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公開番号2024162520
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-21
出願番号2023078085
出願日2023-05-10
発明の名称建具
出願人株式会社LIXIL
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E06B 1/18 20060101AFI20241114BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】異なる納まりの構成を備える複数の躯体の開口部に共通の障子を配置するにあたり、コストの抑制が可能な建具を提供する。
【解決手段】躯体の開口部7の任意形状に対応して当該開口部7に固定される枠体と、枠体の内側に配置される障子(戸体4)と、を備える建具1であって、枠体は、開口部7の任意形状に対応して当該開口部7に固定される躯体側枠体(躯体側上枠70、77、躯体側下枠74、78)と、躯体側枠体に取り付けられるとともに、障子側に配置される障子側枠体(障子側上枠80、障子側下枠84)と、を含み、躯体側枠体は躯体側結合部を有し、障子側枠体は、躯体側結合部に結合し、その結合状態で躯体側枠体と障子側枠体とを一体の状態とする障子側結合部を有する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
躯体の開口部の任意形状に対応して当該開口部に固定される枠体と、
前記枠体の内側に配置される障子と、を備える建具であって、
前記枠体は、前記開口部の任意形状に対応して当該開口部に固定される躯体側枠体と、前記躯体側枠体に取り付けられるとともに、前記障子側に配置される障子側枠体と、を含み、
前記躯体側枠体は躯体側結合部を有し、
前記障子側枠体は、前記躯体側結合部に結合し、その結合状態で前記躯体側枠体と前記障子側枠体とを一体の状態とする障子側結合部を有する、建具。
続きを表示(約 230 文字)【請求項2】
前記躯体側結合部が前記障子側結合部に結合した状態で、前記躯体側枠体に対する前記障子側枠体の、見込方向及び見付方向のうちの少なくとも1つの方向の動きが規制される、請求項1に記載の建具。
【請求項3】
前記躯体側結合部は、前記障子側結合部に、カシメによって結合されている、請求項1または2に記載の建具。
【請求項4】
前記躯体側結合部は、前記障子側結合部に、嵌合によって結合されている、請求項1または2に記載の建具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、建具に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、躯体の開口部に配置される取り付けられる枠体と、枠体の内側に配置される障子と、を備える建具が知られている。枠体としては、上下に配置された幅方向に延びる上枠及び下枠と、左右に配置された上下方向に延びる一対の縦枠とが矩形状に枠組みされ、それぞれの枠部材は1つの形材で構成されているのが一般的である(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-31758号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
共通の構成を備えた複数の障子を躯体の複数の開口部にそれぞれ設置するにあたり、それら開口部の納まりの構成(納まりを構成する部材の形状や数等)が異なっている場合には、異なる開口部の納まりの構成ごとに対応した枠体を用意する必要があるため、コストの高騰を招く。そこで本開示は、異なる納まりの構成を備える複数の躯体の開口部に共通の障子を配置するにあたり、コストの抑制が可能な建具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、躯体の開口部の任意形状に対応して当該開口部に固定される枠体と、前記枠体の内側に配置される障子と、を備える建具であって、前記枠体は、前記開口部の任意形状に対応して当該開口部に固定される躯体側枠体と、前記躯体側枠体に取り付けられるとともに、前記障子側に配置される障子側枠体と、を含み、前記躯体側枠体は躯体側結合部を有し、前記障子側枠体は、前記躯体側結合部に結合し、その結合状態で前記躯体側枠体と前記障子側枠体とを一体の状態とする障子側結合部を有する、建具に関する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
実施形態に係る建具を室外側から見た姿図である。
実施形態に係る建具を室内側から見た姿図である。
実施形態に係る建具であって、当該建具が備える上障子及び下障子が開いた状態を示す斜視図である。
図2のIV-IV線に対応する一部破断断面図である。
図4のV部拡大図である。
図4のVI部拡大図である。
図4に示す躯体の納まり形状と異なる納まり形状を備えた躯体に対して配置される実施形態の他の上枠を示す断面図である。
図4に示す躯体の納まり形状と異なる納まり形状を備えた躯体に対して配置される実施形態の他の下枠を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を参照しつつ実施形態について説明する。なお、本明細書において、「見付方向」とは、建物に形成された開口部に納められた建具における障子の面方向を意味し、「見込方向」とは、上記障子の厚さ方向(奥行方向)を意味する。また、「幅方向」とは、障子を正面から見た場合の左右方向を意味し、「上下方向」とは、障子を正面から見た場合の上下方向を意味する。また、「平行」とは、完全な平行だけでなく、一定の誤差範囲内の実質的な平行も含む。また、「垂直」とは、完全な垂直だけでなく、一定の誤差範囲内の実質的な垂直も含む。
【0008】
図1は、実施形態の建具1を室外側から見た姿図である。図2は、建具1を室内側から見た姿図である。図3は、建具1が備える上障子5及び下障子6が開いた状態を示す斜視図である。
【0009】
はじめに、図1~図3を参照して、建具1の基本構成について説明する。実施形態の建具1は、勝手口ドア等のドアである。建具1は、建物に形成された縦長矩形の開口部7に納められる。建具1は、建物の開口部7に取り付けられる枠体20と、枠体20の内側に開閉可能に配置される障子としての戸体4と、を備える。戸体4は、一方の側部が枠体20にヒンジ結合されたいわゆる開き戸である。
【0010】
枠体20は、上下にそれぞれ配置される上枠21A及び下枠22Aと、吊元側の縦枠23及び戸先側の縦枠24により矩形に枠組みされる。上枠21A及び下枠22Aは本開示に係る枠体の一例であって、幅方向(左右方向)に延びている。各縦枠23、24は、上下方向に延びている。戸体4は、スイング框体40と、スイング框体40に嵌め込まれる上障子5及び下障子6と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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