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公開番号2025020056
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-07
出願番号2024197042,2020164200
出願日2024-11-11,2020-09-29
発明の名称チャック付き紙容器
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B65D 5/42 20060101AFI20250131BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】本開示は、立体形状を有し自立性を備えている、チャック付き紙容器90に関する。チャック付き紙容器90に備えられたチャックテープ61の繰り返しの開閉が持続的に安定することができる。
【課題を解決するための手段】チャック付き紙容器90を傾けて内容物79を振り出す際に、下がわになる側のチャックテープ61が、雄型チャックテープ61mとなるチャック付き紙容器90。雄型チャックテープ61mには内容物79が付着しにくいので、内容物79によるチャックテープ61の再嵌合が阻害されない。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
紙を基材とする積層シートからなる表がわブランク板と裏がわブランク板とを接合して組み上げられるチャック付き紙容器において、
前記チャック付き紙容器の上部に、前記表がわブランク板と前記裏がわブランク板とを重ね合わせて接合される上部重ね合わせ板、及び前記上部重ね合わせ板の下がわに連設される天面板とからなる天部と、
前記上部重ね合わせ板の左右両がわの端部に連設される天部の側部板と、
前記天部の左右両がわに連設される天部がわ突出部と、
前記天部の下がわに備わる胴部と、
前記胴部の下がわに備わる底部と、
前記上部重ね合わせ板及び前記天部の側部板の上縁部若しくは前記上縁部の近傍を、横断する上部シール部と、
前記上部シール部の下がわに位置し、前記上部重ね合わせ板及び前記天部の側部板を横断するチャックテープと、を備え、
前記表がわブランク板若しくは前記裏がわブランク板のどちらか一方に、前記チャックテープを構成する雄型チャックテープを備え、
前記表がわブランク板若しくは前記裏がわブランク板の他方に、前記チャックテープを構成する雌型チャックテープを備え、
前記チャック付き紙容器に、
前記チャック付き紙容器の内容物が振り出される際に、前記チャック付き紙容器が傾けられる方向を示す
特定の表示が設けられていることを特徴とするチャック付き紙容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、チャック付き紙容器に関し、特に立体形状を有し、自立性を備えた紙容器の分野において、そのチャックテープの繰り返しの開閉が持続的に安定することができるチャック付き紙容器に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、チャック付き紙容器として、特許文献1のような技術が開示されている。すなわち、直方体形状の紙容器の上部にチャックを設けており、内容物を取り出す際にはチャックを開けて、内容物の取り出しが終了したらチャックを閉じることができる。
【0003】
上記の技術により、内容物の保護や、紙容器転倒時の内容物の零れを防止できる。また、紙容器であることから、内容物を消費後の容器の減容化や、廃棄が容易である。図1に、従来技術のチャック付き紙容器80の製造に用いるブランク板81を示し、図2に従来技術のチャック付き紙容器80の斜視図を、図3に天部を開口した状態の斜視図を示す。
【0004】
なお、今後特段の説明がない場合は、図2を参照に、表がわ壁面板831bを正面として、チャック付き紙容器80の表がわ、裏がわ、左がわ、右がわ、上がわ、下がわを示すものとする。本開示のチャック付き紙容器90においても、同様とする。
【0005】
また、従来技術の説明を行う際に使用する符号は、本開示と区別するために、80番代又は800番代としている。
また、符号の添え字のaは、チャック付き紙容器80の裏がわ部分の要素を示し、添え字のbは表がわ部分の要素を示す。添え字のaとbとの両方がある要素において、添え字がない符号は、aとbの両方を含むものとする。
【0006】
特許文献1に記載されたチャック付き紙容器80においては、その天部871を開口し、内容物を振り出す際には、まず天面がわ突出部(耳部)874が胴部872から取り外され、次に易開封加工線851が切断されたのち、チャックテープ861が開かれて、振り出し用開口部856が開口される(図3参照)。
そして、チャック付き紙容器80が持ち上げられて、傾けられることにより、内容物が振り出される。
【0007】
そして、内容物を振り出すために、チャック付き紙容器80の表がわ壁面板831を下がわにして傾けると、内容物は、表がわ天面板833bと、表がわ上部重ね合わせ板834bの内面がわを滑り、表がわチャックテープ861bを通過して、振り出し用開口部856の下がわ(表がわ部分のブランク板81bがわ)の縁から排出される。その際に、表がわチャックテープ861bに内容物が付着することがあり、そのために、チャックテープ861の再嵌合を阻害することがあった。特に、内容物が粉体や粘性の大きい液体では、チャックテープ861の再嵌合が阻害される例が見られた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2005-178833号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本開示は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、その課題は、チャック付き紙容器90において、チャックテープ61の繰り返しの開閉が持続的に安定するチャック付き紙容器90を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の課題は、本開示の以下の実施形態により解決することができる。
すなわち、本開示のチャック付き紙容器90は、
紙を基材とする積層シート78からなる表がわブランク板10bと裏がわブランク板10aとを接合して組み上げられるチャック付き紙容器90において、
前記チャック付き紙容器90の上部に、前記表がわブランク板10bと前記裏がわブランク板10aとを重ね合わせて接合される上部重ね合わせ板34、及び前記上部重ね合わせ板34の下がわに連設される天面板33とからなる天部71と、
前記上部重ね合わせ板34の左右両がわの端部に連設される天部の側部板41と、
前記天部71の左右両がわに連設される天部がわ突出部74と、
前記天部71の下がわに備わる胴部72と、
前記胴部72の下がわに備わる底部73と、
前記上部重ね合わせ板34及び前記天部の側部板41の上縁部21若しくは前記上縁部21の近傍を、横断する上部シール部53と、
前記上部シール部53の下がわに位置し、前記上部重ね合わせ板34及び前記天部の側部板41を横断するチャックテープ61と、を備え、
前記表がわブランク板10b若しくは前記裏がわブランク板10aのどちらか一方に、前記チャックテープ61を構成する雄型チャックテープ61mを備え、
前記表がわブランク板10a若しくは前記裏がわブランク板10bの他方に、前記チャックテープ61を構成する雌型チャックテープ61fを備え、
前記雄型チャックテープ61mを備える前記ブランク板93には、特定の表示が設けられていることを特徴としている。
(【0011】以降は省略されています)

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