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公開番号2025024769
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023129016
出願日2023-08-08
発明の名称ゲートの製造方法
出願人大林株式会社
代理人個人
主分類E06B 11/00 20060101AFI20250214BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】重厚感を与えると共に耐震性の高いゲートを、施工現場での労力負担を軽減し工期を短縮して製造することができる、ゲートの製造方法を提供する。
【解決手段】溶接により鉄骨材を縦横に組み付けて門型の鉄骨構造体1とする鉄骨構造体構築工程と、鉄骨材に構造用合板40を直接に留め付けることにより、鉄骨構造体1を構造用合板40で外側から被覆して合板被覆構造体2とする合板被覆工程と、合板被覆構造体2において構造用合板40の外表面の全面積を、防水材の層を含む防水処理層でコーティングする防水処理工程と、を工場内で行う。防水処理工程を経た半完成品を施工現場まで搬送し、コンクリート基礎上に固定した後、半完成品の外表面を仕上げ材で装飾する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
溶接により鉄骨材を縦横に組み付けて門型の鉄骨構造体とする鉄骨構造体構築工程と、
前記鉄骨材に構造用合板を直接に留め付けることにより、前記鉄骨構造体を前記構造用合板で外側から被覆して合板被覆構造体とする合板被覆工程と、
前記合板被覆構造体において前記構造用合板の外表面の全面積を、防水材の層を含む防水処理層でコーティングする防水処理工程と、を工場内で行い、
前記防水処理工程を経た半完成品を施工現場まで車両で搬送し、コンクリート基礎上に固定した後、前記半完成品の外表面を仕上げ材で装飾する
ことを特徴とするゲートの製造方法。
続きを表示(約 95 文字)【請求項2】
前記合板被覆構造体には、巻き取られたシャッターを収容するための下方に開放した箱状の空間が形成される
ことを特徴とする請求項1に記載のゲートの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ゲートの製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
住宅などの建築物の敷地と道路との境界には、車両や人の出入り口としてゲート(門型の構造物)が設置されることがある。ゲートとしては、従前より、コンクリート製のものが多用されている。コンクリート製のゲートは、重厚感を求める需要者に好まれる。
【0003】
しかしながら、コンクリート製のゲートは、施工現場において型枠を組み、型枠内にコンクリートを打設し、コンクリートの養生をした後、型枠を外すことにより製造される。そのため、施工現場での作業が多段階にわたり労力負担が大きいと共に、施工期間が長いという問題があった。特に、コンクリートの養生には、約4か月という長期間を要する。長期間にわたる野外作業は、天候の影響を受けるという問題もある。また、道路との境界に設置されるゲートの設置工事を長期間にわたり行っていると、工事のための車両や人の出入りによって、道路の通行にも支障をきたし、近隣の住民にも迷惑である。
【0004】
加えて、コンクリート製のゲートは重量物であるため、万一倒れることがあると被害が大きくなるおそれがある。そのため、耐震性を高めるためには、コンクリート内部に鉄筋を縦横に配する必要があり、その作業にも手間がかかると共に時間もかかる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本発明は、上記の実情に鑑み、重厚感を与えると共に耐震性の高いゲートを、施工現場での労力負担を軽減し工期を短縮して製造することができる、ゲートの製造方法の提供を課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するため、本発明にかかるゲートの製造方法は、
「溶接により鉄骨材を縦横に組み付けて門型の鉄骨構造体とする鉄骨構造体構築工程と、
前記鉄骨材に構造用合板を直接に留め付けることにより、前記鉄骨構造体を前記構造用合板で外側から被覆して合板被覆構造体とする合板被覆工程と、
前記合板被覆構造体において前記構造用合板の外表面の全面積を、防水材の層を含む防水処理層でコーティングする防水処理工程と、を工場内で行い、
前記防水処理工程を経た半完成品を施工現場まで車両で搬送し、コンクリート基礎上に固定した後、前記半完成品の外表面を仕上げ材で装飾する」ものである。
【0007】
本構成の製造方法は、鉄骨構造体構築工程、合板被覆工程、及び防水処理工程までを工場で行うため、ゲートの施工現場での作業負担を軽減することができる。また、従来のコンクリート製ゲートの製造方法では、コンクリートの養生だけでも数カ月を要していたところ、多くの工程を工場内で行う本製造方法では、施工現場での工期を大幅に短縮することができる。
【0008】
このように、製造工程の多くを工場で行うことは、ゲートの基体(もととなる構造体)を、鉄骨材の溶接により構築した鉄骨構造体としたことにより、初めて可能となったものである。仮に、ゲートの基体を、アルミニウムの棒材をボルトやビスで組み付けて構成させた構造体としたら、搬送中の振動によってボルトやビスを受けている孔部が広がって、組み付けが緩みガタツキが生じてしまうため、搬送することは不可能である。これに対し、本構成でゲートの基体としている鉄骨構造体は、鉄骨材を溶接により縦横に組み付けた構造体であり、堅固な剛体である。そのため、ゲートの半完成品を車両で搬送する際の振動で、鉄骨構造体に緩みやガタツキが生じることがない。
【0009】
また、鉄骨構造体を外側から構造用合板で被覆していることから、鉄骨構造体の内部は中空であるため、同サイズのコンクリート製ゲートに比べて、かなり軽量である。そのため、プレキャストコンクリート製のゲートを工場で作成し、施工現場まで車両で搬送する場合に比べ、搬送が容易である。
【0010】
更に、鉄骨材の溶接により構築した鉄骨構造体は、堅固な剛体であるため、鉄骨構造体を基体とするゲートは耐震性が極めて高い。
(【0011】以降は省略されています)

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