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公開番号
2025016470
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-04
出願番号
2024173411,2019239844
出願日
2024-10-02,2019-12-27
発明の名称
光学フィルム、偏光板、および画像表示装置
出願人
大日本印刷株式会社
代理人
弁理士法人フィールズ国際特許事務所
主分類
H10K
59/10 20230101AFI20250128BHJP()
要約
【課題】薄型化を図ることができ、かつ第1機能層と第2機能層の密着性を向上させることができる光学フィルム、このような光学フィルムを備える偏光板および画像表示装置を提供する。
【解決手段】光透過性基材11、第1機能層12、および第2機能層13をこの順に備える光学フィルム10であって、第1機能層12および第2機能層13の少なくともいずれかが、紫外線吸収剤を含み、第1機能層12と第2機能層13の間に設けられ、第1機能層12および第2機能層13に隣接し、かつ第1機能層12の成分および第2機能層13の成分を含む混合層14をさらに備え、第1機能層12、第2機能層13および混合層14の合計膜厚が、1μm以上10μm以下であり、第1機能層12、第2機能層13および混合層14の合計膜厚に対する混合層14の膜厚の割合が、0.6%以上40%以下である、光学フィルム10が提供される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
光透過性基材、第1機能層、および第2機能層をこの順に備える光学フィルムであって
、
前記光透過性基材が、アセチルセルロース系樹脂、シクロオレフィンポリマー系樹脂、
および(メタ)アクリル系樹脂の少なくともいずれかを含み、
前記第1機能層および前記第2機能層の少なくともいずれかが、紫外線吸収剤を含み、
前記第1機能層と前記第2機能層の間に設けられ、前記第1機能層および前記第2機能
層に隣接し、かつ前記第1機能層の成分および前記第2機能層の成分を含む混合層をさら
に備え、
前記第1機能層、前記第2機能層および前記混合層の合計膜厚が、1μm以上10μm
以下であり、
前記第1機能層、前記第2機能層および前記混合層の合計膜厚に対する前記混合層の膜
厚の割合が、0.6%以上40%以下である、光学フィルム。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
光透過性基材、第1機能層、および第2機能層をこの順に備える光学フィルムであって
、
前記第1機能層および前記第2機能層の少なくともいずれかが、紫外線吸収剤を含み、
前記第1機能層と前記第2機能層の間に設けられ、前記第1機能層および前記第2機能
層に隣接し、かつ前記第1機能層の成分および前記第2機能層の成分を含む混合層をさら
に備え、
前記第1機能層、前記第2機能層および前記混合層の合計膜厚が、1μm以上10μm
以下であり、
前記混合層の膜厚が、0.02μm以上1μm以下である、光学フィルム。
【請求項3】
前記混合層の膜厚が、0.1μm以上である、請求項1または2に記載の光学フィルム
。
【請求項4】
前記第1機能層および前記第2機能層が、いずれも前記紫外線吸収剤を含む、請求項1
ないし3のいずれか一項に記載の光学フィルム。
【請求項5】
前記第1機能層が、前記紫外線吸収剤を含み、前記第1機能層のインデンテーション硬
さが、50MPa以上600MPa以下である、請求項1ないし4のいずれか一項に記載
の光学フィルム。
【請求項6】
光透過性基材および機能層を備える光学フィルムであって、
前記機能層が、窒素原子を含む紫外線吸収剤を含み、
前記機能層の膜厚が、1μm以上10μm以下であり、
前記機能層において、飛行時間型二次イオン質量分析法により前記機能層の深さ方向の
二次イオンの強度を測定したとき、前記機能層の表面を含む厚さ0.3μmの第1領域に
おける前記紫外線吸収剤由来の二次イオンの強度に対する前記機能層の前記深さ方向に前
記機能層を二等分する二等分線を含む厚さ0.3μmの第2領域における前記紫外線吸収
剤由来の二次イオンの強度の比が1.1以上4.0以下であり、かつ前記第2領域におけ
る前記紫外線吸収剤由来の二次イオンの強度に対する前記機能層の裏面を含む厚さ0.3
μmの第3領域における前記紫外線吸収剤由来の二次イオンの強度の比が1.2以上4.
0以下である、光学フィルム。
【請求項7】
前記第1領域における前記紫外線吸収剤由来の二次イオンの最小強度が、前記機能層に
おける前記第1領域の前記光透過性基材側の境界から前記裏面までの第4領域における前
記紫外線吸収剤由来の二次イオンの最小強度よりも小さい、請求項6に記載の光学フィル
ム。
【請求項8】
前記機能層が、フッ素原子含有化合物およびケイ素原子含有化合物の少なくともいずれ
かを含む、請求項6または7に記載の光学フィルム。
【請求項9】
前記機能層が、前記フッ素原子含有化合物を含み、前記飛行時間型二次イオン質量分析
法により測定された前記第1領域における前記フッ素原子含有化合物由来の二次イオンの
強度が、前記第2領域および前記第3領域における前記フッ素原子含有化合物由来の二次
イオンのそれぞれの強度よりも大きい、請求項8に記載の光学フィルム。
【請求項10】
前記機能層が、前記ケイ素原子含有化合物を含み、前記飛行時間型二次イオン質量分析
法により測定された前記第1領域における前記ケイ素原子含有化合物由来の二次イオンの
強度が、前記第2領域および前記第3領域における前記ケイ素原子含有化合物由来の二次
イオンのそれぞれ強度よりも大きい、請求項8に記載の光学フィルム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学フィルム、偏光板、および画像表示装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、表示素子として、有機発光ダイオード(OLED)素子を用いたスマートフォン
等の画像表示装置の開発が進んでいる。有機発光ダイオード素子を用いた画像表示装置は
、液晶表示装置に代表される受光型の表示装置とは異なり、自発光型の表示装置であり、
バックライト装置などの光源が不要であるため、薄型化および軽量化を図ることが可能で
ある。
【0003】
一方で、OLED素子は、紫外線によって劣化することがあるので、画像表示装置に組
み込まれている光学フィルムの粘着層等の機能層には、紫外線吸収剤が含まれていること
がある(例えば、特許文献1、2参照)。
【0004】
また、特許文献2には、紫外線吸収剤を含む硬化層上に、実質的に紫外線吸収剤を含ま
ないか、または紫外線吸収剤の含有量が硬化層よりも少ないオーバーコート層を設けるこ
とが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-155213号公報
特開2016-200709号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
現在、画像表示装置においては、更なる薄型化が求められている。このため、画像表示
装置に組み込まれている光学フィルムの薄型化も求められている。上記薄型化の要求に対
し、光学フィルムの機能層の薄膜化が検討されている。
【0007】
しかしながら、単に、機能層の膜厚を薄くすると、機能層中の紫外線吸収剤の濃度が高
くなってしまい、機能層を形成するための紫外線によって重合する重合性化合物の反応率
が低下してしまう。このため、紫外線吸収剤を含む機能層とこの機能層に隣接する他の機
能層との密着性が低くなってしまう。
【0008】
また、単に、機能層の膜厚を薄くすると、機能層中の紫外線吸収剤の濃度が高くなって
しまい、機能層の表面硬度および耐擦傷性が低下するおそれがある。なお、表面硬度や耐
擦傷性が低下すると、加工工程で傷が生じやすくなる。
【0009】
また、機能層中の紫外線吸収剤の濃度が高くなると、紫外線吸収剤が析出しやすくなり
、耐久性が低下してしまうおそれがある。
【0010】
なお、特許文献2のように硬化層およびオーバーコート層のような機能層が2層積層さ
れている場合において、機能層の合計の膜厚が薄い場合、これらの2層間で極端に紫外線
吸収剤の濃度差が生じると、耐久試験時に紫外線吸収剤が多く含まれている機能層と紫外
線吸収剤が少ない機能層との間の熱収縮差によりクラックが生じるおそれがある。
(【0011】以降は省略されています)
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