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公開番号
2024165978
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2023082627
出願日
2023-05-18
発明の名称
扉構造体、扉の取付枠、及び、扉の遮音方法
出願人
株式会社オークマ
代理人
個人
主分類
E06B
5/20 20060101AFI20241121BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約
【課題】従来の防音扉と比較して、簡易な構造でありながらも十分な遮音性を有し、扉の開閉に要する力を軽減可能な扉構造体、扉の取付枠及び扉の遮音方法を提供する。
【解決手段】扉構造体1は、取付枠2と、ラッチ31及びラッチ31と連動するハンドル32を有する扉体3を備える。扉体3が収まる取付枠2は、上枠21、該上枠から垂下しラッチ受け222を設けた第1縦枠22、及び、該上枠から垂下し扉体3を回動可能に枢支した蝶番232を設けた第2縦枠23を有し、前述の各枠に戸当り部211・221・231を設けている。戸当り部211・221及び戸当り部231近傍における扉体3との当接部分には、遮音部材213・223・233が配設され、ラッチ受け222から遠位にある遠位領域と比較して、ラッチ受け近傍となる領域が圧縮応力最大部分であるように設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ラッチ及び該ラッチと連動するハンドル又はノブを有する扉体と、
該扉体が収まる大きさであると共に、少なくとも、上枠、該上枠下方へ垂下し前記ラッチと係合可能なラッチ受けが設けられた第1縦枠、及び、該上枠下方へ垂下し前記扉体を回動可能に枢支した蝶番が設けられた第2縦枠を有し、少なくとも前記第1縦枠に戸当り部が設けられた取付枠と、
前記戸当り部及び前記取付枠における前記扉体との当接部分に配設され、前記ラッチ受けから遠位にある遠位領域と比較して、少なくとも前記ラッチ受け近傍の領域が圧縮応力最大部分であるように設けられた遮音部材と、を備える
扉構造体。
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【請求項2】
前記遮音部材が、圧縮応力最大部分であり且つ少なくとも表面部分が硬質に設けられた第1領域、及び、該第1領域よりも圧縮応力が小さく且つ軟質に設けられた第2領域を有し、
前記第1領域が、前記第1縦枠側の戸当り部の高さ方向全域、又は、前記第1縦枠側の戸当り部の高さ方向において少なくとも前記第1縦枠の下端から前記ラッチ受けを含む位置に至る長さの一部領域に設けられ、
前記第2領域が前記上枠側に設けた戸当り部の幅方向全域及び前記第2縦枠側における前記扉体との当接部分の高さ方向全域に設けられている
請求項1に記載の扉構造体。
【請求項3】
前記遮音部材における前記第1領域が、前記ラッチ受け周辺箇所を含んで、前記第1縦枠の下端から高さ方向へ略半分乃至略4分の3の領域である
請求項2に記載の扉構造体。
【請求項4】
前記第1領域の構成材と前記第2領域の構成材とが相違する
請求項2又は3に記載の扉構造体。
【請求項5】
ラッチ及び該ラッチと連動するハンドル又はノブを有する扉体が収まる大きさであり、
上枠と、
該上枠下方へ垂下し前記ラッチと係合可能なラッチ受けが設けられた第1縦枠と、
該上枠下方へ垂下し前記扉体を回動可能に枢支した蝶番が設けられた第2縦枠と、
少なくとも前記第1縦枠に設けられた戸当り部と、
前記戸当り部及び前記扉体が当接する部分に配設され、前記ラッチ受けから遠位にある遠位領域と比較して、少なくとも前記ラッチ受け近傍の領域が圧縮応力最大部分であるように設けられている遮音部材と、を備える
扉の取付枠。
【請求項6】
ラッチ及び該ラッチと連動するハンドル又はノブを有する扉体、該扉体が収まる大きさであると共に、少なくとも、上枠、該上枠下方へ垂下した第1縦枠及び第2縦枠を有し、少なくとも該第1縦枠に戸当り部が設けられた取付枠、及び、該戸当り部及び前記取付枠における前記扉体との当接部分に配設された遮音部材と、を備える片開きの扉構造体において、
前記扉体は、前記第2縦枠に設けた蝶番により枢支されて回動し、前記戸当り部に当たった状態で前記第1縦枠に設けたラッチ受けと同扉体のラッチとが係合することで閉止し、閉止状態において、同ラッチ受けから遠位にある遠位領域と比較して、少なくとも同ラッチ受け近傍の領域に最大の圧縮応力が生じることにより、遮音機能を発揮すると共に扉の開閉に要する力を軽減する
扉の遮音方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、扉構造体、扉の取付枠、及び、扉の遮音方法に関する。更に詳しくは、従来の防音扉と比較して、簡易な構造でありながらも十分な遮音性を有し、扉の開閉に要する力を軽減することができる扉構造体、扉の取付枠、及び、扉の遮音方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
一般住宅において使用される防音扉(ドア)は、演奏用途等の防音室用のものを除き、室内デザインを阻害しない自然なものがユーザーに好まれる。例えば、明らかに防音性を有するような重厚な外観の扉やグレモンハンドルは、防音室の出入口に設置されるケース以外には屋内景観に違和感を与えるためユーザーに敬遠される傾向があり、また、グレモンハンドルを備える扉は高価でもあって設置コストの上昇を招くことになる。
【0003】
一方、扉に高度な防音性能が要求されず遮音程度の用途で十分な部屋である場合、大仰な防音扉よりも住宅で使用される一般的なデザインの扉及びハンドルであることが好まれ、このような一般的な扉に遮音能を付加する部材として、例えば、下記の非特許文献1に示されているようないわゆる戸当りゴム(商品名)が提案されている。該戸当りゴムは、端面形状がD型のゴム製であって、扉の枠体に設けた戸当り部分に取り付けるものであり、閉鎖時において扉と戸当り部分の間で圧縮され、隙間が生じることを防ぐことで、通常の扉にも遮音能を付加するものである。また、該戸当りゴムは、比較的安価であり、汎用性が高いため、各種商品が販売されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
コクゴ 戸当りゴム 工具の通販モノタロウ 建築金物・建材・塗装内装用品 建築金物 建具金物 ドア・扉金物 戸当り 戸当りパッキンインターネット<URL:https://www.monotaro.com/g/04327023/#>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、前述した戸当りゴムを適用した遮音扉においては、扉を閉鎖又は開放する際にハンドルの開閉に力を要し(ハンドルが重くなる)、更にはハンドルから遠位となる扉の縁部が撓む傾向があり、戸当りゴムと同種物についても同様である。
【0006】
この傾向は、前述した戸当りゴムが遮音能力は高いものの圧縮に際して必要な応力が大きく、ハンドルから近位であれば戸当りゴムを圧縮するための応力は十分であるが、ハンドルから離れるほど戸当りゴムを圧縮するための応力が分散する(換言すると、ハンドルから遠ざかるほど力が分散されて戸当りゴムが圧縮されにくい)ため、特に扉の閉鎖時において扉のラッチと戸枠のラッチ受けが正しく係合するために大きな力を必要とすることに起因する。
【0007】
また、扉と戸枠の係止部分であるラッチ及びラッチ受けから遠位(例えば扉の上端や下端の近傍)になると、前述したように十分に戸当りゴムを圧縮しきれず(換言すると、戸当りゴムの反発力が勝り)、結果として扉が戸枠から浮き、特に木製ドアの場合は扉の縁部が撓む傾向にあった。
【0008】
一方、扉の開閉に要する力を軽減し、扉に生じる撓みを抑制する為には、非特許文献1に記載されたドアパッキンよりも圧縮応力が小さい素材で形成されたものを適用すればよいが、このような圧縮応力が小さいドアパッキンは柔らかく対摩耗性に劣ることが多く、繰り返す扉の開閉によって該ドアパッキンが磨損すれば遮音能の低下を招くことになる。
【0009】
本発明は、以上の点を鑑みて創案されたものであり、従来の防音扉と比較して、簡易な構造でありながらも十分な遮音性を有し、扉の開閉に要する力を軽減することができる、扉構造体、扉の取付枠、及び、扉の遮音方法を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の目的を達成するために、本発明の扉構造体は、ラッチ及び該ラッチと連動するハンドル又はノブを有する扉体と、該扉体が収まる大きさであると共に、少なくとも、上枠、該上枠下方へ垂下し前記ラッチと係合可能なラッチ受けが設けられた第1縦枠、及び、該上枠下方へ垂下し前記扉体を回動可能に枢支した蝶番が設けられた第2縦枠を有し、少なくとも前記第1縦枠に戸当り部が設けられた取付枠と、前記戸当り部及び前記取付枠における前記扉体との当接部分に配設され、前記ラッチ受けから遠位にある遠位領域と比較して、少なくとも前記ラッチ受け近傍の領域が圧縮応力最大部分であるように設けられた遮音部材と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)
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