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公開番号2025009551
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023112632
出願日2023-07-07
発明の名称半導体装置
出願人富士電機株式会社
代理人弁理士法人扶桑国際特許事務所
主分類H10D 84/80 20250101AFI20250110BHJP()
要約【課題】クランプ電圧を低減してクランプ耐量を向上させ、かつ高電圧印加の耐久性を向上させる。
【解決手段】半導体装置1は、スイッチ素子1a、駆動回路1b、引抜き回路1cおよび電圧制御回路1dを備える。スイッチ素子1aは、パワー半導体スイッチ素子であり、スイッチ素子1aの高電位端子p1に電源部4の正極端が接続される。駆動回路1bは、スイッチ素子1aの制御端子p2に制御電圧を印加してスイッチ素子1aをスイッチング駆動し、スイッチ素子1aに接続される誘導性負荷3を作動する。引抜き回路1cは、スイッチ素子1aがターンオンからターンオフに遷移した場合に、スイッチ素子1aの制御端子p2から制御端子電荷を引抜く。電圧制御回路1dは、制御端子電荷の引抜き中に、スイッチ素子1aの低電位端子p3と誘導性負荷3との接続点における電圧の低下を所定電圧にクランプする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
高電位端子に電源部の正極端が接続されるスイッチ素子と、
前記スイッチ素子の制御端子に制御電圧を印加して前記スイッチ素子をスイッチング駆動し、前記スイッチ素子に接続される誘導性負荷を作動する駆動回路と、
前記スイッチ素子がターンオンからターンオフに遷移した場合に、前記スイッチ素子の制御端子から制御端子電荷を引抜く引抜き回路と、
前記制御端子電荷の引抜き中に、前記スイッチ素子の低電位端子と前記誘導性負荷との接続点における電圧の低下を所定電圧にクランプする電圧制御回路と、
を有する半導体装置。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記引抜き回路は、前記スイッチ素子の前記制御端子と前記接続点との間に配置された第1のMOSトランジスタを含み、前記電圧制御回路は、前記第1のMOSトランジスタの制御端子と前記接続点との間に配置されて、ソースフォロワとして機能する第2のMOSトランジスタである、
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記クランプは、前記第2のMOSトランジスタをオンする事による、前記第1のMOSトランジスタによる前記制御端子電荷の引抜きの停止あるいは極少化である、
請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記第1のMOSトランジスタは第1のNMOSトランジスタであり、前記第2のMOSトランジスタは第2のNMOSトランジスタであって、
前記第1のNMOSトランジスタのドレインは、前記スイッチ素子の制御端子に接続され、
前記第2のNMOSトランジスタのドレインは、前記第1のNMOSトランジスタのゲートに接続され、
前記第2のNMOSトランジスタのゲートは、抵抗を介して基準電位に接続され、
前記第2のNMOSトランジスタのソースは、前記第1のNMOSトランジスタのソースおよび前記接続点に接続される、
請求項3に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記第2のNMOSトランジスタは、前記第1のNMOSトランジスタによる前記制御端子電荷の引抜き中に、前記接続点における前記電圧が、前記基準電位から前記第2のNMOSトランジスタの閾値電圧を減算した差分電圧以下になった場合にオンして、前記接続点における前記電圧を前記差分電圧でクランプする、
請求項4に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記引抜き回路は、前記スイッチ素子の前記制御端子と前記接続点との間に配置されたプルダウン抵抗をさらに備え、
前記プルダウン抵抗は、前記クランプ中に前記スイッチ素子の前記制御端子電荷を引き抜く、
請求項5に記載の半導体装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
車両に搭載されている各種電子装置には、制御信号に応じてスイッチ素子を駆動して誘導性負荷を作動する装置があり、ワンチップ化された半導体装置が知られている。このような半導体装置は、アクティブクランプ回路を搭載し、誘導性負荷のクランプ動作時に装置内のデバイスが破壊することを防止している。
【0003】
関連技術としては、例えば、出力端子の正方向の電圧変化が検出されていないときにアクティブクランプ回路によって決まるクランプ電圧を第1のクランプ電圧に設定し、正方向の電圧変化を検出したときにはクランプ電圧を第1のクランプ電圧より低い第2のクランプ電圧に設定する技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-165542号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、クランプ電圧を低減してクランプ耐量を向上させ、かつ高電圧印加の耐久性を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、半導体装置が提供される。半導体装置は、スイッチ素子、駆動回路、引抜き回路および電圧制御回路を有する。スイッチ素子は、高電位端子に電源部の正極端が接続される。駆動回路は、スイッチ素子の制御端子に制御電圧を印加してスイッチ素子をスイッチング駆動し、スイッチ素子に接続される誘導性負荷を作動する。引抜回路は、スイッチ素子がターンオンからターンオフに遷移した場合に、スイッチ素子の制御端子から電荷を引抜く。電圧制御回路は、制御端子電荷の引抜き中に、スイッチ素子の低電位端子と誘導性負荷との接続点における電圧の低下を所定電圧にクランプする。
【発明の効果】
【0007】
1側面によれば、クランプ電圧を低減してクランプ耐量を向上させ、かつ高電圧印加の耐久性を向上させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
半導体装置の一例を説明するための図である。
アクティブクランプ回路を備える半導体装置の構成の一例を示す図である。
アクティブクランプ回路の構成の一例を示す図である。
半導体装置の動作波形の一例を示す図である。
クランプ電圧とクランプ耐量の関係を示す図である。
半導体装置の構成の一例を示す図である。
半導体装置の動作波形の一例を示す図である。
クランプ電圧とクランプ耐量の関係を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本実施の形態について図面を参照して説明する。なお、本明細書および図面において実質的に同一の構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する場合がある。
【0010】
図1は半導体装置の一例を説明するための図である。半導体装置1は、スイッチ素子1a、駆動回路1b、引抜き回路1cおよび電圧制御回路1dを備える。また、半導体装置1は、出力端子OUT、入力端子INおよび電源端子Vinを備える。出力端子OUTには誘導性負荷3が接続される。誘導性負荷3は例えば、自動車に広く使用されているソレノイドバルブ等の誘導性負荷である。
(【0011】以降は省略されています)

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