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公開番号2024153150
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-29
出願番号2023066864
出願日2023-04-17
発明の名称内窓装置における戸車付き引き戸
出願人株式会社光モール
代理人個人
主分類E06B 5/00 20060101AFI20241022BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】内窓装置における戸車付き引き戸を提供する。
【解決手段】合成樹脂製の型材から成る枠体の枠内空間にパネルを嵌入することにより引き戸を構成し、枠体の両端部に位置して、枠体に形成された袴部の収納溝に戸車装置を装入した構成において、前記収納溝(19)に保形フレーム(29)が嵌入されており、前記保形フレーム(29)は、前記収納溝における室外側に臨む第1壁部(20A)と室内側に臨む第2壁部(20B)に関して、第1壁部(20A)に重ねられる変形防止手段(32)と、該変形防止手段を第2壁部(20B)に支持する支持手段(33)を構成し、保形フレームの両端には、前記左右の戸車装置の端面に近接状態で臨む移動防止手段(31)を構成している。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
既設窓の内側に設置される断熱用の内窓装置であり、それぞれ合成樹脂製の型材から成る左右の縦枠(7)(7)並びに上横枠(8)及び下横枠(9)により枠組みされた枠体の枠内空間にパネル(10)を嵌入することにより引き戸(5)を構成し、前記下横枠(9)の両端部に戸車装置(24)を装入しており、
前記縦枠(7)及び上横枠(8)は、枠内空間に臨む開口から前記パネルを嵌入する保持溝(11)を備えた内枠部(12)と、前記保持溝の溝底壁を形成する外枠部(13)を一体形成し、
前記下横枠(9)は、枠内空間に臨む開口から前記パネルを嵌入する保持溝(15)を備えた内枠部(16)と、前記保持溝の溝底壁を形成する外枠部(17)と、前記外枠部の下側で下向き開口状の収納溝(19)を備えた袴部(20)を一体形成し、前記収納溝の溝側壁のうち前記既設窓に臨む一方の溝側壁により第1壁部(24A)を構成し、他方の溝側壁により第2壁部(24B)を構成し、前記袴部の端部を前記縦枠の下端部に接合した状態で前記収納溝(19)を保持溝(11)に連通させ、
前記戸車装置(24)は、前記下横枠の袴部の収納溝(19)に嵌入された第1連結部(25a)と前記縦枠の保持溝(11)に嵌入された第2連結部(25b)を備えた車台(25)と、該車台に軸支され前記収納溝の開口から下向きに突出させられる車輪(26)を備えて成る構成において、
前記下横枠(9)の袴部(20)の収納溝(19)に保形フレーム(29)が嵌入されており、
前記保形フレーム(29)は、前記収納溝の第1壁部(20A)に重ねられる変形防止手段(32)と、該変形防止手段を第2壁部(20B)に支持する支持手段(33)を構成しており、該保形フレームの両端には、前記左右の戸車装置における第1連結部(25a)の端面に近接状態で臨む移動防止手段(31)が構成されて成ることを特徴とする内窓装置における戸車付き引き戸。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
前記保形フレーム(29)は、金属製の角パイプ(30)から成り、断面矩形とされた4辺の壁部のうち、1辺の壁部(30a)により前記変形防止手段(32)を構成し、他辺の壁部(30b,30c,30d)により前記支持手段(33)を構成して成ることを特徴とする請求項1に記載の内窓装置における戸車付き引き戸。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内窓装置を構成する合成樹脂から成る枠組みパネル製の引戸であり、戸車装置を設けた戸車付き引き戸に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
本出願人は、先に、合成樹脂製の型材から成る枠部材にパネルを嵌入した内窓用の引戸を提案した(特許文献1)。また、その技術を発展させた戸車付き引き戸についても提案した(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5322189号公報
特許第6877276号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本出願人が提案した従来技術に係る引き戸を図1ないし図7に基づいて説明する。
【0005】
図1に示すように、矩形に枠組みされた框1に内装された既設窓2は、例えば、アルミニウム製のサッシ枠にガラス板を嵌め入れることにより引き戸3、3を構成し、上下框1a、1bに敷設されたレール部材に沿って引き戸3、3を移動することにより窓を開閉する。
【0006】
これに対して、断熱用の内窓4は、合成樹脂製の型材とパネルをセットにしたDIYキットとして、ホームセンター等で提供され、接着剤や、ビスによる締結手段等を必要とせず、ユーザが家庭において簡単容易に枠組みパネルを組み立てることにより引き戸5を製作することができるように構成されている。そして、製作した引き戸5、5は、既設窓2の内側(室内側)に位置して、上下框1a、1bに両面粘着テープ等で敷設したレール部材6に沿って開閉移動自在に搭載される。
【0007】
引き戸5は、図2に示すように、それぞれ合成樹脂製の型材から成る左右の縦枠7、7並びに上横枠8及び下横枠9により枠組みされた枠体の枠内空間にパネル10を嵌入することにより構成されている。
【0008】
前記縦枠7と上横枠8は、同一の型材により構成されている。従って、同一構成部分は同一符号で示している。そこで、縦枠7及び上横枠8は、枠内空間に臨む開口から前記パネル10を嵌入する保持溝11を備えた内枠部12と、前記保持溝11の溝底壁を形成する外枠部13を一体形成している。
【0009】
前記保持溝11の両側の溝壁には、相対向する弾性リップ14が一体に突設されており、これにより、パネル10は、縁部を保持溝11に挿入した状態で、弾性リップ14、14により弾性的に挟持され保持される。即ち、パネル10の両側縁部は、左右の縦枠7、7の保持溝11に挿入されると共に弾性リップ14により保持され、パネル10の上縁部は、上横枠8の保持溝11に挿入されると共に弾性リップ14により保持されている。
【0010】
前記下横枠9は、枠内空間に臨む開口から前記パネル10を嵌入する保持溝15を備えた内枠部16と、前記保持溝15の溝底壁を形成する外枠部17を一体形成しており、この点の構成は、前記縦枠7及び上横枠8と同様である。
(【0011】以降は省略されています)

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