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公開番号
2024134827
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-04
出願番号
2023045223
出願日
2023-03-22
発明の名称
引違い窓
出願人
株式会社LIXIL
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
E06B
7/22 20060101AFI20240927BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約
【課題】気密性を高めることができる引違い窓を提供する。
【解決手段】引違い窓は、枠体1と、框体30を有し、枠体1の内側に屋内外方向に離れて配置され、幅方向に移動可能な一対の障子3と、枠体1の上部、枠体1の下部、一対の障子3のうち屋外側に配置される外障子3Xの框体30の上部及び外障子3Xの框体30の下部の少なくともいずれか一に設けられた第1気密材51と、一対の障子3のうち一方の障子の召合せ框に取り付けられた第2気密材と、を備え、第1気密材51によって形成される上下端部気密ラインP1と、第2気密材が一対の障子3うち他方の障子3Xの召合せ框に当たって形成される召合せ気密ラインとは、屋内外方向の位置が一致している。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
枠体と、
框体を有し、前記枠体の内側に屋内外方向に離れて配置され、幅方向に移動可能な一対の障子と、
前記枠体の上部、前記枠体の下部、一対の障子のうち屋外側に配置される外障子の框体の上部及び前記外障子の前記框体の下部の少なくともいずれか一に設けられた第1気密材と、
前記一対の障子のうち一方の障子の召合せ框に取り付けられた第2気密材と、を備え、
前記第1気密材によって形成される上下端部気密ラインと、前記第2気密材が前記一対の障子うち他方の障子の召合せ框に当たって形成される召合せ気密ラインとは、屋内外方向の位置が一致している引違い窓。
続きを表示(約 260 文字)
【請求項2】
前記第1気密材は、前記枠体を形成する金属部材及び前記外障子の前記框体を形成する金属部材のいずれか一方に設けられ、
前記第1気密材は、前記枠体の前記金属部材及び前記外障子の前記框体の前記金属部材の他方に当たっている請求項1に記載の引違い窓。
【請求項3】
前記第2気密材は、前記他方の障子の召合せ框を形成する金属部材に当たっている請求項1または2に記載の引違い窓。
【請求項4】
前記引違い窓は、ビルに設置されるビル用建具である請求項1または2に記載の引違い窓。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、引違い窓に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、枠体の内側に2枚の障子が納められ、障子が幅方向に移動可能な引違い窓が知られている。一方の召合せ框に取り付けられた気密材が他方の召合せ框に当接して形成される気密ラインと、上枠または下枠に取り付けられた気密材が上框または下框に当接して形成される気密ラインとが、屋内外方向にずれて位置している引違い窓が提案されている(下記の特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-180052号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の引違い窓では、気密ラインの位置が上下端部と上下方向の中間部とで異なるため、その間の気密性が不十分で更なる気密性の向上が望まれている。
【0005】
本開示は、上記事情に鑑みてなされたものであり、気密性を高めることができる引違い窓を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る引違い窓は、枠体と、框体を有し、前記枠体の内側に屋内外方向に離れて配置され、幅方向に移動可能な一対の障子と、前記枠体の上部、前記枠体の下部、一対の障子のうち屋外側に配置される外障子の框体の上部及び前記外障子の前記框体の下部の少なくともいずれか一に設けられた第1気密材と、前記一対の障子のうち一方の障子の召合せ框に取り付けられた第2気密材と、を備え、前記第1気密材によって形成される上下端部気密ラインと、前記第2気密材が前記一対の障子うち他方の障子の召合せ框に当たって形成される召合せ気密ラインとは、屋内外方向の位置が一致している。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第一実施形態に係る引違い窓の外障子部分の鉛直断面図である。
第一実施形態に係る引違い窓の内障子部分の鉛直断面図である。
第一実施形態に係る引違い窓の水平断面図である。
図1のA部拡大図である。
図1のB部拡大図である。
図2のC部拡大図である。
図2のD部拡大図である。
図3のE部拡大図である。
図3のF部拡大図である。
図3のG部拡大図である。
第二実施形態に係る引違い窓のG部拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
(第一実施形態)
以下、第一実施形態に係る引違い窓について、図面に基づいて説明する。以下の実施形態は、本開示の一態様を示すものであり、本開示を限定するものではなく、本開示の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺等を異ならせている。
【0009】
図1に示すように、建物の開口部に設けられる引違い窓100は、枠体1と、外障子3Xと、図2に示す内障子3Yと、を備えている。外障子3X及び内障子3Yは、枠体1の内側を幅方向にスライド可能とされている。
【0010】
引違い窓100は、ビル用建具である。ビル用建具とは、中層ビル(地上からの高さ12m超え31m以下)、高層ビル(地上からの高さ31m超え)及び超高層ビル(地上からの高さ60m超え)の建物に設置される建具である。中層ビル、高層ビル及び超高層ビルに設置される建具は、低層ビル(地上からの高さ12m以下)に設置される建具と比較して、高い耐風圧性能や水密性能、気密性能等が求められる。このため、中層ビル、高層ビル及び超高層ビルに設置されるビル用建具に要求される性能は、JIS A 4706:2021で定められるとおり、耐風圧性能としてはS-4等級以上、水密性能としてはW-4等級以上、気密性能としてはA-4以上が挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)
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