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公開番号2025019237
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2024205053,2023130304
出願日2024-11-25,2019-07-31
発明の名称多層基材、該多層基材を備える多層フィルム、該多層フィルムを備える積層体および該積層体を備える包装材料
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人
主分類B32B 27/32 20060101AFI20250130BHJP(積層体)
要約【課題】蒸着膜との層間の密着性に優れると共に高いガスバリア性を有する、基材の提供。
【解決手段】本発明の多層基材は、当該多層基材は、少なくともポリプロピレン樹脂層とコート層とを備え、当該ポリプロピレン樹脂層は、延伸処理が施されており、かつ前記コート層が、極性基を有する樹脂材料を含むことを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
多層基材であって、
当該多層基材は、少なくともポリプロピレン樹脂層とコート層とを備え、
前記ポリプロピレン樹脂層は、延伸処理が施されており、
かつ前記コート層が、極性基を有する樹脂材料を含むことを特徴とする、多層基材。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記多層基材の総厚さに対する、前記コート層の厚さの割合が、1%以上20%以下である、請求項1に記載の多層基材。
【請求項3】
前記コート層の厚さが、0.1μm以上10μm以下である、請求項1または2に記載の多層機材。
【請求項4】
前記樹脂材料が、エチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリエステル、ポリエチレンイミン、水酸基含有(メタ)アクリル樹脂、ナイロン6、ナイロン6,6、MXDナイロン、アモルファスナイロンおよびポリウレタンから選択される1以上の樹脂材料である、請求項1~3のいずれか一項に記載の多層基材。
【請求項5】
コート層は、水系エマルジョンまたは溶剤系エマルジョンを用いて形成された層である、請求項1~4のいずれか一項に記載の多層基材。
【請求項6】
包装材料用途に用いられる、請求項1~5のいずれか一項に記載の多層基材。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか一項に記載の多層基材と、無機酸化物を含む蒸着膜とを備え、前記コート層上に前記蒸着膜を備えることを特徴とする、積層フィルム。
【請求項8】
前記無機酸化物が、シリカまたはアルミナを含む、請求項7に記載の積層フィルム。
【請求項9】
前記蒸着膜上に、バリアコート層をさらに備える、請求項7または8に記載の積層フィルム。
【請求項10】
請求項7~9のいずれか一項に記載の積層フィルムと、シーラント層とを備えることを特徴とする、積層体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、多層基材、該多層基材を備える多層フィルム、該多層フィルムを備える積層体および該積層体に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【0002】
従来、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステルからなるフィルム(以下、ポリエステルフィルムともいう)は、機械的特性、化学的安定性、耐熱性および透明性に優れると共に、安価であることから、包装材料の作製に使用される積層体を構成する基材として使用されている。
【0003】
包装材料に充填する内容物によっては、包装材料には高い酸素バリア性および水蒸気バリア性などのガスバリア性が要求され、この要求を満たすべく、ポリエステルフィルム表面に、アルミナやシリカなどを含む蒸着膜を形成することが広く行われている(特許文献1)。
【0004】
ところで、近年、ポリエステルフィルムに代わる樹脂材料の探索が行われており、ポリオレフィンフィルム、特にポリプロピレンフィルムの基材への適用が検討されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平2005-053223号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明者らは、従来のポリエステルフィルム基材に代えて、ポリプロピレンの延伸フィルム(以下、延伸ポリプロピレンフィルムともいう)を使用することを検討していたところ、延伸ポリプロピレンフィルムの表面に蒸着膜を形成しても、満足するガスバリア性を得ることができないという新たな課題を見出した。
そして、本発明者らが検討を進めたところ、該延伸ポリプロピレンフィルムに蒸着膜を設けた積層フィルムを使用した包装材料では、ポリエステルフィルム基材を使用する従来の積層フィルムには見られない特有の現象、即ち、延伸ポリプロピレンフィルムと蒸着膜との層間で剥離が生じていることを見出し、その現象がガスバリア性を不十分なものとしているとの知見を得た。
【0007】
そして、本発明者らは、延伸ポリプロピレンフィルム表面に、極性基を有する樹脂材料を含むコート層を設けることにより、当該コート層上に形成される蒸着膜の密着性が改善されると共に、ガスバリア性も向上するとの知見を得た。
【0008】
本発明はかかる知見に基づいてなされたものであり、その解決しようとする課題は、蒸着膜との層間の密着性に優れると共に高いガスバリア性を有する、基材を提供することである。
【0009】
また、本発明の解決しようとする課題は、該基材を備える積層フィルムを提供することである。
また、本発明の解決しようとする課題は、該積層フィルムを備える積層体を提供することである。
さらに、本発明の解決しようとする課題は、該積層体を備える包装材料を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の多層基材は、
当該多層基材は、少なくともポリプロピレン樹脂層とコート層とを備え、
前記ポリプロピレン樹脂層は、延伸処理が施されており、
かつ前記コート層が、極性基を有する樹脂材料を含むことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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