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公開番号2024165364
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023081508
出願日2023-05-17
発明の名称開閉装置の構造
出願人文化シヤッター株式会社
代理人個人,個人
主分類E06B 9/02 20060101AFI20241121BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】開閉体の開閉動作に伴う振動やブレを抑制し、騒音などの発生を軽減させ、且つ、開閉装置を施工する際の建物躯体側の下地を大きく確保することなく配置構成する。
【解決手段】建物躯体の開口部を開閉するとともに、建物躯体の奥行方向へ収容される開閉体がガイドレールによってガイドされ、ガイドレールが、開口部上縁より建物躯体の奥行方向に向かって配設される水平レール部33を有する開閉装置の構造であって、水平レール部33が支持部材61を介して横架材に連結され、支持部材61は、横架材に固定される腕部63と、奥行方向に長尺で腕部63を介して横架材に連結される下地枠65と、を有し、下地枠65には、水平レール部33の長さに応じて配置される複数の調整部材67が取り付けられ、各調整部材67には、水平レール部33を連結する連結部材69が固定されて垂下し、調整部材67と連結部材69とにわたって方杖83が固定される。
【選択図】 図5
特許請求の範囲【請求項1】
建物躯体の開口部を開閉するとともに、前記開口部の上縁より前記建物躯体の奥行方向へ収容される開閉体がガイドレールによってガイドされ、前記ガイドレールが、前記開口部の左右両側に配設される垂直レール部と、前記垂直レール部の上端に接続され、前記開口部の上縁より前記建物躯体の奥行方向に向かって配設される水平レール部と、からなる開閉装置の構造であって、
前記ガイドレールは、前記水平レール部が、前記建物躯体を構成する横架材に、支持部材を介して連結され、
前記支持部材は、
前記建物躯体の奥行方向に複数が離間して前記横架材に固定される腕部と、前記奥行方向に長尺で形成されてそれぞれの前記腕部の下端に固定されて前記腕部を介して前記横架材に垂下状態で連結される下地枠と、を有し、
前記下地枠には、前記水平レール部の長さに応じて配置される複数の調整部材が取り付けられ、
それぞれの前記調整部材には、前記水平レール部を連結する連結部材が固定されて垂下し、
前記調整部材と前記連結部材とにわたって方杖が固定されることを特徴とする開閉装置の構造。
続きを表示(約 230 文字)【請求項2】
前記調整部材が、前記下地枠にスライド自在となって支持されるとともに、水平横方向の両側から突出する取付片を備え、一方の前記取付片に、前記連結部材を垂設し、前記調整部材の他方の前記取付片と前記連結部材とにわたって方杖を固定することを特徴とする請求項1に記載の開閉装置の構造。
【請求項3】
前記横架材には吊束が垂下して設けられ、
前記吊束の下端には前記腕部が接続されることを特徴とする請求項1または2に記載の開閉装置の構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、開閉装置の構造に関する。
続きを表示(約 3,800 文字)【背景技術】
【0002】
建物躯体の開口部を開閉する開閉装置の開閉体としてガレージドアが知られている(特許文献1等参照)。ガレージドアは、ローラが配設されたパネル組立体と、ローラをガイドしてパネル組立体の移動を案内する案内部としての2本のスライドレール(ガイドレール)を備える。ガレージドアは、例えば、自動車等を収納するガレージに取り付けられる。この種の開閉装置の構造では、建物躯体の天井面に沿って収容される開閉体がガイドレールによってガイドされる。ガイドレールは、開口部の左右両側に配設される垂直レール部と、垂直レール部の上端に屈曲部を介して接続され、天井面に沿って配設される水平レール部と、からなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-293302号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、横長のパネルを縦幅方向に連結してなる開閉体をガイドするガイドレールは、天井面に沿って配設される水平レール部を有し、この水平レール部には、開閉体を天井面に沿って収容した際、開閉体のほぼ全重量がかかる。この水平レール部は、天井から吊下される構造が一般的であり、すなわち、水平レール部にかかる荷重が天井側にかかることになる。そのため、水平レール部の取り付け位置は、荷重を均等に支持するため、水平レール部の終端と、少なくとも水平レール部の全長における1/2の位置とすることが決められている。
ところが、開閉体の開閉動作において、開閉体が水平レール部を移動する際、ガレージの天井面に沿って開閉体が移動するが、開閉体を構成する各パネルは左右の端縁に設けられるそれぞれのローラがガイドレール溝内を転がりながら移動する構造であり、単にガイドレールを天井から吊っている構造であると、天井面から水平レール部を接続する吊下構造部分に開閉体の移動で発生する振動や揺れが伝わり、すなわち、天井から吊り下げられるガイドレールが振り子状に揺れ、且つ吊り下げ位置が左右のガイドレールにそれぞれであり、水平レール部の終端と全長における1/2の位置となって複数箇所を吊っていることで、ガイドレールはブレが発生しやすく、このブレやローラの転がりによって騒音が発生する原因となる虞がある。
【0005】
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、開閉体の開閉動作に伴う振動やブレを抑制し、騒音などの発生を軽減させ、且つ、開閉装置を施工する際の建物躯体側の下地を大きく確保することなく配置構成することのできる開閉装置の構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載の開閉装置の構造は、建物躯体17の開口部15を開閉するとともに、前記開口部15の上縁より前記建物躯体17の奥行方向へ収容される開閉体21がガイドレール23によってガイドされ、前記ガイドレール23が、前記開口部15の左右両側に配設される垂直レール部29と、前記垂直レール部29の上端に接続され、前記開口部15の上縁より前記建物躯体17の奥行方向に向かって配設される水平レール部33と、からなる開閉装置の構造であって、
前記ガイドレール23は、前記水平レール部33が、前記建物躯体17を構成する横架材59に、支持部材61を介して連結され、
前記支持部材61は、
前記建物躯体17の奥行方向に複数が離間して前記横架材59に固定される腕部63と、前記奥行方向に長尺で形成されてそれぞれの前記腕部63の下端に固定されて前記腕部63を介して前記横架材59に垂下状態で連結される下地枠65と、を有し、
前記下地枠65には、前記水平レール部33の長さに応じて配置される複数の調整部材67が取り付けられ、
それぞれの前記調整部材67には、前記水平レール部33を連結する連結部材69が固定されて垂下し、
前記調整部材67と前記連結部材69とにわたって方杖83が固定されることを特徴とする。
【0007】
この開閉装置の構造では、例えば横長のパネル25を縦幅方向に連結してなる開閉体21をガイドするガイドレール23が、建物躯体17の奥行方向に向かって、例えば天井面19に沿って配設される水平レール部33を有する。この水平レール部33には、開閉体21を建物躯体17の奥行方向へ、例えば天井面19に沿って収容した際、開閉体21のほぼ全重量がかかる。すなわち、水平レール部33にかかる荷重が天井側の横架材にかかることになる。そのため、水平レール部33の取り付け位置は、荷重を均等に支持するため、水平レール部33の終端と、少なくとも水平レール部33の全長における1/2の位置とすることが決められている。
ところが、開閉体21の開閉動作において、開閉体21が水平レール部33を移動する際、ガレージ13の奥行方向へ天井面に沿って開閉体21が移動するが、開閉体21を構成する各パネル25の左右がローラ27でガイド溝25内を転がりながら移動し、単にガイドレール23を吊っている構造では、その構造部分である支持部材61や調整部材67に、開閉体21の移動で発生する振動や揺れが伝わり、すなわち、天井から吊り下げされているガイドレール23が振り子状に揺れ、ブレが発生しやすく、このブレやローラ27の転がりによって騒音が発生する原因となる虞がある。
この開閉装置の構造では、下地枠65に、水平レール部33の長さに応じて複数の調整部材67が取り付けられる。それぞれの調整部材67には、水平レール部33を連結する連結部材69が固定されて垂下する。これら調整部材67と連結部材69とには、両部材にわたって方杖83が固定される。つまり、方杖83は、斜材となる。方杖83は、下地枠65から垂下してガイドレール23を吊る構造において、上方である天井面19に向かって広がるような斜材として連結部材69と調整部材67とに設けられるので、特に連結部材69の下端、すなわち、水平レール部33との連結部分が、下地枠65の水平横方向に振り子状となって振れるブレや振動が効果的に抑制可能となる。
また、方杖83は、下地枠65に固定される調整部材67と連結部材69との間に取り付けできる。吊束71の断面サイズ、すなわち腕部63が固定できるサイズの下地を確保できれば、方杖83を取り付けることが可能となる。このため、天井側に配置する方杖用の下地位置を、設計段階でハウスメーカー(建物躯体17を構築する工事業者)と決めておく必要がなく、工期の短縮も可能となる。
【0008】
本発明の請求項2記載の開閉装置の構造は、請求項1に記載の開閉装置の構造であって、
前記調整部材67が、前記下地枠65にスライド自在となって支持されるとともに、水平横方向の両側から突出する取付片81を備え、一方の前記取付片81に、前記連結部材69を垂設し、前記調整部材67の他方の前記取付片81と前記連結部材69とにわたって方杖83を固定することを特徴とする。
【0009】
この開閉装置の構造では、調整部材67を、一対の取付片81を備えた形状として例えばハット型などの形状で構成でき、下地枠65を跨いで載置させることができる。ハット型とした調整部材67では、開口を下向きとしたコ字型の形状とするとともに、両下端から水平横方向に取付片81が突出する形状であり、開口部側から見た正面視がハット型となる。調整部材67は、下地枠65を挟んで一方の取付片81に、連結部材69が垂設され、真っ直ぐ下向きに垂れ下がって設けられる。連結部材69は、開口部側から見た正面視で、水平横方向の一方側に片寄せられて垂下する。この連結部材69と、調整部材67における他方の取付片81とには、方杖83が掛け渡され設けられる。方杖83は、下端が連結部材69の上下方向略中央に固定され、上端が他方の取付片81に固定される。つまり、方杖83は、斜材となる。
連結部材69は、下端が水平レール部33に連結される。開閉装置の構造では、下向きコ字状に形成した調整部材67における水平横方向の両側から一対の取付片81を突出することにより、連結部材69と調整部材67とにわたって、吊束71より大きく張り出して上広がりとなる傾斜の方杖83を固定することができる。
また、開閉装置の構造では、調整部材67が下地枠65にスライド自在とされることで、この調整部材67を下地枠65の所定位置、すなわち水平レール部33の全長における1/2の位置などへの容易な位置決めが可能となる。
【0010】
本発明の請求項3記載の開閉装置の構造は、請求項1または2に記載の開閉装置の構造であって、
前記横架材59には吊束71が垂下して設けられ、
前記吊束71の下端には前記腕部63が接続されることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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