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公開番号2024155059
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-31
出願番号2023069453
出願日2023-04-20
発明の名称複合部材及び建具
出願人YKK AP株式会社
代理人弁理士法人一色国際特許事務所
主分類E06B 3/273 20060101AFI20241024BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】高温環境下であっても樹脂形材が変形しにくい複合部材等を提供する。
【解決手段】見込み方向に対向し溝を形成する2つの壁部のうちの一方の壁部を有する樹脂形材と、前記2つの壁部のうちの他方の壁部を有する金属形材とを有し、前記樹脂形材と前記金属形材とは、前記溝内にて互いに係合する係合部がかしめにより係止された係止部を有しており、前記溝内に、前記係止部における前記樹脂形材の変形を防止する変形防止部材を有している。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
見込み方向に対向し溝を形成する2つの壁部のうちの一方の壁部を有する樹脂形材と、前記2つの壁部のうちの他方の壁部を有する金属形材とを有し、
前記樹脂形材と前記金属形材とは、前記溝内にて互いに係合する係合部がかしめにより係止された係止部を有しており、
前記溝内に、前記係止部における前記樹脂形材の変形を防止する変形防止部材を有していることを特徴とする複合部材。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
請求項1に記載の複合部材であって、
前記樹脂形材において前記係合部をなす樹脂係合部は、前記金属形材において前記係合部をなす金属係合部と前記変形防止部材との間に位置し当該変形防止部材と対向していることを特徴とする複合部材。
【請求項3】
請求項2に記載の複合部材であって、
前記変形防止部材は、前記樹脂係合部に当接していることを特徴とする複合部材。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれかに記載の複合部材であって、
前記樹脂形材は、前記壁部と繋がり前記係合部よりも延出された延出部を有し、
前記壁部から前記延出部側に至る部位が中実に形成されていることを特徴とする複合部材。
【請求項5】
請求項1乃至3のいずれかに記載の複合部材が枠組みされた枠体を有する建具であって、
前記枠体は、前記溝内に面材の周端部が収容され、
前記変形防止部材は、前記面材の移動を規制することを特徴とする建具。
【請求項6】
請求項1乃至3のいずれかに記載の複合部材が枠組みされた枠体を有する建具であって、
前記変形防止部材は、前記複合部材の補強材であることを特徴とする建具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂形材と金属形材とを有する複合部材及び建具に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、樹脂形材(樹脂框材)が有する壁部と金属形材(金属框材)が有する壁部とが見込み方向に間隔を空けて対向して溝を形成する複合部材を有する建具は知られている(例えば、特許文献1参照)。この建具の複合部材は、樹脂形材と金属形材との係合部をかしめることにより、金属形材を樹脂形材側に突出させ、突出したかしめ片が樹脂形材に喰い込むことにより樹脂形材と金属形材とがスライド不能に係止されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-90983号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような建具の複合部材が有する樹脂形材は、高温の環境下では熱によりかしめ部が変形し、溝を形成している樹脂形材の壁部が湾曲するように変形し、意匠性が損なわれる虞があるという課題があった。
【0005】
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、高温環境下であっても樹脂形材が変形しにくい複合部材及び建具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
かかる目的を達成するための主たる発明は、見込み方向に対向し溝を形成する2つの壁部のうちの一方の壁部を有する樹脂形材と、前記2つの壁部のうちの他方の壁部を有する金属形材とを有し、前記樹脂形材と前記金属形材とは、前記溝内にて互いに係合する係合部がかしめにより係止された係止部を有しており、前記溝内に、前記係止部における前記樹脂形材の変形を防止する変形防止部材を有していることを特徴とする複合部材である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、高温環境下であっても樹脂形材が変形しにくい複合部材及び建具を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に係る建具の一例を示す外観図である。
本実施形態に係る建具の縦断面図である。
本実施形態に係る建具に備えられた障子の下端側の部位を示す縦断図である。
下框材を構成する金属框材と樹脂框材を示す縦断面図である。
下框材の溝内に設けられたセッティングブロックを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の複合部材及び建具の一実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態においては、面材としてのガラス板を有する障子を備えた建具を例に挙げて説明する。
【0010】
本実施形態の建具1は、例えば図1に示すような断熱性を有する建具1であり、図2に示すように、障子2と、障子2を左右方向にスライド自在に支持する窓枠3とを有している。障子2は、複層ガラス20の周端部を収容するガラス収容部をなす溝21a(図3)を備えた框体21を有し、框体21を構成する4本の框材22に、本発明に係る複合部材が用いられている。
(【0011】以降は省略されています)

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