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公開番号
2025019400
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-07
出願番号
2023122999
出願日
2023-07-28
発明の名称
柱梁接合構造
出願人
鹿島建設株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
E04B
1/30 20060101AFI20250131BHJP(建築物)
要約
【課題】耐力および剛性を高めるとともに、高い耐力および高い剛性を有する構造を効率よく構築できる柱梁接合構造を提供する。
【解決手段】一実施形態に係る柱梁接合構造は、鉄筋コンクリート柱2の側面部に鉄骨梁3Bが交差して接合される柱梁接合構造である。鉄骨梁3Bは、鉛直方向に延在するウェブ3fと、ウェブ3fの下端において水平方向に延在する下フランジ3gと、ウェブ3fの上端において水平方向に延在する上フランジ3hとを有する。柱梁接合構造1は、鉄筋コンクリート柱2の内部において、ウェブ3fの側面部、上フランジ3hの下面、および下フランジ3gの上面に接合されている補強部材5を備える。補強部材5は、鉄骨梁3Bが延在する方向である延在方向に補強部材5を貫通する貫通孔6を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
鉄筋コンクリート柱の側面部に鉄骨梁が交差して接合される柱梁接合構造であって、
前記鉄骨梁は、鉛直方向に延在するウェブと、前記ウェブの下端において水平方向に延在する下フランジと、前記ウェブの上端において水平方向に延在する上フランジとを有し、
前記鉄筋コンクリート柱の内部において、前記ウェブの側面部、前記上フランジの下面、および前記下フランジの上面に接合されている補強部材を備え、
前記補強部材は、前記鉄骨梁が延在する方向である延在方向に前記補強部材を貫通する貫通孔を有する、
柱梁接合構造。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
前記延在方向に直交する断面において、前記補強部材は、前記ウェブの側面部と、前記上フランジの下面と、前記下フランジの上面とによって画成された領域から外方に突出している、
請求項1に記載の柱梁接合構造。
【請求項3】
前記貫通孔は、前記延在方向に直交する断面において、前記ウェブの側面部と、前記上フランジの下面と、前記下フランジの上面とによって画成された領域の外部に形成されている、
請求項1または請求項2に記載の柱梁接合構造。
【請求項4】
前記貫通孔は、前記延在方向に直交する断面において、前記ウェブの側面部と、前記上フランジの下面と、前記下フランジの上面とによって画成された領域の内部に形成されている、
請求項1または請求項2に記載の柱梁接合構造。
【請求項5】
前記貫通孔は、前記延在方向に直交する断面において、前記ウェブの側面部と、前記上フランジの下面と、前記下フランジの上面とによって画成された領域の外縁にまたがる位置に形成されている、
請求項1または請求項2に記載の柱梁接合構造。
【請求項6】
前記延在方向に沿って並ぶ複数の前記補強部材を備える、
請求項1または請求項2に記載の柱梁接合構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、鉄筋コンクリート柱の側面部に鉄骨梁が接合される柱梁接合構造に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、鉄筋コンクリート部材と鉄骨部材の接合構造が記載されている。鉄骨部材は、フランジおよびウェブを有する。鉄骨部材の端部は鉄筋コンクリート部材に埋め込まれ、当該端部におけるフランジおよびウェブには孔が形成されている。ウェブに形成された孔は、鉄骨部材の端部から0.3×鉄骨部材の埋め込み長さの範囲内に設けられる。フランジに形成された孔は、鉄骨部材が埋め込まれる鉄筋コンクリート部材のコンクリートフェイス位置から所定距離だけ離隔した位置に設けられる。フランジに形成された孔は、鉄骨部材の端部において三角形分布を仮定した曲げモーメントに対し、鉄骨部材位置までの曲げ耐力が大きくなるように設けられている。
【0003】
特許文献2には、RCS造柱梁接合構造が記載されている。RCS造柱梁接合構造は、鉄筋コンクリート造の柱と、上下にフランジを有する鉄骨梁とを接合する。鉄骨梁の端部または中間部が柱内に埋め込まれる。鉄骨梁における柱内に埋め込まれる部分には、フランジの反ウェブ側の面に位置する孔あき鋼板が設けられる。
【0004】
特許文献3には、建築物の仕口接合構造が記載されている。仕口接合構造では、鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁とが建築物の柱-梁接合部において接合されている。鉄骨梁は、フランジおよびウェブを有し、柱を貫通している。柱-梁接合部は、鉄骨梁のフランジの幅と同じ幅を有するスチフナプレートを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2015-31011号公報
特開2011-106108号公報
特開平7-207752号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、柱梁接合構造では、耐力および剛性を高めることが求められる。さらに、高い耐力および高い剛性を有する柱梁接合構造を効率よく構築できることが求められる。本開示は、耐力および剛性を高めるとともに、高い耐力および高い剛性を有する構造を効率よく構築できる柱梁接合構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る柱梁接合構造は、鉄筋コンクリート柱の側面部に鉄骨梁が交差して接合される柱梁接合構造である。鉄骨梁は、鉛直方向に延在するウェブと、ウェブの下端において水平方向に延在する下フランジと、ウェブの上端において水平方向に延在する上フランジとを有する。柱梁接合構造は、鉄筋コンクリート柱の内部において、ウェブの側面部、上フランジの下面、および下フランジの上面に接合されている補強部材を備える。補強部材は、鉄骨梁が延在する方向である延在方向に補強部材を貫通する貫通孔を有する。
【0008】
この柱梁接合構造では、鉄筋コンクリート柱の側面部に鉄骨梁が接合され、鉄骨梁はウェブと、下フランジと、上フランジとを有する。柱梁接合構造は、鉄筋コンクリート柱の内部に位置する補強部材を備える。この補強部材によって柱の内部に位置する柱と梁の接合部分を補強することができる。補強部材は、ウェブの側面部、上フランジの下面、および下フランジの上面に接合されている。したがって、柱の内部においてウェブの側面部、上フランジの下面、および下フランジの上面に接合された補強部材が設けられるので、柱と梁の接合部分における耐力および剛性を高めることができる。補強部材は、鉄骨梁の延在方向に補強部材を貫通する貫通孔を有する。したがって、補強部材において応力を効率よく伝達させることができるので、さらなる耐力の向上に寄与する。さらに、ウェブの側面部、上フランジの下面、および下フランジの上面に補強部材を接合させればよいので、高い耐力、および高い剛性を有する構造を効率よく構築することができる。
【0009】
(2)上記(1)では、当該延在方向に直交する断面において、補強部材は、ウェブの側面部と、上フランジの下面と、下フランジの上面とによって画成された領域から外方に突出していてもよい。この場合、補強部材が当該領域から外方に突出するように鉄骨梁に接合されることにより、耐力および剛性のさらなる向上が可能となる。
【0010】
(3)上記(1)または(2)では、貫通孔は、当該延在方向に直交する断面において、ウェブの側面部と、上フランジの下面と、下フランジの上面とによって画成された領域の外部に形成されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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