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公開番号2024143528
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023056256
出願日2023-03-30
発明の名称建具
出願人YKK AP株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類E06B 1/56 20060101AFI20241003BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】専用部品を設けることなく額縁の変位や傾斜を防止することのできる建具を提供することを目的とする。
【解決手段】建具10は、新設枠14の縦枠20から室内側に突出するように一体的に構成され、ネジ挿通孔38aが形成された固定片38と、ネジ挿通孔38aを通り躯体に螺合して枠材を固定するネジ40と、固定片38およびネジ40を覆う額縁58と、縦枠20と額縁58とを接続し、額縁58を見付け方向のネジ56によって固定する接続部材50とを有する。額縁58は、ネジ56の螺合による外周側への変位を規制するヒレ片58h,58iが固定片38に向かって突出している。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
枠体の四周のうち少なくとも1つの辺を形成する枠材から室内側に突出するように接続され、または該枠材と一体的に構成され、固定具挿通孔が形成された固定片と、
前記固定具挿通孔を通り躯体に固定されて前記枠材を固定する第1固定具と、
前記固定片および前記第1固定具を覆う額縁と、
前記枠材と前記額縁とを接続し、前記額縁を見付け方向の第2固定具によって固定する接続部材と、
を有し、
前記額縁は、外周側への変位を規制する規制部が前記固定片または前記枠材に向かって突出している
ことを特徴とする建具。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記規制部は前記固定片に向かって突出している
ことを特徴とする請求項1に記載の建具。
【請求項3】
前記規制部は、前記接続部材の室内側端部より室外側にある
ことを特徴とする請求項1に記載の建具。
【請求項4】
前記枠体は既設枠の内側にスペーサを介して設けられる新設枠であり、
前記規制部は前記固定片で覆われない前記スペーサの露呈部に向かって外周側に突出している
ことを特徴とする請求項1に記載の建具。
【請求項5】
前記規制部は、前記第2固定具の固定箇所を基準として室内側および室外側にそれぞれ1つ以上設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の建具。
【請求項6】
前記第2固定具は前記接続部材において室内側に突出する固定具取付片から前記額縁に固定されるものであり、
前記額縁の施工時で、該額縁を前記固定具取付片の外周側見込み面に沿って室外側に移動させる際に、前記規制部は前記第1固定具
の頭部に当たらない位置に設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の建具。
【請求項7】
前記額縁は前記第2固定具が固定される固定具溝を有し、
前記規制部は前記固定具溝と一体的に形成され、または前記固定具溝の一部を形成する見付け壁が延長されて形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の建具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ドアや障子、およびそれを囲う枠体を備える建具に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
ドアや障子は枠体によって囲われている。枠体の四周を形成する枠材は第1ネジにより躯体にネジ留めするための固定片が室内側に突出している場合がある。このような固定片は室内側に露呈されないように額縁で覆うことが望ましい。額縁と枠材とは接続部材で接続され、額縁は見付け方向の第2ネジによって接続部材に固定される(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-134488号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、額縁と固定片との間に隙間があると第2ネジの打込みにより額縁が変位または傾斜してしまう懸念がある。変位または傾斜を防止するには額縁と固定片との間に専用スペーサを設けるなどの対策が必要であり部品点数が増加するとともに、施工性が低下する。
【0005】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、専用部品を設けることなく額縁の傾斜を防止することのできる建具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる建具は、枠体の四周のうち少なくとも1つの辺を形成する枠材から室内側に突出するように接続され、または該枠材と一体的に構成され、固定具挿通孔が形成された固定片と、前記固定具挿通孔を通り躯体に固定されて前記枠材を固定する第1固定具と、前記固定片および前記第1固定具を覆う額縁と、前記枠材と前記額縁とを接続し、前記額縁を見付け方向の第2固定具によって固定する接続部材と、を有し、前記額縁は、外周側への変位を規制する規制部が前記固定片または前記枠材に向かって突出していることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明にかかる建具では、第2固定具の固定よる外周側への変位を規制する突出部が額縁自体に設けられており、その他の専用部品を設けることなく変位または傾斜を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態にかかる建具の横断面図である。実施の形態にかかる建具を示す側面模式断面図である。
本発明の実施形態にかかる建具の縦断面図である。
建具における左側の拡大横断面図である。
建具における額縁とその周辺の拡大横断面図である。
新設枠における縦枠の斜視図である。
図3と同じ箇所を組み立てる第1段階の様子を示した横断面分解図である。
図3と同じ箇所を組み立てる第2段階の様子を示した横断面分解図である。
建具における下枠とその周辺部の縦断面図である。
変形例にかかる縦枠とその周辺部の横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明にかかる建具の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0010】
図1は、本発明の実施形態にかかる建具10の横断面図である。図2は、建具10の縦断面図である。建具10は、改装建具であり既設枠11を残したまま新設枠14が取り付けられるものである。建具10において既設枠11を撤去しないことにより施工コストを低減することができる。建具10は、例えば玄関に適用され、ドア16がヒンジ18によって新設枠14に対して回動自在に設けられている。つまり、既設枠11および新設枠14はドア枠であるが、本発明は引き違い障子などを支持する窓枠にも適用可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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