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公開番号2025019468
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-07
出願番号2023123093
出願日2023-07-28
発明の名称エマルションおよび物品
出願人リンテック株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C08F 20/28 20060101AFI20250131BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】二酸化炭素を製造原料とする新規なエマルションおよびエマルション組成物から形成される樹脂膜を備える物品を提供する。
【解決手段】重合体を構成するモノマー単位として、下記式(1)
【化1】
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025019468000016.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">45</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">70</com:WidthMeasure> </com:Image>
に示されるエチレンカーボネート構造を有するエチレンカーボネート含有アクリルモノマーを含む(メタ)アクリル酸エステル重合体を分散質として含有するエマルション。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
重合体を構成するモノマー単位として、下記式(1)
TIFF
2025019468000012.tif
45
70
に示されるエチレンカーボネート構造を有するエチレンカーボネート含有アクリルモノマーを含む(メタ)アクリル酸エステル重合体を分散質として含有することを特徴とするエマルション。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記(メタ)アクリル酸エステル重合体は、当該重合体を構成するモノマー単位として、前記エチレンカーボネート含有モノマーを1質量%以上、99.9質量%以下で含むことを特徴とする請求項1に記載のエマルション。
【請求項3】
前記エチレンカーボネート含有アクリルモノマーは、下記式(2)から下記式(4)のいずれかで示される化合物であることを特徴とする請求項1に記載のエマルション。
TIFF
2025019468000013.tif
89
162
(式中、nは0以上の整数を表す。)
TIFF
2025019468000014.tif
89
162
(式中、nは0以上の整数を表す。)
TIFF
2025019468000015.tif
102
117
(式中、nおよびmは0以上の整数を表す。Xは水素、又はメチル基を表す。)
【請求項4】
前記分散質の粒径(D50)は、10nm以上、1μm以下であることを特徴とする請求項1に記載のエマルション。
【請求項5】
前記(メタ)アクリル酸エステル重合体は、当該重合体を構成するモノマー単位として、アクリル酸を含むことを特徴とする請求項1に記載のエマルション。
【請求項6】
前記(メタ)アクリル酸エステル重合体は、前記エチレンカーボネート含有アクリルモノマーを含むモノマー単位を乳化重合することで得られるものであることを特徴とする請求項1に記載のエマルション。
【請求項7】
分散媒として水を含有することを特徴とする請求項1に記載のエマルション。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか一項に記載のエマルションを含有する樹脂組成物から形成される樹脂膜を備える物品。
【請求項9】
前記樹脂膜は、粘着剤層であり、
前記物品は、粘着シートである
ことを特徴とする請求項8に記載の物品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エマルション、および当該エマルションを用いて製造される物品に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、環境配慮の観点から、電子機器や電化製品等において、不要となった製品を容易に解体できること(易解体性)が求められている。解体されて生じた部品は、リサイクルやリユースに使用することも可能となる。
【0003】
例えば、製品を構成する部材同士が粘着シートで貼合されている場合には、外部刺激によって当該粘着シートの粘着性を低下させ、部材同士の分離・剥離を容易にすることが行われる。そのような粘着シートの例として、特許文献1には、水に浸漬して解体・剥離できる水溶解性を有する粘着剤から構成された粘着シートが開示されている。また、特許文献2には、接合時には高い常態接着力を維持しつつ、接合部を分離・解体する際には、加熱により接着力が低下して、容易に分離・解体できる加熱発泡型再剥離性粘着テープが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-35332号公報
特開2014―214208号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示される粘着シートを用いた製品を解体する場合、少なくとも粘着シート部分を水に接触させる必要があるが、製品が大型である場合や、粘着シートが製品の深部に存在することにより水を到達させ難い場合には、取り扱いが困難となる。
【0006】
また、粘着シートが使用されていない製品にも易解体性が求められることがあり、その場合には、特許文献1に開示される粘着シートでは十分に対応することができない。
【0007】
特許文献2に開示される熱発泡剤(特に熱膨張性微小球)の平均粒径は、分散性や薄層形成性等の点から、一般に1~80μm程度であり、粘着シートの用途によっては十分に対応することができない。
【0008】
さらに、近年、法規制や環境配慮などから、エマルションタイプの樹脂組成物の需要が高まってきている。
【0009】
ところで、近年、循環型社会の構築を求める声の高まりとともに、サステナビリティを有する炭素原料として、二酸化炭素、メタン、一酸化炭素などのガスが注目されている。例えば、二酸化炭素とエポキシドとの共重合により、主鎖に脂肪族(非芳香族)基のみを有する脂肪族ポリカーボネートを製造できることが報告されており、二酸化炭素等のガスを原料として利用した化学品やその製造技術に関心が寄せられている。二酸化炭素は地球温暖化の原因とされているため、各種の材料を作る過程で工場から排出される二酸化炭素の有効利用は、環境保護に役立つものである。
【0010】
そのため、エマルションタイプの樹脂組成物において、二酸化炭素を製造原料とし、より容易に取り扱いできる易解体性を可能とする、更なる選択肢が求められる。
(【0011】以降は省略されています)

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