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公開番号2025000823
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-07
出願番号2024169462,2019176245
出願日2024-09-27,2019-09-26
発明の名称パウチ
出願人大日本印刷株式会社
代理人弁理士法人フィールズ国際特許事務所
主分類B65D 81/34 20060101AFI20241224BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】電子レンジでの加熱の際に、パウチの破袋を抑制でき、かつ安定して蒸気抜きができるパウチを提供する。
【解決手段】本発明の一の態様によれば、包装材料を含むパウチ10であって、包装材料が、第1の二軸延伸プラスチックフィルムと、第2の二軸延伸プラスチックフィルムと、第3の二軸延伸プラスチックフィルムと、シーラントフィルムとをこの順に備え、シーラントフィルムが、ポリプロピレンを主成分とし、包装材料中に二軸延伸プラスチックフィルムは2枚のみであり、前記包装材料は、100℃の環境下で1分間保持した後、100℃の環境下で測定したときの一方向の破断強度が、50.0MPa以上であり、シール部15は、100℃の環境下で1分間保持した後、100℃の環境下で測定したときのシール強度が、15.0N以下である、パウチ10が提供される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
包装材料を含み、かつ収容空間を有するパウチであって、
前記包装材料が、第1の二軸延伸プラスチックフィルムと、第2の二軸延伸プラスチックフィルムと、第3の二軸延伸プラスチックフィルムと、シーラントフィルムとをこの順に備え、
前記第1の二軸延伸プラスチックフィルムが、ポリエステルを主成分とし、
前記第2の二軸延伸プラスチックフィルムが、ポリエステルまたはポリアミドを主成分とし、
前記第2の二軸延伸プラスチックフィルムが、ポリエステルを主成分とする場合には、前記第3の二軸延伸プラスチックフィルムは、ポリエステルまたはポリアミドを主成分とし、前記第2の二軸延伸プラスチックフィルムが、ポリアミドを主成分とする場合には、前記第3の二軸延伸プラスチックフィルムは、ポリエステルを主成分とし、
前記シーラントフィルムが、ポリプロピレンを主成分とし、プロピレン・エチレン共重合体を含み、
前記包装材料中に二軸延伸プラスチックフィルムは3枚のみであり、
前記パウチを密封するためのシール部を備え、
前記シール部が、前記収容空間の圧力の増加により剥離するように構成された蒸気抜きシール部を備え、
前記パウチは、前記蒸気抜きシール部を剥離させて蒸気抜けすることができるように構成されており、
前記包装材料は、100℃の環境下で1分間保持した後、100℃の環境下で測定したときの一方向の破断強度が、50.0MPa以上であり、
100℃の環境下で1分間保持した後、100℃の環境下で測定したときの前記シール部のシール強度が、4.0N以上10.0N以下である、パウチ。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記シーラントフィルムの前記一方向における引張伸度(%)と厚さ(μm)の積が、50000を越える、請求項1に記載のパウチ。
【請求項3】
前記シーラントフィルムの前記一方向と直交する方向における引張伸度(%)と厚さ(μm)の積が、55000を越える、請求項1または2に記載のパウチ。
【請求項4】
前記第1の二軸延伸プラスチックフィルムが二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムであり、前記第2の二軸延伸プラスチックフィルムが二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムまたは二軸延伸ナイロンフィルムであり、前記第2の二軸延伸プラスチックフィルムが前記二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムである場合には、前記第3の二軸延伸プラスチックフィルムが二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムまたは二軸延伸ナイロンフィルムであり、前記第2の二軸延伸プラスチックフィルムが前記二軸延伸ナイロンフィルムである場合には、前記第3の二軸延伸プラスチックフィルムが二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムである、請求項1ないし3のいずれか一項に記載のパウチ。
【請求項5】
前記包装材料が、前記第1の二軸延伸プラスチックフィルムと第2の二軸延伸プラスチックフィルムの間または前記第2の二軸延伸プラスチックフィルムと第3の二軸延伸プラスチックフィルムの間に設けられた透明蒸着層をさらに備え、前記透明蒸着層が、金属酸化物または無機酸化物を含む、請求項1ないし4のいずれか一項に記載のパウチ。
【請求項6】
前記包装材料が、前記透明蒸着層の面上に設けられた透明ガスバリア性塗布膜をさらに備える、請求項5に記載のパウチ。
【請求項7】
前記パウチの前記収容空間に内容物が収容されている、請求項1ないし6のいずれか一項に記載のパウチ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、パウチに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、電子レンジで加熱可能であり、レトルト食品や冷凍食品等の内容物を収容可
能なスタンディング形式のパウチが広く利用に供されている。このようなパウチは、電子
レンジ内で自立するように構成されているとともに、電子レンジでの加熱に伴って発生す
る蒸気を自動的にパウチの外部へ逃がす蒸気抜き機構を備えている(例えば、特許文献1
参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4029590号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このようなパウチを電子レンジで加熱すると、過度な圧力が加わり、蒸気抜き機構から
蒸気抜きができず、パウチが破袋することがあり、また破袋しなかったとしても蒸気抜き
機構以外の箇所が開いてしまうことがある。
【0005】
本発明は、上記問題を解決するためになされたものである。電子レンジでの加熱の際に
、パウチの破袋を抑制でき、かつ安定して蒸気抜きができるパウチを提供することを目的
とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、以下の発明を含む。
[1]包装材料を含み、かつ収容空間を有するパウチであって、前記包装材料が、第1の二
軸延伸プラスチックフィルムと、第2の二軸延伸プラスチックフィルムと、第3の二軸延
伸プラスチックフィルムと、シーラントフィルムとをこの順に備え、前記第1の二軸延伸
プラスチックフィルムが、ポリエステルを主成分とし、前記第2の二軸延伸プラスチック
フィルムが、ポリエステルまたはポリアミドを主成分とし、前記第2の二軸延伸プラスチ
ックフィルムが、ポリエステルを主成分とする場合には、前記第3の二軸延伸プラスチッ
クフィルムは、ポリエステルまたはポリアミドを主成分とし、前記第2の二軸延伸プラス
チックフィルムが、ポリアミドを主成分とする場合には、前記第3の二軸延伸プラスチッ
クフィルムは、ポリエステルを主成分とし、前記シーラントフィルムが、ポリプロピレン
を主成分とし、前記包装材料中に二軸延伸プラスチックフィルムは3枚のみであり、前記
パウチを密封するためのシール部を備え、前記シール部が、前記収容空間の圧力の増加に
より剥離するように構成された蒸気抜きシール部を備え、前記パウチは、前記蒸気抜きシ
ール部を剥離させて蒸気抜けすることができるように構成されており、前記包装材料は、
100℃の環境下で1分間保持した後、100℃の環境下で測定したときの一方向の破断
強度が、50.0MPa以上であり、100℃の環境下で1分間保持した後、100℃の
環境下で測定したときの前記シール部のシール強度が、15.0N以下である、パウチ。
【0007】
[2]前記シーラントフィルムの前記一方向における引張伸度(%)と厚さ(μm)の積が
、50000を越える、上記[1]に記載のパウチ。
【0008】
[3]前記シーラントフィルムの前記一方向と直交する方向における引張伸度(%)と厚さ
(μm)の積が、55000を越える、上記[1]または[2]に記載のパウチ。
【0009】
[4]前記シーラントフィルムが、プロピレン・エチレンブロック共重合体と、エラストマ
ーとを含む、上記[1]ないし[3]のいずれか一項に記載のパウチ。
【0010】
[5]前記第1の二軸延伸プラスチックフィルムが二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフ
ィルムであり、前記第2の二軸延伸プラスチックフィルムが二軸延伸ポリエチレンテレフ
タレートフィルムまたは二軸延伸ナイロンフィルムであり、前記第2の二軸延伸プラスチ
ックフィルムが前記二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムである場合には、前記
第3の二軸延伸プラスチックフィルムが二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムま
たは二軸延伸ナイロンフィルムであり、前記第2の二軸延伸プラスチックフィルムが前記
二軸延伸ナイロンフィルムである場合には、前記第3の二軸延伸プラスチックフィルムが
二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムである、上記[1]ないし[4]のいずれか一
項に記載のパウチ。
(【0011】以降は省略されています)

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