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公開番号
2024152408
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-25
出願番号
2023066590
出願日
2023-04-14
発明の名称
縦型ブラインド
出願人
株式会社ニチベイ
代理人
個人
,
弁理士法人i.PARTNERS特許事務所
主分類
E06B
9/36 20060101AFI20241018BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約
【課題】第2ルーバーのフック収容部の端部が第1ルーバーに引っ掛かることを防止する技術を提供する。
【解決手段】ヘッドレールの長手方向に沿って吊り下げられる複数の第1ルーバー220A、複数の第1ルーバー220Aのうち2つの第1ルーバー220Aの長手方向に挟まれるよう配される複数の第2ルーバー220B、を備え、第1ルーバー220Aは鉛直軸周りに回転する回転力が回転力伝達機構により伝達され、第2ルーバー220Bは鉛直軸周り一方側への回転力が常時付勢される縦型ブラインドであって、第2ルーバー220Bの上端部において、第2ルーバー220Bの幅方向両端部を被覆するカバー3を備え、カバー3の両端部には、第2ルーバー220Bの厚み方向において付勢により第1ルーバー220Aと当接する側に、カバー3の端部側ほどカバー3の厚みが小さくなるよう傾斜端面が形成される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
ヘッドレールの長手方向に沿って吊り下げられる複数の第1ルーバーと、それぞれが該複数の第1ルーバーのうち2つの第1ルーバーに長手方向に挟まれるように配される複数の第2ルーバーとを備え、前記複数の第1ルーバーは鉛直軸周りに回転する回転力が回転力伝達機構により伝達され、前記複数の第2ルーバーは鉛直軸周り一方側への回転力が常時付勢される縦型ブラインドであって、
少なくとも1つの前記第2ルーバーの上端部において、該第2ルーバーの幅方向両端部を被覆するカバーを備え、
前記カバーの両端部のそれぞれには、前記第2ルーバーの厚み方向において前記付勢によって前記第1ルーバーと当接する側において、前記カバーの端部側ほど前記カバーの厚みが小さくなるように前記第2ルーバーの幅方向を向く仮想線に対して傾斜する傾斜端面が形成されることを特徴とする縦型ブラインド。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
前記傾斜端面は、前記複数の第1ルーバーの幅方向が前記長手方向及び鉛直方向に直交する前後方向を向く状態における前記長手方向を向く仮想線に対する前記複数の第2ルーバーの傾斜角度以下の角度だけ前記第2ルーバーの幅方向を向く仮想線に対して傾斜することを特徴とする請求項1に記載の縦型ブラインド。
【請求項3】
前記カバーの両端部のそれぞれには、前記第2ルーバーの厚み方向両側のそれぞれに前記傾斜端面が前記第2ルーバーの幅方向を向く仮想線に対して対称に形成されることを特徴とする請求項1に記載の縦型ブラインド。
【請求項4】
前記カバーの両端部のそれぞれには、前記2つの傾斜端面が成す頂点部を丸めたR面であるR状端面が形成されることを特徴とする請求項3に記載の縦型ブラインド。
【請求項5】
前記複数の第2ルーバーは、それぞれ、前記第2ルーバーと略同等の幅に形成され、ヘッドレールの長手方向に沿って配される吊り下げ部により吊り下げ支持可能な被吊り下げ部が設けられたルーバーフックを上端部に有することを特徴とする請求項1~請求項4のいずれか一項に記載の縦型ブラインド。
【請求項6】
前記複数の第2ルーバーは、それぞれ、該第2ルーバーの上端部が下方に折り曲げられて前記ルーバーフックを収容可能に筒状に形成される収容部を有し、
前記カバーは、少なくとも前記収容部の幅方向両端部を被覆することを特徴とする請求項5に記載の縦型ブラインド。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本実施形態は、複数のルーバーを備える縦型ブラインドに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の縦型ブラインドとして、特許文献1に示されるものが知られている。この縦型ブラインドでは、ヘッドレール内を移動可能に配列され、それぞれがルーバーを鉛直軸周りに回転可能に吊り下げる複数のキャリアのうち、1つおきのキャリア(第1キャリア)のみに回転力を伝達する回転伝達機構が設けられ、回転伝達機構が設けられていないキャリア(第2キャリア)にルーバーを鉛直軸回りの所定の回転方向に常時付勢する付勢手段が設けられる。
【0003】
このような縦型ブラインドによれば、第2キャリアに吊り下げられたルーバーが、両隣の第1キャリアに吊り下げられたルーバー同士の隙間を塞ぐ状態を保持できるため、ルーバー間の遮蔽性を維持しながら第1キャリアに吊り下げられたルーバーを回転操作することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平10-140952号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した縦型ブラインドは、ルーバーをキャリアに吊り下げるためのルーバーフックを備えている。ルーバーフックは、ルーバーの上端部を下方に折り返して筒状に形成されたフック収容部に収容されることによってルーバーに取り付けられるのが一般的である。しかし、このような構成の場合、第2ルーバーのフック収容部における幅方向端部が第1ルーバーに引っ掛かり、第1ルーバー及び第2ルーバーの回転が妨げられることがある。
【0006】
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、第2ルーバーのフック収容部の端部が第1ルーバーに引っ掛かることを防止することができる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するため、本発明の一態様は、ヘッドレールの長手方向に沿って吊り下げられる複数の第1ルーバーと、それぞれが該複数の第1ルーバーのうち2つの第1ルーバーに長手方向に挟まれるように配される複数の第2ルーバーとを備え、前記複数の第1ルーバーは鉛直軸周りに回転する回転力が回転力伝達機構により伝達され、前記複数の第2ルーバーは鉛直軸周り一方側への回転力が常時付勢される縦型ブラインドであって、少なくとも1つの前記第2ルーバーの上端部において、該第2ルーバーの幅方向両端部を被覆するカバーを備え、前記カバーの両端部のそれぞれには、前記第2ルーバーの厚み方向において前記付勢によって前記第1ルーバーと当接する側において、前記カバーの端部側ほど前記カバーの厚みが小さくなるように前記第2ルーバーの幅方向を向く仮想線に対して傾斜する傾斜端面が形成されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、第2ルーバーのフック収容部の端部が第1ルーバーに引っ掛かることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係る縦型ブラインドの構成を示す正面図である。
第1実施形態に係る第1ルーバー及び第2ルーバーの構成を示す正面図である。
第1実施形態に係る、ルーバーに装着されるカバーを示す正面図である。
第1実施形態に係る、斜め上方から見たカバーを示す斜視図である。
第1実施形態に係る、斜め下方から見たカバーを示す斜視図である。
第1実施形態に係る全開状態にある縦型ブラインドを示す概略平面図である。
第1実施形態に係る移行状態にある縦型ブラインドを示す概略平面図である。
第1実施形態に係る全閉状態にある縦型ブラインドを示す概略平面図である。
第1実施形態に係るカバーの2つの傾斜端面が成す傾斜角度を示す底面図である。
比較例に係るカバーのR状端面を示す底面図である。
第1実施形態に係るカバーの端部と比較例に係る端部との対比を示す概略平面図である。
比較例に係る縦型ブラインドにおける間隙を示す概略平面図である。
第1実施形態に係る縦型ブラインドにおける間隙を示す概略平面図である。
比較例に係る縦型ブラインドが全開状態にある際に入射する直射光を示す図である。
第1実施形態に係る縦型ブラインドが全開状態にある際に入射する直射光を示す図である。
第2実施形態に係るカバーの構成を示す斜視図である。
第2実施形態に係る第2ルーバーに装着されたカバーを示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照しつつ説明する。以下の実施形態においては、縦型ブラインドが設けられた際の室内側の面を正面、室外側の面を背面、正面と背面とからなる方向を前後方向、前後方向及び上下方向(鉛直方向)に直交する方向を左右方向と称して説明を行う。また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)
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