障子3Yと、を備えている。外障子3X及び内障子3Yは、枠体1の内側を幅方向にスライド可能とされている。
【0010】
ビル用建具とは、中層ビル(地上からの高さ12m超え31m以下)、高層ビル(地上からの高さ31m超え)及び超高層ビル(地上からの高さ60m超え)の建物に設置される建具である。中層ビル、高層ビル及び超高層ビルに設置される建具は、低層ビル(地上からの高さ12m以下)に設置される建具と比較して、高い耐風圧性能や水密性能、気密性能等が求められる。このため、中層ビル、高層ビル及び超高層ビルに設置されるビル用建具に要求される性能は、JIS A 4706:2021で定められるとおり、耐風圧性能としてはS-4等級以上、水密性能としてはW-4等級以上、気密性能としてはA-4以上が挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)
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