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公開番号
2025020853
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-13
出願番号
2023124466
出願日
2023-07-31
発明の名称
舵取機
出願人
川崎重工業株式会社
代理人
弁理士法人有古特許事務所
主分類
B63H
25/30 20060101AFI20250205BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約
【課題】舵取機を船舶に搭載する前に舵角検出用のセンサの調整が可能な舵取機を提供する。
【解決手段】一実施形態に係る舵取機1Aは、舵軸11に固定される舵柄2と、舵柄2と係合するピン31が設けられたラム3と、ラム3の両端部がそれぞれ挿入された一対のシリンダ4A,4Bを含む。さらに、舵取機1Aは、シリンダ4A,4B間の距離の変動を許容するようにシリンダ4A,4Bを橋架するブラケット7と、ストロークセンサ8を含む。ストロークセンサ8は、検出素子84と、検出素子84の位置を検出する、ラム3の軸方向に延びるリニア検出器81を含む。検出素子84はラム3とブラケット7の一方に取り付けられ、リニア検出器81はラム3とブラケット7の他方に取り付けられる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
舵軸に固定される舵柄と、
前記舵柄と係合するピンが設けられたラムと、
前記ラムの両端部がそれぞれ挿入された一対のシリンダと、
前記一対のシリンダ間の距離の変動を許容するように前記一対のシリンダを橋架するブラケットと、
検出素子、および前記検出素子の位置を検出する、前記ラムの軸方向に延びるリニア検出器を含むストロークセンサと、を備え、
前記検出素子は前記ラムと前記ブラケットの一方に取り付けられ、前記リニア検出器は前記ラムと前記ブラケットの他方に取り付けられる、舵取機。
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【請求項2】
前記ラムと平行なガイドバーであって、前記一対のシリンダに設けられた保持穴に両端部が挿入されたガイドバーと、
前記ラムに取り付けられ、前記ガイドバーと係合しながら前記ガイドバーに沿って摺動するガイドと、をさらに備え、
前記検出素子または前記リニア検出器は、前記ガイドを介して前記ラムに取り付けられる、請求項1に記載の舵取機。
【請求項3】
前記一対のシリンダは、第1シリンダおよび第2シリンダであり、
前記ブラケットの一端部は前記第1シリンダに固定され、前記ブラケットの他端部は前記第2シリンダと摺動可能となるように前記第2シリンダに連結されている、請求項1または2に記載の舵取機。
【請求項4】
前記ブラケットの両端部は前記一対のシリンダに固定され、前記ブラケットは、前記ラムの軸方向に弾性変形可能な吸収部を有する、請求項1または2に記載の舵取機。
【請求項5】
舵軸に固定される舵柄と、
前記舵柄と係合するピンが設けられたラムと、
前記ラムの両端部がそれぞれ挿入された一対のシリンダと、
前記ラムと平行なガイドバーであって、前記一対のシリンダに設けられた保持穴に両端部が挿入されたガイドバーと、
前記ラムに取り付けられ、前記ガイドバーと係合しながら前記ガイドバーに沿って摺動するガイドと、
検出素子、および前記検出素子の位置を検出する、前記ラムの軸方向に延びるリニア検出器を含むストロークセンサと、を備え、
前記検出素子は前記ガイドと前記ガイドバーの一方に取り付けられ、前記リニア検出器は前記ガイドと前記ガイドバーの他方に取り付けられる、舵取機。
【請求項6】
舵軸に固定される舵柄と、
前記舵柄と係合するピンが設けられたラムと、
前記ラムの両端部がそれぞれ挿入された第1シリンダおよび第2シリンダと、
検出素子、および前記検出素子の位置を検出する、前記ラムの軸方向に延びるリニア検出器を含むストロークセンサと、を備え、
前記第1シリンダと前記第2シリンダのそれぞれは、管状部と底部を含み、
前記検出素子は前記ラムと前記第1シリンダの底部の一方に取り付けられ、前記リニア検出器は前記ラムと前記第1シリンダの底部の他方に取り付けられる、舵取機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、船舶に搭載される舵取機に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、ラム及び一対のシリンダを含むラプソンスライド型の舵取機が知られている。このような舵取機では、一般的に、回転角センサにより舵角が検出される。例えば、特許文献1の第2図には、舵取機から離れた位置に回転角センサを配置することが記載されている。また、特許文献1の第2図には、舵軸の中心と回転角センサの中心とが平行四辺形の隣り合う頂点に位置するように、舵柄と回転角センサとがリンク機構を介して接続されることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平3-99997号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、回転角センサにより舵角を検出する場合、舵取機を船舶に搭載するまでは回転角センサを調整することができない。しかも、船舶上では回転角センサの位置を幾何学的に調整する必要があり、その位置調整に手間がかかる。
【0005】
そこで、本開示は、舵取機を船舶に搭載する前に舵角検出用のセンサの調整が可能な舵取機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、第1の側面から、舵軸に固定される舵柄と、前記舵柄と係合するピンが設けられたラムと、前記ラムの両端部がそれぞれ挿入された一対のシリンダと、前記一対のシリンダ間の距離の変動を許容するように前記一対のシリンダを橋架するブラケットと、検出素子、および前記検出素子の位置を検出する、前記ラムの軸方向に延びるリニア検出器を含むストロークセンサと、を備え、前記検出素子は前記ラムと前記ブラケットの一方に取り付けられ、前記リニア検出器は前記ラムと前記ブラケットの他方に取り付けられる、舵取機を提供する。
【0007】
本開示は、第2の側面から、舵軸に固定される舵柄と、前記舵柄と係合するピンが設けられたラムと、前記ラムの両端部がそれぞれ挿入された一対のシリンダと、前記ラムと平行なガイドバーであって、前記一対のシリンダに設けられた保持穴に両端部が挿入されたガイドバーと、前記ラムに取り付けられ、前記ガイドバーと係合しながら前記ガイドバーに沿って摺動するガイドと、検出素子、および前記検出素子の位置を検出する、前記ラムの軸方向に延びるリニア検出器を含むストロークセンサと、を備え、前記検出素子は前記ガイドと前記ガイドバーの一方に取り付けられ、前記リニア検出器は前記ガイドと前記ガイドバーの他方に取り付けられる、舵取機を提供する。
【0008】
本開示は、第3の側面から、舵軸に固定される舵柄と、前記舵柄と係合するピンが設けられたラムと、前記ラムの両端部がそれぞれ挿入された第1シリンダおよび第2シリンダと、検出素子、および前記検出素子の位置を検出する、前記ラムの軸方向に延びるリニア検出器を含むストロークセンサと、を備え、前記第1シリンダと前記第2シリンダのそれぞれは、管状部と底部を含み、前記検出素子は前記ラムと前記第1シリンダの底部の一方に取り付けられ、前記リニア検出器は前記ラムと前記第1シリンダの底部の他方に取り付けられる、舵取機を提供する。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、舵取機を船舶に搭載する前にも舵角検出用のセンサの調整が可能な舵取機が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施形態に係る舵取機の平面図である。
第1実施形態に係る舵取機の正面図である。
図2のIII-III線に沿った断面図である。
ブラケットの他端部の拡大断面図である。
変形例におけるブラケットの他端部の拡大断面図である。
別の変形例におけるブラケットの他端部の拡大断面図である。
第2実施形態に係る舵取機の平面図である。
第2実施形態に係る舵取機の正面図である。
第3実施形態に係る舵取機の平面図である。
図9のX-X線に沿った断面図である。
第4実施形態に係る舵取機の平面図である。
その他の実施形態に係る舵取機の平面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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