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公開番号
2024141949
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-10
出願番号
2023053841
出願日
2023-03-29
発明の名称
障子
出願人
YKK AP株式会社
代理人
弁理士法人樹之下知的財産事務所
主分類
E06B
3/96 20060101AFI20241003BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約
【課題】障子のコーナー部にキャップを破損させずに取り付けることができる障子を提供すること。
【解決手段】障子は、縦框53に、上框および下框52が取り付けられる障子である。縦框53は、下框52の小口が当接する当接片部534、535を有する。縦框53および下框52は、当接片部534、535に形成された貫通孔5341、5351を介して下框52に螺合される組立ネジ60で連結される。障子の角部にはキャップ80が取り付けられる。キャップ80は、縦框53の小口を覆うカバー部81と、縦框53に挿入される挿入部85、86とを有する。挿入部85、86には、組立ネジ60の頭部61が配置される開口854、864が形成される。開口854、864が組立ネジ60の頭部61に当接することで、キャップ80は縦框53の小口から離れる方向への移動が規制される。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
縦框および横框の一方である第1の框に、縦框および横框の他方である第2の框が取り付けられる障子であって、
前記第1の框は、前記第2の框の小口が当接する当接片部を有し、
前記第1の框および前記第2の框は、前記当接片部に形成された貫通孔を介して前記第2の框に螺合される組立ネジで連結され、
前記障子の角部にはキャップが取り付けられ、
前記キャップは、
前記第1の框の小口を覆うカバー部と、
前記第1の框に挿入される挿入部と、を有し、
前記挿入部には、前記組立ネジの頭部が配置される開口が形成され、
前記開口が前記組立ネジの頭部に当接することで、前記キャップは前記第1の框の小口から離れる方向への移動が規制されている
ことを特徴とする障子。
続きを表示(約 910 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の障子において、
前記第1の框は、前記キャップの挿入部が挿入される中空部を有し、
前記挿入部は、前記第1の框に当接して、前記キャップが前記第1の框の見付け方向に移動することを規制する第1移動規制部を有する
ことを特徴とする障子。
【請求項3】
請求項1に記載の障子において、
前記第1の框は、前記キャップの挿入部が挿入される中空部を有し、
前記挿入部は、前記第1の框に当接して、前記キャップが前記第1の框の見込み方向に移動することを規制する第2移動規制部を有する
ことを特徴とする障子。
【請求項4】
請求項1に記載の障子において、
前記開口において前記組立ネジの頭部に当接する部分は、前記組立ネジの頭部の外周に沿って半円状に形成されている
ことを特徴とする障子。
【請求項5】
請求項1に記載の障子において、
前記カバー部は、前記第1の框の小口の外周面よりも外側に突出する部分を備える
ことを特徴とする障子。
【請求項6】
請求項1に記載の障子において、
前記第1の框は、前記当接片部と、前記当接片部に対向する外周見込み片部と、前記当接片部および前記外周見込み片部を連結する一対の見付け片部とで区画され、前記キャップの挿入部が挿入される中空部を有し、
前記挿入部は、
前記当接片部に沿って配置されて前記開口が形成される係止片部と、
前記係止片部から前記外周見込み片部に向かって延出された一対の延出片部と、を有し、
前記延出片部の前記見付け片部に対向する面には、見込み方向に突出するリブが形成され、
前記挿入部は、
前記係止片部が前記当接片部に当接し、前記延出片部の先端が前記外周見込み片部に当接することで前記第1の框の見付け方向への移動が規制され、
前記リブが前記見付け片部に当接することで前記第1の框の見込み方向への移動が規制される
ことを特徴とする障子。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、縦框および横框を備える障子のコーナー部にキャップが取り付けられる障子に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
扉の竪框の上下端の開口にライナー補強板を有する多機能端部ブロックを挿入し、ライナー補強板、竪框、横框をビスで共締めする構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。この多機能端部ブロックは、ライナー補強板を有するため、金属製とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開平5-67788号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
金属製の窓枠に対して開閉可能に設けられ、金属製の縦框および横框を有する障子の角部に、障子と窓枠とが直接衝突して傷が付いたり、障子開閉時の操作音を低減するため、樹脂製のキャップを設ける場合がある。このキャップを前記多機能端部ブロックと同じく、竪框、横框にビスで共締めすると、キャップが割れて破損する可能性があった。
【0005】
本発明の目的は、障子のコーナー部にキャップを破損させずに取り付けることができる障子に関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の障子は、縦框および横框の一方である第1の框に、縦框および横框の他方である第2の框が取り付けられる障子であって、前記第1の框は、前記第2の框の小口が当接する当接片部を有し、前記第1の框および前記第2の框は、前記当接片部に形成された貫通孔を介して前記第2の框に螺合される組立ネジで連結され、前記障子の角部にはキャップが取り付けられ、前記キャップは、前記第1の框の小口を覆うカバー部と、前記第1の框に挿入される挿入部と、を有し、前記挿入部には、前記組立ネジの頭部が配置される開口が形成され、前記開口が前記組立ネジの頭部に当接することで、前記キャップは前記第1の框の小口から離れる方向への移動が規制されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、障子の角部に端部キャップを破損させずに取り付けることができる障子を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係る障子を示す外観姿図である。
前記実施形態に係る障子を示す縦断面図である。
前記実施形態に係る障子を示す横断面図である。
キャップの取付構造を示す斜視図である。
キャップの取付構造を示す分解斜視図である。
キャップの取付構造を示す図である。
キャップの取付構造を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本実施形態の構成]
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1から図3において、本発明の実施形態に係る障子4を左右に一対有する障子ユニット3は、建物の室内空間を一方側の第1空間と他方側の第2空間とに仕切る室内壁部(壁部)に設置される室内窓1(建具)に備えられるものである。室内窓1は、壁開口部F1の上面F2に固定される上枠2と、上枠2に連結されると共に壁開口部F1の下面F3に固定される前述した障子ユニット3とを備えている。障子ユニット3は、前述した一対の障子4が左右に連結されてなる。一対の障子4は、上段に位置する開閉窓としての横すべり出し窓40と、下段に位置するFIX窓70(固定窓、嵌め殺し窓)とをそれぞれ備えている。
以下の説明において、障子ユニット3の左右方向をX軸方向とし、障子ユニット3の上下方向をY軸方向とし、障子ユニット3の見込み方向をZ軸方向とする。X,Y,Z軸方向は互いに直交する。
【0010】
上枠2のX軸方向の長さは、上面F2のX軸方向の長さよりも短い。図2に示すように、上枠2は、上面F2にねじ止めされる長方形板状の上枠本体21と、上枠本体21のX軸方向に沿った両側縁から下方に延びる上枠対向部22とを備えて断面略コ字状に形成されている。
上枠本体21には、連結部材23が固定されている。連結部材23は、上枠本体21にねじ止めされる四角板状の連結部材本体231と、連結部材本体231の第1空間側の端縁から下方に延びる連結垂下片232とを備えている。連結垂下片232の下端側の部位には、障子4を上枠2に固定するための上框固定ネジ24が螺合される雌ネジ部232Aが設けられている。
(【0011】以降は省略されています)
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