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公開番号2024158984
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023074676
出願日2023-04-28
発明の名称電動シャッター装置
出願人株式会社LIXIL
代理人個人,個人,個人
主分類E06B 9/68 20060101AFI20241031BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】電圧が異なる電源を用いた場合にも、シャッターカーテンが一定の速度で開閉可能な電動シャッター装置を提供する。
【解決手段】直流電流によってシャッターカーテンを開閉駆動するDCモータと、電源からDCモータへの電力供給をPWM制御する制御部と、を備える。制御部は、電源の電圧に応じてPWM制御におけるデュ-ティ比を設定する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
直流電流によってシャッターカーテンを開閉駆動するDCモータと、
電源から前記DCモータへの電力供給をPWM制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記電源の電圧に応じて前記PWM制御におけるデュ-ティ比を設定する、電動シャッター装置。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
前記電源から給電される電力は、トランスによって変圧される、
請求項1に記載の電動シャッター装置。
【請求項3】
前記シャッターカーテンの開閉に関する異常を検知する異常検知部を有し、
前記制御部は、前記異常検知部が前記異常を検知した後に、前記シャッターカーテンの全開状態を検知する上限検知モードを有し、
前記上限検知モードにおいて前記制御部は、前記シャッターカーテンの現在位置と上限位置との距離が所定の閾値以下のときに、前記距離が所定の閾値よりも大きいときの第1速度よりも小さい第2速度で前記シャッターカーテンが開動作する前記デュ-ティ比を設定する、
請求項1または2に記載の電動シャッター装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記シャッターカーテンの開閉動作において、基準電圧時における前記DCモータに給電される基準電圧情報を所定時間毎に格納する格納部と、
前記電源から前記DCモータに給電される電圧情報を用いて前記基準電圧情報を更新する更新部と、
を有し、
更新された前記基準電圧情報に応じて前記デュ-ティ比を設定する、
請求項3に記載の電動シャッター装置。
【請求項5】
前記格納部は、前記電圧情報を前記所定時間毎に格納し、
所定タイミングで得られた前記電圧情報と、前記格納部に過去に格納された前記電圧情報のうち最新の前記電圧情報とを含む第1学習データと、前記第1学習データに含まれる最も古い前記電圧情報よりも過去に格納された複数の前記電圧情報を含む第2学習データとを用い、前記基準電圧情報の更新の要否を判定する判定部を有する、
請求項4に記載の電動シャッター装置。
【請求項6】
前記判定部は、前記シャッターカーテンの開閉動作開始から第2所定時間経過後であり、前記電圧情報が所定回数以上更新され、前記第1学習データと前記第2学習データとの差分が第2閾値以上のときに、前記基準電圧情報の更新を否と判定する、
請求項5に記載の電動シャッター装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電動シャッター装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
モータを使用してシャッターカーテンを開閉する電動シャッターが知られている。特許文献1には、モータとして直流電流によって駆動されるDCモータを用いてシャッターカーテンを開閉する電動シャッター装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-41187号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、再生可能エネルギーの導入のために太陽光発電設備の設置が進められている。DCモータは、電圧が変動すると速度が変動することが一般的に知られている。DCモータの駆動源として、例えば、昼間は108Vの太陽光発電を用い、夜間は100Vの商用電源を用いることがある。電圧が異なる電源を用いた場合には、シャッターカーテンの開閉に速度差が生じる。電動シャッター装置が車庫に設置された場合、昼夜で車の出入り時にシャッターカーテンの開閉時間に差が生じ不都合が生じる可能性がある。
【0005】
本開示は、以上のような点を考慮してなされたもので、電圧が異なる電源を用いた場合にも、シャッターカーテンが一定の速度で開閉可能な電動シャッター装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1の態様は、直流電流によってシャッターカーテンを開閉駆動するDCモータと、電源から前記DCモータへの電力供給をPWM制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記電源の電圧に応じて前記PWM制御におけるデュ-ティ比を設定する、電動シャッター装置である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施形態に係るシャッターシステムの概略構成の一例を示す図である。
本実施形態に係るシャッター制御装置の概略構成図である。
駆動部に係る回路ブロック図である。
速度制御処理を実行するための制御部の機能ブロック図である。
電圧降下前後のモータ速度の波形を示す図である。
本実施形態に係るPWM制御による速度設定方法のフロー図である。
開動作におけるPWM制御による速度設定方法のフロー図である。
学習機能におけるデータ更新の要否の判定方法を示すフロー図である。
学習機能におけるデータ更新の要否の判定方法を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の電動シャッター装置の実施の形態を、図1から図9を参照して説明する。以下の実施形態は、本開示の一態様を示すものであり、この開示を限定するものではなく、本開示の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺等を異ならせている。
【0009】
図1に示すように、シャッターシステム1は、電動シャッター装置2及び操作装置3を備える。
【0010】
電動シャッター装置2は、建物の窓やドア等の開口部2Aの開放又は閉鎖を行う電動シャッター装置である。電動シャッター装置2は、シャッターカーテン4を備える。電動シャッター装置2は、操作装置3からの操作信号に基づいてシャッターカーテン4を開閉することによって開口部2Aを開放又は閉鎖することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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