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公開番号
2025020091
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-12
出願番号
2024115569
出願日
2024-07-19
発明の名称
ドアロックアセンブリ及び電気機器
出願人
イリノイ トゥール ワークス インコーポレイティド
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
E05B
65/00 20060101AFI20250204BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約
【課題】ドアロックアセンブリ及び電気機器の提供。
【解決手段】付勢ばねのそれぞれの一端はハウジングのばね当接面に当接し、回転ホイール座部はハウジングの内部に可動的に収容され、回転ホイール座部は付勢ばねを収容するように構成されたバレル形状の空洞を備え、バレル形状の空洞は空洞底面を有し、付勢ばねのそれぞれの他端が、対応する空洞底面に当接するようにされ、回転ホイールは、回転ホイール座部に回転可能に装着された回転シャフトを有し、回転ホイールが回転ホイール座部内で回転可能とされ、回転ホイールのカム構造が、ピンシャフトに当接でき、回転ホイールが回転ホイール座部内で回転するとき、回転ホイールが、回転ホイール座部と共にハウジング内で動くことができ、付勢ばねが、ハウジング内での回転ホイール座部の動きの間に、バレル形状の空洞内で圧縮され得るようにされる。付勢ばねは、バレル形状の空洞に収容され圧縮される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
電気機器のドアをロックするためのドアロックアセンブリであって、
ばね当接面を有する、ハウジングと、
少なくとも1つの付勢ばねであって、前記少なくとも1つの付勢ばねの一端が前記ばね当接面に当接している、少なくとも1つの付勢ばねと、
前記ハウジングの内部に移動可能に収容された回転ホイール座部であって、前記回転ホイール座部の少なくとも一方の側にバレル形状の空洞が設けられ、前記バレル形状の空洞が前記少なくとも1つの付勢ばねを収容するように構成され、前記バレル形状の空洞が空洞底面を有し、それにより、前記少なくとも1つの付勢ばねの他端が前記空洞底面に当接するようになっている、回転ホイール座部と、
前記ハウジングに固定的に装着されているピンシャフトと、
回転シャフトを有する回転ホイールであって、前記回転シャフトは、前記回転ホイール座部に回転可能に装着され、それにより、前記回転ホイールが前記回転ホイール座部内でドア開放方向に又はドア閉鎖方向に回転可能になっている、回転ホイールと、
を備え、
前記回転ホイールはカム構造を更に有し、前記カム構造は、前記ピンシャフトに当接可能に構成され、それにより、前記回転ホイールが前記回転ホイール座部内で前記ドア開放方向に又は前記ドア閉鎖方向に回転するときに、前記回転ホイール及び前記回転ホイール座部が前記ハウジング内を移動でき、前記ハウジング内での前記回転ホイール座部の移動の間に、前記少なくとも1つの付勢ばねが前記バレル形状の空洞内で圧縮されること又はばね復帰されることが可能になっている、
ドアロックアセンブリ。
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
前記少なくとも1つの付勢ばねは、2つの付勢ばねを含む、
請求項1に記載のドアロックアセンブリ。
【請求項3】
前記バレル形状の空洞が、前記回転ホイール座部の2つの側にそれぞれ設けられ、前記回転ホイール座部の前記2つの側における前記バレル形状の空洞は、前記2つの付勢ばねのうちの一方をそれぞれ収容するように構成され、それにより、前記2つの付勢ばねが、前記ばね当接面と前記バレル形状の空洞の前記空洞底面との間でそれぞれ当接し、したがって前記2つの付勢ばねが、前記ハウジング内での前記回転ホイール座部の移動の間に、圧縮されること又はばね復帰されることが可能になっている、
請求項2に記載のドアロックアセンブリ。
【請求項4】
前記ハウジングの表面にドアフック穴が設けられ、前記ドアフック穴は、前記ドアに装着されたドアフックを受容するように構成され、
前記ドアフックを前記ドアフック穴に挿入すること又は前記ドアフックを前記ドアフック穴から引き出すことにより、前記回転ホイールが前記回転シャフトの周りを前記ドア閉鎖方向に又は前記ドア開放方向に回転される、
請求項1に記載のドアロックアセンブリ。
【請求項5】
前記回転ホイールが、回転ホイール頭部セクション、回転ホイール中間部セクション及び回転ホイール後部セクションを含み、前記回転ホイール中間部セクションに前記回転シャフトが設けられ、前記回転ホイール頭部セクションにロックフックが設けられ、前記ロックフックは前記ドアフックと係合可能に構成され、前記ドアフックを前記ドアフック穴に挿入すること又は前記ドアフックを前記ドアフック穴から引き出すことにより、前記回転ホイールが前記回転シャフトの周りを前記ドア閉鎖方向に又は前記ドア開放方向に回転され、
前記回転ホイールは、回転の間に回転ホイールドア開放位置及び回転ホイールドア閉鎖位置を有する、
請求項4に記載のドアロックアセンブリ。
【請求項6】
前記回転ホイール後部セクションに前記カム構造が設けられ、前記カム構造に内側表面及び外側表面が設けられ、前記内側表面は内側安定点を有し、前記外側表面はカム外側安定点を有し、
前記回転ホイールが前記回転ホイールドア閉鎖位置にあるときに、前記ピンシャフトが前記カムの前記内側安定点に位置し、前記回転ホイールが前記回転ホイールドア開放位置にあるときに、前記ピンシャフトが前記カム外側安定点に位置する、
請求項5に記載のドアロックアセンブリ。
【請求項7】
前記回転ホイール座部に回転ホイール停止部が設けられ、前記回転ホイール停止部は、前記回転ホイールの回転範囲を制限するように構成され、それにより、前記回転ホイールが前記回転ホイールドア閉鎖位置から前記回転ホイールドア開放位置に回転するときに、前記ピンシャフトが前記カム外側安定点に位置する位置において、前記回転ホイールを安定させることが可能になっている、請求項6に記載のドアロックアセンブリ。
【請求項8】
前記ばね当接面は、前記空洞底面の反対側に設けられ、
前記回転ホイールが前記回転ホイールドア閉鎖位置から前記回転ホイールドア開放位置まで回転する過程において、前記回転ホイールの前記カム構造と前記ピンシャフトとの間に相対移動が発生し、それにより、前記ピンシャフトが前記カム構造に当接する位置が、前記内側安定点から前記カム外側安定点まで移動するようになっており、前記回転ホイール座部が前記ハウジングの前記ばね当接面の近くに移動し、それにより、前記付勢ばねの対が圧縮されるようになっており、
前記回転ホイールが前記回転ホイールドア開放位置から前記回転ホイールドア閉鎖位置まで回転する過程において、前記回転ホイールの前記カム構造と前記ピンシャフトとの間に相対移動が発生し、それにより、前記ピンシャフトが前記カム構造に当接する位置が、前記カム外側安定点から前記内側安定点まで移動するようになっており、前記回転ホイール座部が前記ハウジングの前記ばね当接面から離れるように移動し、それにより、前記付勢ばねの対が圧縮状態からばね復帰されるようになっている、
請求項7に記載のドアロックアセンブリ。
【請求項9】
前記回転ホイール座部に回転ホイール受容部分が設けられ、前記回転ホイール受容部分は、前記回転ホイールの前記回転シャフトを装着するように構成され、それにより、前記回転ホイールが前記回転ホイール座部に回転可能に装着されることが可能になっている、
請求項1に記載のドアロックアセンブリ。
【請求項10】
前記ハウジングにピンシャフト装着部分が設けられ、前記ピンシャフト装着部分はピンシャフト装着穴を有し、前記ピンシャフト装着穴は前記ピンシャフトを固定的に装着するように構成されている、
請求項1に記載のドアロックアセンブリ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ドアロックアセンブリ及び電気機器に関し、特に、電気機器において使用され、或る程度の内部押圧力に耐えることが可能なドアロックアセンブリ、及びドアロックアセンブリを使用する電気機器に関する。
続きを表示(約 3,400 文字)
【背景技術】
【0002】
いくつかの商業用又は家庭用の電気機器において、電気機器(乾燥機、洗濯機、又は食器洗い機等)のドアをロックする又は開けるための、ドアロック機構が使用され得る。従来のドアロック機構の内部には、典型的には付勢ばねが備えられ、ドア開放変位が臨界ドア開放変位に達していない場合、ドアロック機構は、ドア開放力が取り除かれた後、付勢ばねの作用の下で、ドアを閉状態に戻すことができる。上述したドアロック機構は、チャイルドセーフティ機構を更に備える必要がある。例えば、ドアが垂直な側に備えられた乾燥機のためのドアロック機構において、子供が誤って乾燥機に入ってしまった場合、閉じたドアをドアの内側から比較的小さな力で押して開けることが可能であり、子供が容易に乾燥機のドラムから出ることを可能にするべきである。これに加えて、かかるドアロック機構は、乾燥機が動作している間に乾燥機の内部の洗濯物が誤ってドアを押し開けてしまうことを防止する必要がある。
【発明の概要】
【0003】
ドアロック機構は典型的には、その中に回転ホイールを備え、該回転ホイールは、ドアをロックするためにドアに備えられたドアフックと係合することが可能なロックフックを含む。回転ホイールは、回転シャフトの周りを回転することができ、回転ホイールのロックフックが、ドアフックと係合する又はドアフックから外れるようにする。
【0004】
一態様において、付勢ばねが回転ホイールの回転シャフトに直接に作用する場合、回転ホイール及びその回転シャフトは、ドアロック機構の内部で直線的に動きながら付勢ばねを圧縮させて、それにより回転ホイールを反対方向に動かす付勢力を発生させることができる。しかしながら、付勢ばねは、回転シャフトによって押圧される圧縮過程又は復帰過程の間、圧縮方向(回転シャフトの動きの方向)から逸脱する弾性変形を受け、例えば、圧縮方向以外の方向に生じる弾性変形を受けて、圧縮方向以外の方向に回転シャフトに対して付勢力を発生させ得る。例えば、圧縮方向に対して逸れた方向の作用力が、回転シャフトの回転が追加的な干渉力を受けるようにし、回転ホイールのぎくしゃくした、不安定な又は滑らかでない上下動に帰着し、このことが、ドア開放操作の、すなわち、ドア開閉動作の、全体的に滑らかでない手応えを引き起こすこととなる。
【0005】
別の態様において、チャイルドセーフティ機構を備えたドアロック機構において、乾燥機の内側からドアを押し開けるのに必要とされる作用力は大きすぎてはならず、例えば67ニュートンよりも小さいべきである。しかしながら、低すぎる開き力は、乾燥過程中に回転する洗濯物によってドアが誤って押し開けられてしまうことにつながる。上記の2つの状況を考慮し、遠心力で回転する洗濯物によってドアが押し開けられにくく、なおかつ乾燥機の内側から子供によって比較的小さな力でドアが押し開けられ得るようにすることが必要である。
【0006】
ドアロック機構に対する上記の要件を満たすために、本開示はドアロックアセンブリを提供する。回転ホイール座部が、ドアロックハウジングの内部に備えられ、回転ホイールが、回転ホイール座部に回転可能に装着され得る。回転ホイール座部は、少なくとも1つのバレル形状の空洞を備える。空洞は、付勢ばねをちょうど収容できるサイズのものとされてもよく、付勢ばねが、圧縮又はばね復帰のためにバレル形状の空洞に収容され得るようにする。バレル形状の空洞の空洞壁は、圧縮方向から逸脱する付勢ばねの屈曲を制限することができ、付勢ばねが、圧縮過程において、圧縮変位に比例したばね復帰力を発生させることができ、該ばね復帰力が、回転ホイール座部のバレル形状の空洞の底部に作用させられ、付勢力が、ドアロックハウジングの内部の回転ホイール座部及び回転ホイールの直線的な動きに加えられ得るようにする。付勢ばねが安定した付勢力を発生させるので、回転ホイール座部及び回転ホイールはハウジング内で安定して動き、ドア開閉動作の全体的な手応えが、ぎくしゃく感、不安定性又は不均一性のない、滑らかなものとなる。
【0007】
更なる態様において、本開示におけるドアロックハウジングの内部に、ピンシャフトが固定的に備えられ、ピンシャフトは、付勢ばねの付勢力によって、回転ホイールに常に当接することができ、回転ホイールの回転の間、ピンシャフトは、回転ホイールに可変の作用力を加えることができる。本開示における回転ホイールのカム部は、異なる曲率を有する2つの曲面を備え、回転ホイールは、上述した異なる曲率を有する2つの曲面のうちのいずれか一方によって、ピンシャフトに当接する。回転ホイールがドア閉鎖位置から回転を開始すると、ピンシャフトによって回転ホイールに加えられる作用力が、ドア開放に必要とされる内部押圧力を、最大ドア開放力に近い量まで速やかに増大させる。後続する回転の間、回転ホイールがドア開放のための臨界位置に達するまで、ドア開放力は安定状態にとどまり、ゆっくりと増大する。回転ホイールがドア開放のための臨界位置を越えて回転した後は、ドア開放のための内部押圧力が取り除かれたとしても、回転ホイールはまた、付勢ばねとピンシャフトとの複合作用の下で、ドアが開けられる対応位置まで、自動的に回転することとなる。回転ホイールがドア開放のための臨界位置まで回転する前に、ドア開放力がなくなった場合、回転ホイールは、付勢ばねの付勢力の作用の下で、ドアが閉じられる対応位置に戻ることとなる。
【0008】
回転ホイールの上記のカム部を備えることの利点は、洗濯物が乾燥機の内部で遠心回転しているときにドアに加えられる作用力の特性、すなわち、作用力は、塊状になった洗濯物が遠心力の作用の下でドアに衝突するという事実によって発生するものであり、洗濯物が遠心方向に変位させられると、塊状になった洗濯物がほぐれて、ドアに対する衝撃力が即座になくなるという特性に対する、考慮を与える点にある。すなわち、ドアに加えられる洗濯物の作用力は、回転ホイールがドア開放のための臨界位置まで回転する前に消滅し、ドアが僅かに変位させられたとしても押し開けられないこととなる。しかしながら、誤って乾燥機に入ってしまった子供は、ドアに継続的な内部押圧力を加えることによって、回転ホイールをドア開放のための臨界位置を越えて回転させることができ、それゆえ、子供は、ドアを内側から押し開けることができる。
【0009】
それゆえ、本開示におけるドアロックアセンブリの技術手段が、以下に説明される。
【0010】
本開示の第1の態様によれば、ドアロックアセンブリが提供される。本ドアロックアセンブリは、電気機器のドアをロックするために使用され、ハウジングと、少なくとも1つの付勢ばねと、回転ホイール座部と、ピンシャフトと、回転ホイールとを備えることを特徴とし、ハウジングは、ばね当接面を有し、少なくとも1つの付勢ばねの一端は、対応するばね当接面に当接し、回転ホイール座部は、ハウジングの内部に可動的に収容され、回転ホイール座部の少なくとも一方の側が、バレル形状の空洞を備え、バレル形状の空洞は、少なくとも1つの付勢ばねを収容するように構成され、バレル形状の空洞は、空洞底面を有し、少なくとも1つの付勢ばねの他端が、対応する空洞底面に当接するようにされ、ピンシャフトは、ハウジングに固定的に装着され、回転ホイールは、回転シャフトを有し、回転シャフトは、回転ホイール座部に回転可能に装着され、回転ホイールが、回転ホイール座部中でドア開放方向に又はドア閉鎖方向に回転することができるようにされ、回転ホイールは、カム構造を更に有し、カム構造は、ピンシャフトに当接することが可能となるように構成され、回転ホイールが回転ホイール座部中でドア開放方向に又はドア閉鎖方向に回転するとき、回転ホイールが回転ホイール座部と共にハウジング内で動くことができ、ハウジングの内部での回転ホイール座部の動きの間、少なくとも1つの付勢ばねが、バレル形状の空洞中で圧縮され得る又はばね復帰され得るようにする。
(【0011】以降は省略されています)
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