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公開番号
2025019980
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-07
出願番号
2024002983,2023220444
出願日
2024-01-12,2023-12-27
発明の名称
電子ペーパー用保護フィルム、及びこれを用いた電子ペーパー
出願人
大日本印刷株式会社
代理人
弁理士法人大谷特許事務所
主分類
B32B
9/00 20060101AFI20250131BHJP(積層体)
要約
【課題】ケイ素酸化物を用いてバリア性を高めた際の、電子ペーパーの表示品質の低下を抑制し得る電子ペーパー用保護フィルムを提供する。
【解決手段】 電子ペーパー用保護フィルムであって、前記保護フィルムは、第1基材上に無機酸化物層を有するバリアフィルムと、第2基材と、を有し、前記バリアフィルムの前記第1基材側と、前記第2基材とが、接着剤層を介して積層されてなり、前記無機酸化物層は、ケイ素酸化物を含み、厚みが30nm以上であり、前記第2基材のヘイズ≦前記バリアフィルムのヘイズ、であり、前記バリアフィルムの厚み≦前記第2基材の厚み、である、電子ペーパー用保護フィルム。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
電子ペーパー用保護フィルムであって、
前記保護フィルムは、第1基材上に無機酸化物層を有するバリアフィルムと、第2基材と、を有し、
前記バリアフィルムの前記第1基材側と、前記第2基材とが、接着剤層を介して積層されてなり、
前記無機酸化物層は、ケイ素酸化物を含み、厚みが30nm以上であり、
前記第2基材のヘイズ≦前記バリアフィルムのヘイズ、であり、
前記バリアフィルムの厚み≦前記第2基材の厚み、である、電子ペーパー用保護フィルム。
続きを表示(約 590 文字)
【請求項2】
前記バリアフィルムのヘイズが0.3%以上8.0%以下である、請求項1に記載の電子ペーパー用保護フィルム。
【請求項3】
前記第2基材のヘイズが0.1%以上5.0%以下である、請求項1に記載の電子ペーパー用保護フィルム。
【請求項4】
前記バリアフィルムの厚みが5.0μm以上75.0μm以下である、請求項1に記載の電子ペーパー用保護フィルム。
【請求項5】
前記第2基材の厚みが20.0μm以上120.0μm以下である、請求項1に記載の電子ペーパー用保護フィルム。
【請求項6】
前記バリアフィルムは、前記無機酸化物層上に被覆層を有する、請求項1に記載の電子ペーパー用保護フィルム。
【請求項7】
前記バリアフィルムは、前記第1基材側を光入射面とした際の、反射光に基づくL
*
a
*
b
*
表色系のb
*
値が0.1以上5.0以下である、請求項1に記載の電子ペーパー用保護フィルム。
【請求項8】
電子ペーパー表示素子と、請求項1~7の何れかに記載の保護フィルムとを含み、前記保護フィルムの前記バリアフィルム側の面が、前記電子ペーパー表示素子側となるように配置してなる、電子ペーパー。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電子ペーパー用保護フィルム、及びこれを用いた電子ペーパーに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
電子ペーパーは、情報を書き換える時のみ電力を消費し、電力の供給を停止した後も表示を維持することができるため、液晶表示装置及び有機EL表示装置に比べて消費電力を抑制できる。また、電子ペーパーは、「フレキシブル性に優れる」、「薄くて軽い」などの優れた特性を有する。
【0003】
電子ペーパーは、例えば、背面基材および背面電極を有する背面電極基材と、透明基材および透明電極を有する透明電極基材と、前記背面電極基材および前記透明電極基材の間に配置される表示媒体層と、から構成される。
【0004】
電子ペーパーの表示媒体層は、色素を充填液中に分散させ電圧制御により所望の色素を観察者側に配置することで表示情報を書き換える機構である。前記表示媒体層は、充填液が揮発したり、外気からの水分の侵入が起こったりすると所望の電圧が掛からず、表示情報の書き換え性能が劣化しやすい。電子ペーパーは、薄型化、軽量化、又はフレキシブル性のため、背面基材及び透明基材の少なくとも一方を、ガラスではなくプラスチックフィルムを用いることが多い。プラスチックフィルムはガラスよりもバリア性に劣るため、バリア性を高める必要がある。
【0005】
電子ペーパー用のバリアフィルム又は保護フィルムとしては、例えば、特許文献1~4が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2019-89311号公報
特開2018-180212号公報
国際公開番号WO2017/130617
特開2014-148584号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
電子ペーパー用保護フィルムには高度のバリア性と光学特性が求められる。特に白黒の2色系からカラー化が進んでいるため、光学特性への要求値は近年厳しくなってきている。高度のバリア性と光学特性を達成するための手段として、本発明者らは、電子ペーパー用保護フィルムのバリア層の材料としてケイ素酸化物を用い、かつ、ケイ素酸化物を含むバリア層の厚みを厚くすることを検討した。
【0008】
しかし、ケイ素酸化物を含むバリア層の厚みを厚くした場合、保護フィルムの面内に黒色の微小な点が視認される場合があった。黒色の微小な点が明瞭に視認されると、電子ペーパーの表示品質を低下させてしまう。
特許文献1~4では、ケイ素酸化物を用いてバリア性を高めた際に生じる上記問題を何ら検討していない。
【0009】
本開示は、ケイ素酸化物を用いてバリア性を高めた際の、電子ペーパーの表示品質の低下を抑制し得る電子ペーパー用保護フィルムを提供することを目的とする。また、本開示は、前記電子ペーパー用保護フィルムを用いた電子ペーパーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示は、以下の[1]~[2]を提供する。
[1]電子ペーパー用保護フィルムであって、
前記保護フィルムは、第1基材上に無機酸化物層を有するバリアフィルムと、第2基材と、を有し、
前記バリアフィルムの前記第1基材側と、前記第2基材とが、接着剤層を介して積層されてなり、
前記無機酸化物層は、ケイ素酸化物を含み、厚みが30nm以上であり、
前記第2基材のヘイズ≦前記バリアフィルムのヘイズ、であり、
前記バリアフィルムの厚み≦前記第2基材の厚み、である、電子ペーパー用保護フィルム。
[2]電子ペーパー表示素子と、前記[1]に記載の保護フィルムとを含み、前記保護フィルムの前記バリアフィルム側の面が、前記電子ペーパー表示素子側となるように配置してなる、電子ペーパー。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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