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公開番号2024137728
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-07
出願番号2024017984
出願日2024-02-08
発明の名称建具
出願人株式会社LIXIL
代理人個人,個人,個人
主分類E06B 3/26 20060101AFI20240927BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】断熱性を向上させることができる建具を提供する。
【解決手段】建具は、金属部材32Aと、金属部材32Aの屋内側に設けられた樹脂部材32Bと、金属部材32Aと樹脂部材32Bとで形成される空間部S21,S22,S23,S24,S25と、を備え、樹脂部材32Bのみで囲まれた中空部を備えず、空間部S21,S22,S23,S24,S25は、見付け方向に並んで複数配置され、空間部S22は、パネル溝32Cの屋内側に配置されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
金属部材と、
前記金属部材の屋内側に設けられた樹脂部材と、
前記金属部材と前記樹脂部材とで形成される空間部と、を備え、
前記樹脂部材のみで囲まれた中空部を備えない框を備える建具。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記空間部は、見付け方向に並んで複数配置されている請求項1に記載の建具。
【請求項3】
パネルの端部が配置されるパネル溝を有し、
前記空間部は、前記パネル溝の屋内側に配置されている請求項1または2に記載の建具。
【請求項4】
前記パネル溝を形成し前記パネルの屋内側に配置される前記金属部材の溝壁部と、前記パネルの屋内側面と、の間に設けられている封止材を備える請求項3に記載の建具。
【請求項5】
前記封止材は、シーリング材である請求項4に記載の建具。
【請求項6】
前記封止材は、グレージングチャンネルである請求項4に記載の建具。
【請求項7】
前記金属部材は、前記樹脂部材の見付け方向の外側に配置される外側壁部を有し、
前記外側壁部は、屋内側に露出している請求項1または2に記載の建具。
【請求項8】
前記建具は、ビルに設置されるビル用建具である請求項1または2に記載の建具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、建具に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、建物の開口に設置される建具の框として、アルミ合金等からなる金属材料と樹脂材料とが組み合わせられた構成が知られている(下記の特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-133195号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の建具の框では、樹脂部材が金属部材の屋内側に間隔を空けずに取り付けられているため、断熱性に劣るという問題点がある。
【0005】
本開示は、上記事情に鑑みてなされたものであり、断熱性を向上させることができる建具を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る建具は、金属部材と、前記金属部材の屋内側に設けられた樹脂部材と、前記金属部材と前記樹脂部材とで形成される空間部と、を備え、前記樹脂部材のみで囲まれた中空部を備えない框を備える。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第一実施形態に係る建具の外障子部分の鉛直断面図である。
第一実施形態に係る建具の内障子部分の鉛直断面図である。
第一実施形態に係る建具の水平断面図である。
第一実施形態に係る建具の上框の構成を示す鉛直断面図である。
第一実施形態に係る建具の下框の構成を示す鉛直断面図である。
第一実施形態に係る建具の戸先框の構成を示す水平断面図である。
第一実施形態に係る建具の召合せ框の構成を示す水平断面図である。
第二実施形態に係る建具の上框の構成を示す鉛直断面図である。
第二実施形態に係る建具の下框の構成を示す鉛直断面図である。
第二実施形態に係る建具の戸先框の構成を示す水平断面図である。
第二実施形態に係る建具の召合せ框の構成を示す水平断面図である。
第三実施形態に係る建具の上框の構成を示す鉛直断面図である。
第三実施形態に係る建具の下框の構成を示す鉛直断面図である。
第三実施形態に係る建具の戸先框の構成を示す水平断面図である。
第三実施形態に係る建具の召合せ框の構成を示す水平断面図である。
第四実施形態に係る建具の鉛直断面図である。
第四実施形態に係る建具の水平断面図である。
第四実施形態に係る建具の上枠の構成を示す鉛直断面図である。
第四実施形態に係る建具の下枠の構成を示す鉛直断面図である。
第四実施形態に係る建具の縦枠の構成を示す水平断面図である。
第五実施形態に係る建具の上枠の構成を示す鉛直断面図である。
第五実施形態に係る建具の下枠の構成を示す鉛直断面図である。
第五実施形態に係る建具の縦枠の構成を示す水平断面図である。
第六実施形態に係る建具の鉛直断面図である。
第六実施形態に係る建具の水平断面図である。
第六実施形態に係る建具の上框の構成を示す鉛直断面図である。
第六実施形態に係る建具の下框の構成を示す鉛直断面図である。
第六実施形態に係る建具の戸先框の構成を示す水平断面図である。
第六実施形態に係る建具の吊元框の構成を示す水平断面図である。
第七実施形態に係る建具の上框の構成を示す鉛直断面図である。
第七実施形態に係る建具の下框の構成を示す鉛直断面図である。
第七実施形態に係る建具の戸先框の構成を示す水平断面図である。
第七実施形態に係る建具の吊元框の構成を示す水平断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
(第一実施形態)
以下、第一実施形態に係る建具について、図面に基づいて説明する。以下の実施形態は、本開示の一態様を示すものであり、本開示を限定するものではなく、本開示の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺等を異ならせている。
【0009】
建物の開口部に設けられる建具の一例として、ビル用建具の引違い窓を用いて説明する。図1に示すように、引違い窓100は、枠体1と、アングル2と、外障子3Xと、図2に示す内障子3Yと、を備えている。外障子3X及び内障子3Yは、枠体1の内側を幅方向にスライド可能とされている。
【0010】
ビル用建具とは、中層ビル(地上からの高さ12m超え31m以下)、高層ビル(地上からの高さ31m超え)及び超高層ビル(地上からの高さ60m超え)の建物に設置される建具である。中層ビル、高層ビル及び超高層ビルに設置される建具は、低層ビル(地上からの高さ12m以下)に設置される建具と比較して、高い耐風圧性能や水密性能、気密性能等が求められる。このため、中層ビル、高層ビル及び超高層ビルに設置されるビル用建具に要求される性能は、JIS A 4706:2021で定められるとおり、耐風圧性能としてはS-4等級以上、水密性能としてはW-4等級以上、気密性能としてはA-4以上が挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)

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