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公開番号2025019943
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-07
出願番号2023123869
出願日2023-07-28
発明の名称パウチ
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B65D 81/34 20060101AFI20250131BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】内容物がパウチの外部に漏れることを抑制する。
【解決手段】パウチの第1側部シール部の第1中間部分は、第1部分と、第2部分と、第1部分と第2部分とを接続する第1接続部分と、を含む。第1部分は、第1接続部分からパウチの第1側部に向かって延びている。第2部分は、第1接続部分からパウチの前記上部に向かって延びている。第1部分は、内側第1部分と、内側第1部分よりも第1方向において外側に位置する外側第1部分と、内側第1部分と外側第1部分との間に位置し、内側第1部分の幅よりも大きい幅を有する第1遷移部分と、を含む。第2部分は、下側第2部分と、下側第2部分よりも上方に位置する上側第2部分と、下側第2部分と上側第2部分との間に位置し、下側第2部分よりも大きい幅を有する第2遷移部分と、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内容物を収容する収容部が表面フィルムと裏面フィルムとの間に画成されたパウチであって、
前記パウチの第1側部に位置し、前記表面フィルムの内面と前記裏面フィルムの内面とを接合する第1側部シール部と、
前記パウチの前記第1側部に第1方向において対向する第2側部に位置し、前記第1側部シール部との間に前記収容部を画成する第2側部シール部と、
前記パウチの上部寄りに位置し、前記第1側部シール部によって前記収容部から隔離された第1非シール部と、を備え、
前記第1側部シール部は、前記第1非シール部から前記パウチの下部へ向かって前記第1側部の第1側縁に沿って延びる側部下側部分と、前記収容部と前記第1非シール部との間に位置し、前記側部下側部分に接続された第1中間部分と、前記第1方向において前記第1非シール部と前記第1側縁との間に位置し、前記側部下側部分に接続された第2中間部分と、を少なくとも含み、
前記第1中間部分は、第1部分と、第2部分と、前記第1部分と前記第2部分とを接続する第1接続部分と、を含み、
前記第1部分は、前記第1接続部分から前記パウチの前記第1側部に向かって延びており、
前記第2部分は、前記第1接続部分から前記パウチの前記上部に向かって延びており、
前記第1部分は、内側第1部分と、前記内側第1部分よりも前記第1方向において外側に位置する外側第1部分と、前記内側第1部分と前記外側第1部分との間に位置し、前記内側第1部分の幅よりも大きい幅を有する第1遷移部分と、を含み、
前記第2部分は、下側第2部分と、前記下側第2部分よりも上方に位置する上側第2部分と、前記下側第2部分と前記上側第2部分との間に位置し、前記下側第2部分よりも大きい幅を有する第2遷移部分と、を含む、パウチ。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第1側部シール部は、前記収容部に接する又は収容部に向かう縁である内縁と、前記内縁の反対側に位置する外縁と、を含み、
前記内側第1部分は、前記内縁及び前記外縁が直線的に延び、第1基準幅を有する部分を含み、
前記第1遷移部分は、前記第1基準幅の1.2倍以上の幅を有し、
前記下側第2部分は、前記内縁及び前記外縁が直線的に延び、第2基準幅を有する部分を含み、
前記第2遷移部分は、前記第2基準幅の1.2倍以上の幅を有する、請求項1に記載のパウチ。
【請求項3】
前記内側第1部分と前記第1遷移部分との境界と、前記側部下側部分の内縁との間の、前記第1方向における距離である第1遮蔽距離(L11)が、1.0mm以上5.0mm以下である、請求項2に記載のパウチ。
【請求項4】
前記内側第1部分と前記第1遷移部分との境界が、前記下側第2部分と前記第2遷移部分との境界よりも、前記第1方向において外側に位置する、請求項3に記載のパウチ。
【請求項5】
前記内側第1部分と前記第1遷移部分との境界の外縁と、前記下側第2部分と前記第2遷移部分との境界の外縁との間の距離である第1距離(L14)が、10mm以上20mm以下である、請求項4に記載のパウチ。
【請求項6】
前記第1方向に直交する第2方向における前記第2中間部分の寸法(L13)に対する、前記第1距離(L14)の比率(L14/L13)が、0.8以上2.0以下である、請求項5に記載のパウチ。
【請求項7】
前記内側第1部分と前記第1遷移部分との境界が、前記上側第2部分の外縁よりも、前記第1方向において外側に位置する、請求項1~6のいずれか一項に記載のパウチ。
【請求項8】
前記第2部分と前記第2中間部分との間の最短距離である第2距離(L16)が、6mm以上12mm以下である、請求項5又は6に記載のパウチ。
【請求項9】
前記第1距離(L14)が、前記第2距離(L16)よりも大きい、請求項8に記載のパウチ。
【請求項10】
前記第2距離(L16)に対する前記第1距離(L14)の比率(L14/L16)が、1.5以上2.5以下である、請求項9に記載のパウチ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、パウチに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、調理済あるいは半調理済の液体、粘体あるいは液体と固体とが混在する内容物を、プラスチック製の積層体から構成されたパウチに充填密封したものが多く市場に出回っている。パウチにおいては、積層体同士が接合されていない非シール部が、内容物が収容される収容部を構成している。また、積層体同士が接合されているシール部が、収容部を密封している。内容物は、例えば、カレー、シチュー、スープ等の調理済食品である。内容物は、パウチに収容された状態で、電子レンジなどによって加熱される。
【0003】
密封された状態のパウチに収容された内容物を、電子レンジを利用して加熱すると、加熱に伴って内容物に含まれる水分が蒸発して収容部の圧力が高まっていく。パウチの収容部の圧力が高まると、パウチが破裂して内容物が飛散し電子レンジ内を汚してしまうおそれがある。このような課題を考慮し、例えば特許文献1は、収容部の圧力が高まると収容部と外部とを自動的に連通させて収容部内の蒸気を外部に逃がす蒸気抜き機構をパウチに設けることを提案している。特許文献1において、蒸気抜き機構は、パウチの側縁に沿って延びるシール部から内側に膨出した膨出シール部と、膨出シール部によって収容部から隔離されるとともに、パウチの側縁に達するように広がる非シール部と、を有する。収容部の圧力が高まると、膨出シール部が剥離し、収容部と非シール部とが連通する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平10-101154号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
収容部において発生した蒸気は、膨出シール部の剥離部分を通ってパウチの側縁から排出される。膨出シール部及び非シール部の構成が不適切である場合、内容物がパウチの外部に漏れることがある。
【0006】
本発明は、このような課題を効果的に解決し得るパウチを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の実施形態は、以下の[1]~[21]に関する。
[1] 内容物を収容する収容部が表面フィルムと裏面フィルムとの間に画成されたパウチであって、
前記パウチの第1側部に位置し、前記表面フィルムの内面と前記裏面フィルムの内面とを接合する第1側部シール部と、
前記パウチの前記第1側部に第1方向において対向する第2側部に位置し、前記第1側部シール部との間に前記収容部を画成する第2側部シール部と、
前記パウチの上部寄りに位置し、前記第1側部シール部によって前記収容部から隔離された第1非シール部と、を備え、
前記第1側部シール部は、前記第1非シール部から前記パウチの下部へ向かって前記第1側部の第1側縁に沿って延びる側部下側部分と、前記収容部と前記第1非シール部との間に位置し、前記側部下側部分に接続された第1中間部分と、前記第1方向において前記第1非シール部と前記第1側縁との間に位置し、前記側部下側部分に接続された第2中間部分と、を少なくとも含み、
前記第1中間部分は、第1部分と、第2部分と、前記第1部分と前記第2部分とを接続する第1接続部分と、を含み、
前記第1部分は、前記第1接続部分から前記パウチの前記第1側部に向かって延びており、
前記第2部分は、前記第1接続部分から前記パウチの前記上部に向かって延びており、
前記第1部分は、内側第1部分と、前記内側第1部分よりも前記第1方向において外側に位置する外側第1部分と、前記内側第1部分と前記外側第1部分との間に位置し、前記内側第1部分の幅よりも大きい幅を有する第1遷移部分と、を含み、
前記第2部分は、下側第2部分と、前記下側第2部分よりも上方に位置する上側第2部分と、前記下側第2部分と前記上側第2部分との間に位置し、前記下側第2部分よりも大きい幅を有する第2遷移部分と、を含む、パウチ。
【0008】
[2] [1]に記載のパウチにおいて、前記第1側部シール部は、前記収容部に接する又は収容部に向かう縁である内縁と、前記内縁の反対側に位置する外縁と、を含んでもよく、前記内側第1部分は、前記内縁及び前記外縁が直線的に延び、第1基準幅を有する部分を含んでもよく、前記第1遷移部分は、前記第1基準幅の1.2倍以上の幅を有してもよく、前記下側第2部分は、前記内縁及び前記外縁が直線的に延び、第2基準幅を有する部分を含んでもよく、前記第2遷移部分は、前記第2基準幅の1.2倍以上の幅を有してもよい。
【0009】
[3] [1]又は[2]に記載のパウチにおいて、前記内側第1部分と前記第1遷移部分との境界と、前記側部下側部分の内縁との間の、前記第1方向における距離である第1遮蔽距離(L11)が、1.0mm以上5.0mm以下であってもよい。
【0010】
[4] [3]に記載のパウチにおいて、前記内側第1部分と前記第1遷移部分との境界が、前記下側第2部分と前記第2遷移部分との境界よりも、前記第1方向において外側に位置してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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