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公開番号2024121676
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-06
出願番号2023028896
出願日2023-02-27
発明の名称扉体
出願人三和シヤッター工業株式会社
代理人個人,個人
主分類E06B 5/20 20060101AFI20240830BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】
扉体の遮音性能を向上させる。
【解決手段】
第1見付面90と、第2見付面91と、中間面部(見付面部150´)と、第1見付面90と中間面部の間の第1空間S1と、第2見付面91と中間面部の間の第2空間S
2と、を備えた扉体であって、第2見付面91の内面には、第2空間S2において扉体の高さ方向に延びる複数の中縦骨18Bが片持ち状に設けてあり、前記中間面部の内面には、第2空間S2において、隣接する中縦骨18B間の空間に位置して、複数の補強材19Bが高さ方向に間隔を存して設けてあり、補強材19Bと中縦骨18Bは非接触である。
【選択図】図28
特許請求の範囲【請求項1】
第1見付面と、
第2見付面と、
内部空間と、
を備えた扉体であって、
前記第1見付面の内面、あるいは/および、前記第2見付面の内面には、前記内部空間において扉体の高さ方向に延びる複数の中縦骨が片持ち状に設けてあり、
前記第1見付面の内面、あるいは/および、前記第2見付面の内面には、隣接する中縦骨間の空間に位置して、複数の補強材が高さ方向に間隔を存して設けてあり、前記補強材と前記中縦骨は非接触である、
扉体。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記補強材は、前記複数の中縦骨が設けられた内面に設けられている、
請求項1に記載の扉体。
【請求項3】
各中縦骨間の空間に設けられた複数の補強材の高さ位置は、隣接する中縦骨間の空間に設けられた複数の補強材の高さ位置と異なる、
請求項1、2いずれか1項に記載の扉体。
【請求項4】
第1見付面と、
第1見付面よりも幅狭の第2見付面と、
前記第1見付面と同幅で、前記第1見付面と前記第2見付面の間で延びる中間面部と、
第1見付面の幅方向両端の左右の第1見込面と、
第2見付面の幅方向両端の左右の第2見込面と、
第1見付面と中間面部の間の第1空間と、
第2見付面と中間面部の間の第2空間と、
を備えた扉体であって、
前記第2見付面の内面、あるいは/および、前記中間面部の内面には、前記第2空間において扉体の高さ方向に延びる複数の中縦骨が片持ち状に設けてあり、
前記第2見付面の内面、あるいは/および、前記中間面部の内面には、前記第2空間において、隣接する中縦骨間の空間に位置して、複数の補強材が高さ方向に間隔を存して設けてあり、前記補強材と前記中縦骨は非接触である、
扉体。
【請求項5】
前記補強材は、前記複数の中縦骨が設けられた内面に設けられている、
請求項4に記載の扉体。
【請求項6】
前記中縦骨は、前記第2見付面の内面、前記中間面部の内面の一方に設けてあり、
前記補強材は、前記第2見付面の内面、前記中間面部の内面の他方に設けてある、
請求項4に記載の扉体。
【請求項7】
各中縦骨間の空間に設けられた複数の補強材の高さ位置は、隣接する中縦骨間の空間に設けられた複数の補強材の高さ位置と異なる、
請求項4~6いずれか1項に記載の扉体。
【請求項8】
前記第1見付面の内面、および、前記中間面部の内面には、前記第1空間に位置する中縦骨が設けておらず、
前記第1見付面の内面、あるいは/および、前記中間面部の内面には、前記第1空間において扉体の幅方向に延びる複数の補強材が高さ方向に間隔を存して設けてある、
請求項4、5いずれか1項に記載の扉体。
【請求項9】
第1見付面と、
第1見付面よりも幅狭の第2見付面と、
前記第1見付面と同幅で、前記第1見付面と前記第2見付面の間で延びる中間面部と、
第1見付面の幅方向両端の左右の第1見込面と、
第2見付面の幅方向両端の左右の第2見込面と、
第1見付面と中間面部の間の第1空間と、
第2見付面と中間面部の間の第2空間と、
を備えた扉体であって、
前記第1見付面の内面、あるいは/および、前記中間面部の内面には、前記第1空間において扉体の高さ方向に延びる複数の中縦骨が片持ち状に設けてあり、
前記第1見付面の内面、あるいは/および、前記中間面部の内面には、前記第1空間において、隣接する中縦骨間の空間に位置して、複数の補強材が高さ方向に間隔を存して設けてあり、前記補強材と前記中縦骨は非接触である、
扉体。
【請求項10】
前記補強材は、前記複数の中縦骨が設けられた内面に設けられている、
請求項9に記載の扉体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、遮音性能が向上された扉体に関するものである。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
遮音性能を表す指標としてT値が知られている。T値とは、サッシやドアの遮音性能を表し、日本工業規格(JIS)が定めた基準に基づいて、T-1・T-2・T-3・T-4という4つの等級に分類されている指標である。また、防音ドアの遮音性能を示す際に、JIS規格の等級(T1~T4)以上の性能のドアを、T-5・T-6といった等級で表す場合もある。近年、現場によっては、JIS規格の等級(T1~T4)以上の高遮音性能が要求される場合も増えてきている。
【0003】
ドア装置の遮音性能は、扉体の遮音性能及びドア枠の遮音性能に依存する。従来、ドア装置のドア枠及び扉体に吸音材(ロックウールやグラスウール等)を充填することで遮音構造を形成していたが(特許文献1参照)、JIS等級以上の高遮音性能を得ることは困難であった。ドア装置としての遮音性能を向上させるためには、扉体の遮音性能を向上させることが重要である。
【0004】
扉体は補強材として複数本の中骨を備えるものが多いが、中骨が屋内外の表面材をブリッジするように配置されると、特定の周波数帯域における音波の振動が中骨を介して共振することで伝わりやすくなり、遮音性能が低下するおそがあるという課題がある。
特開2019-39260
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、ドア装置の扉体の遮音性能を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
かかる課題を解決するべく本発明が採用した第1の技術手段は、内部空間が1つの扉体に係り、
第1見付面と、
第2見付面と、
内部空間と、
を備えた扉体であって、
前記第1見付面の内面、あるいは/および、前記第2見付面の内面には、前記内部空間において扉体の高さ方向に延びる複数の中縦骨が片持ち状に設けてあり、
前記第1見付面の内面、あるいは/および、前記第2見付面の内面には、隣接する中縦骨間の空間に位置して、複数の補強材が高さ方向に間隔を存して設けてあり、前記補強材と前記中縦骨は非接触である、
扉体、である。
【0007】
1つの態様では、前記補強材は、前記複数の中縦骨が設けられた内面に設けられている。
1つの態様では、各中縦骨間の空間に設けられた複数の補強材の高さ位置は、隣接する中縦骨間の空間に設けられた複数の補強材の高さ位置と異なる。
【0008】
本発明が採用した第2の技術手段は、2つの内部空間を備え、第2空間に縦中骨が設けられた扉体に係り、
第1見付面と、
第1見付面よりも幅狭の第2見付面と、
前記第1見付面と同幅で、前記第1見付面と前記第2見付面の間で延びる中間面部と、
第1見付面の幅方向両端の左右の第1見込面と、
第2見付面の幅方向両端の左右の第2見込面と、
第1見付面と中間面部の間の第1空間と、
第2見付面と中間面部の間の第2空間と、
を備えた扉体であって、
前記第2見付面の内面、あるいは/および、前記中間面部の内面には、前記第2空間において扉体の高さ方向に延びる複数の中縦骨が片持ち状に設けてあり、
前記第2見付面の内面、あるいは/および、前記中間面部の内面には、前記第2空間において、隣接する中縦骨間の空間に位置して、複数の補強材が高さ方向に間隔を存して設けてあり、前記補強材と前記中縦骨は非接触である、
扉体、である。
【0009】
1つの態様では、前記補強材は、前記複数の中縦骨が設けられた内面に設けられている。
1つの態様では、前記中縦骨は、前記第2見付面の内面、前記中間面部の内面の一方に設けてあり、
前記補強材は、前記第2見付面の内面、前記中間面部の内面の他方に設けてある。
1つの態様では、各中縦骨間の空間に設けられた複数の補強材の高さ位置は、隣接する中縦骨間の空間に設けられた複数の補強材の高さ位置と異なる。
1つの態様では、前記第1見付面の内面、および、前記中間面部の内面には、前記第1空間に位置する中縦骨が設けておらず、
前記第1見付面の内面、あるいは/および、前記中間面部の内面には、前記第1空間において扉体の幅方向に延びる複数の補強材が高さ方向に間隔を存して設けてある。
【0010】
本発明が採用した第3の技術手段は、2つの内部空間を備え、第1空間に縦中骨が設けられた扉体に係り、
第1見付面と、
第1見付面よりも幅狭の第2見付面と、
前記第1見付面と同幅で、前記第1見付面と前記第2見付面の間で延びる中間面部と、
第1見付面の幅方向両端の左右の第1見込面と、
第2見付面の幅方向両端の左右の第2見込面と、
第1見付面と中間面部の間の第1空間と、
第2見付面と中間面部の間の第2空間と、
を備えた扉体であって、
前記第1見付面の内面、あるいは/および、前記中間面部の内面には、前記第1空間において扉体の高さ方向に延びる複数の中縦骨が片持ち状に設けてあり、
前記第1見付面の内面、あるいは/および、前記中間面部の内面には、前記第1空間において、隣接する中縦骨間の空間に位置して、複数の補強材が高さ方向に間隔を存して設けてあり、前記補強材と前記中縦骨は非接触である、
扉体、である。
(【0011】以降は省略されています)

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