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公開番号
2025000482
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-07
出願番号
2023100357
出願日
2023-06-19
発明の名称
加飾シート貼付方法、加飾シート成形方法、及び加飾シート加工装置及び予備成形用治具
出願人
大日本印刷株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B29C
69/00 20060101AFI20241224BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約
【課題】三次元形状の被着体に貼り付けられる加飾シートの意匠性を改善する。
【解決手段】加飾シート20の貼付方法は、治具30を用いて加飾シート20を予備成形する成形工程と、予備成形された加飾シート20を被着体ABに貼り付ける貼付工程と、を含む。治具30は、第1曲部41と、第1曲部41が延びる方向とは非平行な方向に延びる第2曲部42と、を含む。成形工程において、加飾シート20を引っ張り、且つ第1曲部41及び第2曲部42において曲げることによって、第1曲部41及び第2曲部42によって規定されるベース面40上に広がるベース部25と、第1曲部41上においてベース部25と接続し第1曲部41上でベース部25に対して曲げられている第1側部26と、第2曲部42上においてベース部25と接続し第2曲部42上でベース部25に対して曲げられている第2側部27と、を含むように加飾シート20を成形する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
治具を用いて加飾シートを予備成形する成形工程と、
前記予備成形された前記加飾シートを被着体に貼り付ける貼付工程と、を備え、
前記治具は、第1曲部と、前記第1曲部が延びる方向とは非平行な方向に延びる第2曲部と、を含み、
前記成形工程において、前記加飾シートを引っ張り、且つ前記第1曲部及び前記第2曲部において曲げることによって、前記第1曲部及び前記第2曲部によって規定されるベース面上に広がるベース部と、前記第1曲部上において前記ベース部と接続し前記第1曲部上で前記ベース部に対して曲げられている第1側部と、前記第2曲部上において前記ベース部と接続し前記第2曲部上で前記ベース部に対して曲げられている第2側部と、を含むように前記加飾シートを成形し、
前記被着体は、主被着部と、前記主被着部に接続し第1方向に沿って延びる第1側被着部と、前記主被着部に接続し前記第1方向と非平行な第2方向に沿って延びる第2側被着部と、を含み、
前記貼付工程は、前記ベース部が前記主被着部上に位置し、前記第1側部が第1側被着部に対面し、前記第2側部が前記第2側被着部に対面するように、前記加飾シートを前記被着体上に配置する配置工程と、前記加飾シートを前記被着体に接合する接合工程と、を含む、加飾シート貼付方法。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記成形工程において、加熱された状態の前記加飾シートを前記第1曲部及び前記第2曲部において曲げる、請求項1に記載の加飾シート貼付方法。
【請求項3】
前記接合工程において、前記加飾シートを収縮させながら前記被着体に接合する、請求項1に記載の加飾シート貼付方法。
【請求項4】
前記接合工程において、前記加飾シートを加熱することによって前記加飾シートを収縮させる、請求項3に記載の加飾シート貼付方法。
【請求項5】
前記成形工程において、前記第1側部及び前記第2側部は、前記ベース部に対して、前記ベース部の厚さ方向における第1側に曲げられ、
前記貼付工程において、前記第1側部及び前記第2側部は、前記ベース部に対して、前記ベース部の前記厚さ方向における前記第1側とは反対の第2側に曲げられる、請求項1に記載の加飾シート貼付方法。
【請求項6】
前記予備成形された前記加飾シートは、前記第1側部から延び出す第1延出部と、前記第2側部から延び出す第2延出部と、を含み、
前記予備成形された前記加飾シートは、前記第1延出部が前記第1側部と接続する部分において突出し、且つ前記第2延出部が前記第2側部と接続する部分において突出する、請求項1に記載の加飾シート貼付方法。
【請求項7】
前記治具は、前記第1曲部から一方向に延びる第1側面と、前記第2曲部から前記一方向に延びる第2側面と、前記第1側面から延び出して前記加飾シートの縁と接触する第1縁接触部と、前記第2側面から延び出して前記加飾シートの縁と接触する第2縁接触部と、を含む、請求項1に記載の加飾シート貼付方法。
【請求項8】
前記治具は、互いに接続する第1板状部及び第2板状部を含み、
前記治具は、前記ベース面上に広がる支持面を含み、
前記支持面は、前記第1板状部の側端面及び前記第2板状部の側端面によって構成され、
前記第1板状部の主面によって、前記第1曲部から一方向に延びる第1側面が構成され、
前記第1曲部は、前記第1板状部の前記主面と、前記第1板状部の前記側端面と、の間に形成され、
前記第2板状部の主面によって、前記第2曲部から前記一方向に延びる第2側面が構成され、
前記第2曲部は、前記第2板状部の前記主面と、前記第2板状部の前記側端面と、の間に形成される、請求項1に記載の加飾シート貼付方法。
【請求項9】
前記治具は、前記第1板状部及び前記第2板状部に接続する第3板状部を含み、
前記第3板状部は、前記支持面を形成する前記第1板状部の前記側端面と、前記支持面を形成する前記第2板状部の前記側端面と、に接続する主面を含む、請求項8に記載の加飾シート貼付方法。
【請求項10】
前記第1板状部において、前記第2板状部から離れた端部が面取りされ、前記側端面の前記第2板状部から離れた端部が曲がっており、
前記第2板状部において、前記第1板状部から離れた端部が面取りされ、前記側端面の前記第1板状部から離れた端部が曲がっている、請求項8に記載の加飾シート貼付方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、加飾シート貼付方法、加飾シート成形方法、及び加飾シート加工装置及び予備成形用治具に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に示されるように、移動体に適用される加飾シートが知られている。加飾シートを被着体に貼り付けることによって、移動体の意匠性が向上する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-160220号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
三次元形状を有する被着体に加飾シートを貼り付けることが求められている。しかしながら、このような被着体に貼り付けられた加飾シートは、しわやたるみを生じる。加飾シートのしわやたるみが観察されることによって、加飾シートの意匠性が劣化する。本開示は、三次元形状の被着体に貼り付けられる加飾シートの意匠性を改善することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一実施の形態による加飾シート貼付方法は、
治具を用いて加飾シートを予備成形する成形工程と、
前記予備成形された前記加飾シートを被着体に貼り付ける貼付工程と、を備え、
前記治具は、第1曲部と、前記第1曲部が延びる方向とは非平行な方向に延びる第2曲部と、を含み、
前記成形工程において、前記加飾シートを引っ張り、且つ前記第1曲部及び前記第2曲部において曲げることによって、前記第1曲部及び前記第2曲部によって規定されるベース面上に広がるベース部と、前記第1曲部上において前記ベース部と接続し前記第1曲部上で前記ベース部に対して曲げられている第1側部と、前記第2曲部上において前記ベース部と接続し前記第2曲部上で前記ベース部に対して曲げられている第2側部と、を含むように前記加飾シートを成形し、
前記被着体は、主被着部と、前記主被着部に接続し第1方向に沿って延びる第1側被着部と、前記主被着部に接続し前記第1方向と非平行な第2方向に沿って延びる第2側被着部と、を含み、
前記貼付工程は、前記ベース部が前記主被着部上に位置し、前記第1側部が第1側被着部に対面し、前記第2側部が前記第2側被着部に対面するように、前記加飾シートを前記被着体上に配置する配置工程と、前記加飾シートを前記被着体に接合する接合工程と、を含む。
【0006】
本開示の一実施の形態による加飾シート成形方法は、
治具を用いて加飾シートを予備成形する成形工程を備え、
前記治具は、第1曲部と、前記第1曲部が延びる方向とは非平行な方向に延びる第2曲部と、を含み、
前記成形工程において、前記加飾シートを引っ張り、且つ前記第1曲部及び前記第2曲部において曲げることによって前記加飾シートを成形する。
【0007】
本開示の一実施の形態による加飾シート加工装置は、
加飾シートを予備成形する成形装置を備え、
前記成形装置は治具を含み、前記治具は、第1曲部と、前記第1曲部が延びる方向とは非平行な方向に延びる第2曲部と、を含み、
前記成形装置は、前記加飾シートを引っ張り、且つ前記第1曲部及び前記第2曲部において曲げることによって成形する。
【0008】
本開示の一実施の形態による予備成形用治具は、
第1縁、第2縁、前記第1縁及び前記第2縁の間に位置する角をもつ形状を有する加飾シートを予備成形するための予備成形用治具であって、
第1曲部と、前記第1曲部が延びる方向とは非平行な方向に延びる第2曲部と、を備え、
前記第1曲部縁部は、前記加飾シートの前記第1縁に沿うように延び、
前記第2曲部縁部は、前記加飾シートの前記第2縁に沿うように延びる。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、三次元形状の被着体に貼り付けられる加飾シートの意匠性を改善できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、一実施の形態を説明するための図であって、加飾移動体の分解斜視図である。
図2は、図1の加飾移動体における加飾部材の断面図である。
図3は、図1の加飾移動体における加飾シートの貼付方法を説明するための図である。
図4は、図1の加飾移動体における加飾シートの貼付方法を説明するための図である。
図5は、図4に示された治具の拡大斜視図である。
図6は、図1の加飾移動体における加飾シートの貼付方法を説明するための図である。
図7は、被着体と、治具と、ベース部及び第1側部を含む加飾シートと、を示す断面図である。
図8は、図1の加飾移動体における加飾シートの貼付方法を説明するための図である。
図9は、図4に示された治具の一変形例を示す斜視図である。
図10は、図4に示された治具の他の変形例を示す斜視図である。
図11は、図4に示された治具のさらに他の変形例を示す斜視図である。
図12は、加飾シート加工装置を概略的に示す平面図である。
図13は、図12の加飾シート加工装置における成形装置の側面図である。
図14は、図13の成形装置の治具及び加飾シートを示す斜視図である。
図15は、図14の治具によって曲げられた加飾シートを示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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