TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025000895
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-07
出願番号2024172800,2023575899
出願日2024-10-01,2023-03-30
発明の名称構造体及び構造体を備える物体
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F15D 1/12 20060101AFI20241224BHJP(流体圧アクチュエータ;水力学または空気力学一般)
要約【課題】物体が流体から受ける圧力抵抗を低減できる構造体を提供する。
【解決手段】流体の抵抗を低減するための構造体20は、流体に接する第1面21と、第1面21に位置し、第1面21に沿う面第1方向E1に広がる摩擦部25と、第1面21に位置し、面第1方向E1に交差する面第2方向E2において摩擦部25に隣接する第1平滑部と、を備える。摩擦部25は、面第1方向E1に並び、第1平滑部へ流体を誘導する複数の第1誘導構造31を含む。第1誘導構造31は、第1平滑部に向かって延びる第1端部分を含む。第1端部分は、面第1方向E1に対して、0°超90°未満の第1傾斜角度を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
流体の抵抗を低減するための構造体であって、
流体に接する第1面と、
前記第1面に位置し、前記第1面に沿う面第1方向に広がる複数の摩擦部と、
前記第1面に位置し、前記第1面に沿う面第1方向に広がる複数の平滑部と、を備え、
複数の前記摩擦部及び複数の前記平滑部は、前記面第1方向に交差する面第2方向に沿って交互に並んでおり、
複数の前記平滑部は、前記面第2方向において前記摩擦部に隣接する第1平滑部を含み、
前記摩擦部は、前記面第1方向に並び、前記第1平滑部へ流体を誘導する複数の第1誘導構造を含み、
前記第1誘導構造は、前記第1平滑部に向かって延びる第1端部分を含み、
前記第1端部分は、前記面第1方向に対して、0°超90°未満の第1傾斜角度を有し、
前記平滑部は、前記面第1方向に直交する方向において2.0mm以上の幅を有し、
前記面第1方向に直交する方向における前記摩擦部の幅に対する、前記平滑部の前記幅の比率が、0.20以上である、構造体。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
複数の前記平滑部は、前記面第2方向において前記摩擦部に隣接する第2平滑部を含み、
前記摩擦部は、前記面第2方向において前記第1平滑部と前記第2平滑部の間に位置し、
前記摩擦部は、前記面第1方向に並び、前記第2平滑部へ流体を誘導する複数の第2誘導構造を含み、
前記第2誘導構造は、前記第2平滑部に向かって延びる第2端部分を含み、
前記第2端部分は、前記面第1方向に対して、0°超90°未満の第2傾斜角度を有する、請求項1に記載の構造体。
【請求項3】
前記摩擦部は、前記第1誘導構造と前記第2誘導構造とを接続する接続部分を含む、請求項2に記載の構造体。
【請求項4】
前記摩擦部は、前記面第1方向において50mm以上1000mm以下の長さを有し、
前記第1面は、ベース面を含み、
前記第1誘導構造は、前記構造体の厚み方向において前記ベース面に対して突出しており、
前記第1誘導構造は、前記ベース面から第1高さを有し、
前記第1高さは、20μm以上400μm以下であり、
前記第1高さに対する、前記面第1方向に並ぶ2つの前記第1誘導構造の間の間隔の比率が、1.0以上9.0以下であり、
前記第1高さに対する、前記面第1方向における前記第1誘導構造の寸法の比率が、0.3以上3.0以下である、請求項1~3のいずれか一項に記載の構造体。
【請求項5】
前記摩擦部は、前記面第1方向に直交する方向において0.2mm以上50mm以下の幅を有する、請求項1~3のいずれか一項に記載の構造体。
【請求項6】
前記第1面は、ベース面を含み、
前記第1誘導構造は、前記構造体の厚み方向において前記ベース面に対して突出している、請求項1~3のいずれか一項に記載の構造体。
【請求項7】
前記第1誘導構造は、前記ベース面から第1高さを有し、
前記第1高さは、20μm以上1.0mm以下である、請求項6に記載の構造体。
【請求項8】
前記第1高さに対する、前記第1誘導構造が延びる方向に直交する方向における前記複数の第1誘導構造の間隔の比率が、1.0以上12.0以下である、請求項7に記載の構造体。
【請求項9】
前記第1面は、ベース面を含み、
前記第1誘導構造は、前記構造体の厚み方向において前記ベース面に対して凹んでいる、請求項1~3のいずれか一項に記載の構造体。
【請求項10】
前記摩擦部は、第1ベース比率で前記ベース面を含み、
前記第1平滑部は、前記第1ベース比率よりも高い第2ベース比率で前記ベース面を含む、請求項6に記載の構造体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示の実施形態は、流体の抵抗を低減するための構造体及び構造体を備える物体に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
物体に沿って流体が流れる場合、物体の表面と流体との間には境界層が形成される。境界層において、流体は、粘性に起因する摩擦力を物体の表面から受ける。摩擦力が大きくなると、流体が物体の表面から離れ、流体と物体の表面との間に死水領域が形成されることがある。このような現象を剥離と称する。剥離が発生すると、物体が流体から受ける圧力抵抗が増加する。
【0003】
剥離の発生を抑制するための方法として、流体の混合を促進するための渦を発生させる部材を物体の表面に設置することが知られている。例えば特許文献1は、一様に分布した凹凸を備える粗面を含む構造体を物体の表面に設置することを提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-57390号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示の実施形態は、物体が流体から受ける圧力抵抗を低減できる構造体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の実施形態は、以下の[1]~[20]に関する。
[1] 流体の抵抗を低減するための構造体であって、
流体に接する第1面と、
前記第1面に位置し、前記第1面に沿う面第1方向に広がる摩擦部と、
前記第1面に位置し、前記面第1方向に交差する面第2方向において前記摩擦部に隣接する第1平滑部と、を備え、
前記摩擦部は、前記面第1方向に並び、前記第1平滑部へ流体を誘導する複数の第1誘導構造を含み、
前記第1誘導構造は、前記第1平滑部に向かって延びる第1端部分を含み、
前記第1端部分は、前記面第1方向に対して、0°超90°未満の第1傾斜角度を有する、構造体。
前記平滑部は、前記面第1方向に直交する方向において2.0mm以上の幅を有してもよい。
前記面第1方向に直交する方向における前記摩擦部の幅に対する、前記平滑部の前記幅の比率が、0.20以上であってもよい。
【0007】
[2] [1]に記載の構造体は、前記第1面に位置し、前記面第2方向において前記摩擦部に隣接する第2平滑部を備えていてもよい。前記摩擦部は、前記面第2方向において前記第1平滑部と前記第2平滑部の間に位置している。前記摩擦部は、前記面第1方向に並び、前記第2平滑部へ流体を誘導する複数の第2誘導構造を含んでいてもよく、前記第2誘導構造は、前記第2平滑部に向かって延びる第2端部分を含んでいてもよく、前記第2端部分は、前記面第1方向に対して、0°超90°未満の第2傾斜角度を有していてもよい。
【0008】
[3] [2]に記載の構造体において、前記摩擦部は、前記第1誘導構造と前記第2誘導構造とを接続する接続部分を含んでいてもよい。
【0009】
[4] [1]~[3]のいずれか1つに記載の構造体において、前記摩擦部は、前記面第1方向において50mm以上1000mm以下の長さを有していてもよく、前記第1面は、ベース面を含んでもよく、前記第1誘導構造は、前記構造体の厚み方向において前記ベース面に対して突出していてもよく、前記第1誘導構造は、前記ベース面から第1高さを有してもよく、前記第1高さは、20μm以上400μm以下であってもよく、前記第1高さに対する、前記面第1方向に並ぶ2つの前記第1誘導構造の間の間隔の比率が、1.0以上9.0以下であってもよく、前記第1高さに対する、前記面第1方向における前記第1誘導構造の寸法の比率が、0.3以上3.0以下であってもよい。
【0010】
[5] [1]~[4]のいずれか1つに記載の構造体において、前記摩擦部は、前記面第1方向に直交する方向において0.2mm以上50mm以下の幅を有していてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

大日本印刷株式会社
印刷物
6日前
大日本印刷株式会社
印刷物
6日前
大日本印刷株式会社
太陽電池
2日前
大日本印刷株式会社
積層シート
13日前
大日本印刷株式会社
床用化粧材
9日前
大日本印刷株式会社
積層体および包装容器
9日前
大日本印刷株式会社
積層体および包装容器
13日前
大日本印刷株式会社
加飾シート及び樹脂成形品
9日前
大日本印刷株式会社
再配線層及びその製造方法
8日前
大日本印刷株式会社
位相差板、光学部材、及び、表示装置
9日前
大日本印刷株式会社
熱転写シートと中間転写媒体との組合せ
13日前
大日本印刷株式会社
情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
14日前
大日本印刷株式会社
情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
14日前
大日本印刷株式会社
加飾シート、外装部材の製造方法および外装部材
13日前
大日本印刷株式会社
測定システム、測定方法、測定プログラム、物体
7日前
大日本印刷株式会社
加飾積層体、転写シート、加飾部材、及び移動体
13日前
大日本印刷株式会社
化粧シート、化粧材、及び、化粧シートの製造方法
9日前
大日本印刷株式会社
化粧シート、化粧材、及び、化粧シートの製造方法
9日前
大日本印刷株式会社
熱転写シートの洗浄方法およびリサイクル原料の製造方法
13日前
大日本印刷株式会社
熱転写シートの洗浄方法およびリサイクル原料の製造方法
13日前
大日本印刷株式会社
動画再生装置、装着装置、動画再生システム及びプログラム
6日前
大日本印刷株式会社
積層体及び包装材料
6日前
大日本印刷株式会社
本人認証システム、端末装置、コンピュータプログラムおよび本人認証方法
14日前
大日本印刷株式会社
空中入力装置、空中入力表示装置
8日前
大日本印刷株式会社
ブロー成形機のヒーター出力推論装置,方法およびプログラム,ならびに学習装置
13日前
大日本印刷株式会社
発泡性接着シートおよび物品の製造方法
1日前
大日本印刷株式会社
発泡性接着シートおよび物品の製造方法
1日前
大日本印刷株式会社
電子情報記憶媒体、ICチップ、ICカード、初期応答データ出力方法、及びプログラム
14日前
大日本印刷株式会社
蒸着フィルム、積層体、包装材料及び包装容器
9日前
大日本印刷株式会社
真贋判定システム、真贋判定方法、真贋判定装置、コンピュータプログラム及び対象媒体撮影方法
今日
大日本印刷株式会社
ポリエチレン多層基材、印刷基材、積層体及び包装材料
9日前
大日本印刷株式会社
ベーパーチャンバ用のウィックシート、ベーパーチャンバおよび電子機器
8日前
大日本印刷株式会社
仕切り部材用外装材、仕切り部材用外装材の製造方法、仕切り部材、及び構造体
1日前
大日本印刷株式会社
仕切り部材用外装材、仕切り部材用外装材の製造方法、仕切り部材、及び構造体
1日前
大日本印刷株式会社
加飾表皮材、加飾部材、表示システム、加飾表皮材の製造方法及び加飾部材の製造方法
1日前
大日本印刷株式会社
アレルゲン低減化性能を有する化粧シート、それを用いたアレルゲン低減化性能を有する粘着加工シート及びアレルゲン低減化性能を有する化粧板
9日前
続きを見る