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公開番号2024165778
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023082268
出願日2023-05-18
発明の名称建具
出願人株式会社LIXIL
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E06B 9/01 20060101AFI20241121BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】建物躯体の開口部の室外側に配置される室外側構造物を備え、室外側構造物を、面格子構造及び手摺構造のいずれにも使用できる建具を提供すること。
【解決手段】建具1は、建物躯体100の開口部101に設けられた窓部2と、建物躯体100の開口部101の室外側X1に配置された室外側構造物30と、を備え、室外側構造物30は、複数の室外側構造物構成部材32を有し、開口部101の上下方向の全域に複数の室外側構造物構成部材32を配置して面格子構造40とする構成と、開口部101の下方側から上方側に向かう途中までの下方領域に複数の室外側構造物構成部材32を配置して手摺構造50とする構成と、に変更可能である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
建物躯体の開口部に設けられた窓部と、
前記建物躯体の開口部の室外側に配置された室外側構造物と、を備え、
前記室外側構造物は、複数の室外側構造物構成部材を有し、前記開口部の上下方向の全域に前記複数の室外側構造物構成部材を配置して面格子構造とする構成と、前記開口部の下方側から上方側に向かう途中までの下方領域に前記複数の室外側構造物構成部材を配置して手摺構造とする構成と、に変更可能な建具。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記複数の室外側構造物構成部材は、横方向に延びると共に上下方向に並んで配置される複数の横部材である、請求項1に記載の建具。
【請求項3】
前記開口部の上方領域に配置可能な前記複数の室外側構造物構成部材は、一体化されて構成されており、
前記室外側構造物は、一体化させた前記複数の室外側構造物構成部材を前記開口部の上方領域に取り付けた場合に、前記面格子構造を構成し、一体化させた前記複数の室外側構造物構成部材を前記開口部の上方領域に取り付けない場合に、前記手摺構造を構成する、請求項1又は2に記載の建具。
【請求項4】
前記複数の室外側構造物構成部材のうち上端側に配置される室外側構造物構成部材は、前記建物躯体の壁から立ち上がる立ち上がり部材を介して、前記建物躯体の壁に接続されることにより、小庇として機能する、請求項1又は2に記載の建具。
【請求項5】
前記複数の室外側構造物構成部材の表面には、同一種類のデザインが施されている、請求項1又は2に記載の建具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、建具に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、建物躯体の開口部の室外側に面格子(室外側構造物)を備える建具がある(例えば、特許文献1参照)。また、建物躯体の開口部の室外側に手摺り(室外側構造物)を備える建具がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-314162号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
建物躯体の開口部の室外側に、面格子又は手摺りを設置する場合には、それぞれの構成やデザインが異なるため、別々の構造物で構成される。そのため、面格子又は手摺りを設置する場合には、いずれか一方のみしか設置できない。ここで、建物躯体の開口部の室外側に配置される室外側構造物について、面格子を構成する面格子構造及び手摺りを構成する手摺構造のいずれにも使用できれば便利である。
【0005】
本開示は、建物躯体の開口部の室外側に配置される室外側構造物を備え、室外側構造物を、面格子構造及び手摺構造のいずれにも使用できる建具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、建物躯体の開口部に設けられた窓部と、前記建物躯体の開口部の室外側に配置された室外側構造物と、を備え、前記室外側構造物は、複数の室外側構造物構成部材を有し、前記開口部の上下方向の全域に前記複数の室外側構造物構成部材を配置して面格子構造とする構成と、前記開口部の下方側から上方側に向かう途中までの下方領域に前記複数の室外側構造物構成部材を配置して手摺構造とする構成と、に変更可能な建具に関する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
面格子構造が設けられた一実施形態の建具を室外側から見た正面図である。
面格子構造から一体化させた複数の横部材を取り外して手摺構造とした図である。
面格子構造が設けられた建具の縦断面図である。
面格子構造が設けられた建具の横断面図である。
面格子構造から一体化させた複数の横部材を取り外して手摺構造とした縦断面図である。
面格子構造を手摺構造とした場合の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の一実施形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。なお、本明細書において、「見付方向」とは、建物の壁に形成された開口部に納められた窓部における障子のガラスの面方向を意味し、「見込方向」とは、上記ガラスの厚さ方向(すなわち、奥行き方向)を意味する。図面において、窓部の室外側を「室外側X1」とし、窓部の室内側を「室内側X2」とする。また、横方向を「左右方向」とする。
【0009】
図1に示すように、建具1は、建物躯体100の開口部101に設けられた窓部2と、建物躯体100の開口部101の室外側X1に配置された室外側構造物30と、を備える。窓部2は、開口部101に納められた枠体10と、枠体10内に開閉可能に配置される障子20,20と、を有する。
【0010】
枠体10は、上枠11、下枠12及び一対の縦枠13が矩形に枠組みされて構成される。枠体10の内側には、障子20,20が開閉可能に納められる。
(【0011】以降は省略されています)

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