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公開番号2025012366
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023115145
出願日2023-07-13
発明の名称電子情報記憶媒体、ICチップ、ICカード、検出間隔制御方法、及びプログラム
出願人大日本印刷株式会社
代理人弁理士法人インテクト国際特許事務所,個人
主分類G06K 19/07 20060101AFI20250117BHJP(計算;計数)
要約【課題】生体情報を検出するために要する消費電力を低減することが可能な電子情報記憶媒体、ICチップ、ICカード、検出間隔制御方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】ICチップ3は、所定の検出時間間隔で指紋情報を検出する指紋センサ1へ、当該指紋情報を検出させるコマンドを送信し、当該指紋情報検出コマンドの送信からレスポンスの受信までの間に、所定のイベントが発生したか否かを判定し、所定のイベントが発生したと判定された場合に、当該検出時間を長くさせるコマンドを指紋センサ1へ送信する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
所定の検出時間間隔でユーザの身体から生体情報を検出する生体情報検出センサとの間で通信可能な電子情報記憶媒体であって、
前記生体情報を検出させるコマンドを前記生体情報検出センサへ送信する第1送信手段と、
前記生体情報検出センサから前記生体情報を含むレスポンスを受信する受信手段と、
前記コマンドの送信から前記レスポンスの受信までの間に、所定のイベントが発生したか否かを判定する判定手段と、
前記所定のイベントが発生したと判定された場合に、前記検出時間を長くさせるコマンドを前記生体情報検出センサへ送信する第2送信手段と、
を備えることを特徴とする電子情報記憶媒体。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記電子情報記憶媒体が起動したときに初期設定された検出時間を含むコマンドを前記生体情報検出センサへ送信する第3送信手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の電子情報記憶媒体。
【請求項3】
前記所定のイベントが発生したと判定された場合に、前記初期設定された検出時間より長い検出時間を設定する設定手段を更に備え、
前記第2送信手段は、前記設定手段により設定された検出時間を含む前記コマンドを前記生体情報検出センサへ送信することを特徴とする請求項2に記載の電子情報記憶媒体。
【請求項4】
前記判定手段は、前記コマンドの送信に応じてタイマに設定された時間が到来した場合に、前記所定のイベントが発生したと判定することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の電子情報記憶媒体。
【請求項5】
前記電子情報記憶媒体は、接触または非接触で外部端末と通信可能であり、
前記判定手段は、前記外部端末から所定のコマンドが受信された場合に、前記所定のイベントが発生したと判定することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の電子情報記憶媒体。
【請求項6】
前記生体情報検出センサへ電力を供給する電力供給手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の電子情報記憶媒体。
【請求項7】
前記電力供給手段は、アンテナを介して受信された搬送波により誘起された電力を前記生体情報検出センサへ電力を供給することを特徴とする請求項6に記載の電子情報記憶媒体。
【請求項8】
前記電子情報記憶媒体は、照合用の生体情報を予め記憶しており、
前記レスポンスが受信された場合に、当該レスポンスに含まれる生体情報と、前記照合用の生体情報とを照合することにより前記ユーザを認証するための認証処理を実行する認証手段と、
を更に備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の電子情報記憶媒体。
【請求項9】
所定の検出時間間隔でユーザの身体から生体情報を検出する生体情報検出センサとの間で通信可能なICチップであって、
前記生体情報を検出させるコマンドを前記生体情報検出センサへ送信する第1送信手段と、
前記生体情報検出センサから前記生体情報を含むレスポンスを受信する受信手段と、
前記コマンドの送信から前記レスポンスの受信までの間に、所定のイベントが発生したか否かを判定する判定手段と、
前記所定のイベントが発生したと判定された場合に、前記検出時間を長くさせるコマンドを前記生体情報検出センサへ送信する第2送信手段と、
を備えることを特徴とするICチップ。
【請求項10】
所定の検出時間間隔でユーザの身体から生体情報を検出する生体情報検出センサとの間で通信可能なICカードであって、
前記生体情報を検出させるコマンドを前記生体情報検出センサへ送信する第1送信手段と、
前記生体情報検出センサから前記生体情報を含むレスポンスを受信する受信手段と、
前記コマンドの送信から前記レスポンスの受信までの間に、所定のイベントが発生したか否かを判定する判定手段と、
前記所定のイベントが発生したと判定された場合に、前記検出時間を長くさせるコマンドを前記生体情報検出センサへ送信する第2送信手段と、
を備えることを特徴とするICカード。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ICチップ(Integrated Circuit)及び指紋センサ等の生体情報検出センサが搭載され、当該センサにより検出された生体情報を用いて本人認証を実行するICカード等の技術分野に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
この種のICカードとして、例えば特許文献1には、指紋センサによってユーザから取得された指紋情報と、予め記憶された生体認証用情報とを照合し、指紋情報と生体認証用情報とが合致したマッチング成功数が閾値以上となった場合に本人であると認証するICカードが開示されている。かかるICカードは、本人であると認証された場合には閾値を下げ、本人であると認証されない場合には閾値を上げることで、指紋情報を用いた認証の時間を短縮することができるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7080768号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述したような従来のICカードのユースケースとして、指紋情報等の生体情報を用いた本人認証がユーザにより利用されない場合もある。例えば、指紋センサの接触面にユーザが指を置かない場合がある。このような場合に、指紋センサが外部から供給された電力を使用して所定の時間間隔で指紋情報を検出するための動作を行うことは、消費電力低減という観点から望ましくない。特に、ICチップから指紋センサへ電力が供給される場合、指紋センサが指紋情報を検出するための動作中、ICチップ側のパフォーマンスに影響を与える可能性がある。
【0005】
そこで、本発明は、このような点等を課題の一例として鑑みてなされたものであり、生体情報を検出するために要する消費電力を低減することが可能な電子情報記憶媒体、ICチップ、ICカード、検出間隔制御方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、所定の検出時間間隔でユーザの身体から生体情報を検出する生体情報検出センサとの間で通信可能な電子情報記憶媒体であって、前記生体情報を検出させるコマンドを前記生体情報検出センサへ送信する第1送信手段と、前記生体情報検出センサから前記生体情報を含むレスポンスを受信する受信手段と、前記コマンドの送信から前記レスポンスの受信までの間に、所定のイベントが発生したか否かを判定する判定手段と、前記所定のイベントが発生したと判定された場合に、前記検出時間を長くさせるコマンドを前記生体情報検出センサへ送信する第2送信手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電子情報記憶媒体において、前記電子情報記憶媒体が起動したときに初期設定された検出時間を含むコマンドを前記生体情報検出センサへ送信する第3送信手段を更に備えることを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の電子情報記憶媒体において、前記所定のイベントが発生したと判定された場合に、前記初期設定された検出時間より長い検出時間を設定する設定手段を更に備え、前記第2送信手段は、前記設定手段により設定された検出時間を含む前記コマンドを前記生体情報検出センサへ送信することを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れか一項に記載の電子情報記憶媒体において、前記判定手段は、前記コマンドの送信に応じてタイマに設定された時間が到来した場合に、前記所定のイベントが発生したと判定することを特徴とする。
【0010】
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至3の何れか一項に記載の電子情報記憶媒体において、前記電子情報記憶媒体は、接触または非接触で外部端末と通信可能であり、前記判定手段は、前記外部端末から所定のコマンドが受信された場合に、前記所定のイベントが発生したと判定することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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