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公開番号
2025093193
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-23
出願番号
2023208782
出願日
2023-12-11
発明の名称
流体圧アクチュエータ
出願人
株式会社ブリヂストン
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
F15B
15/10 20060101AFI20250616BHJP(流体圧アクチュエータ;水力学または空気力学一般)
要約
【課題】本開示は、流体圧アクチュエータを軸方向に延びた状態から軸方向に対して交差する方向に変形させることを繰り返した場合においても、軸方向に延びた形状に戻りやすい流体圧アクチュエータの提供を目的とする。
【解決手段】流体圧アクチュエータ20のスリーブ26は、第一群WAと、第二群WEとを有すると共に、第一群WA及び第二群WEにおけるそれぞれの糸材Wが交互に交錯して形成され、糸材Wのそれぞれは、チューブ24に印加される流体の圧力が最大である場合に、糸材Wの延出方向θ及び径方向Rに直交する方向φの長さX1が、径方向Rの長さY1に対して4倍以下である。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
流体の圧力に応じて膨張及び収縮する円筒状のチューブと、
前記チューブの外周面を覆い、前記チューブの膨張により前記チューブを軸方向への伸長を制限しながら径方向に拡げるスリーブと、
前記スリーブの径方向の内側において、前記軸方向における一方側から他方側に亘って設けられ、前記軸方向に沿った圧縮に対して抵抗し、前記軸方向と交差する交差方向に変形可能である板状の拘束部材と、
前記チューブの軸方向における一方側及び他方側の端部をそれぞれ封止し、前記チューブが挿入される挿入部を有する一対の封止部材と、
を備える流体圧アクチュエータであって、
前記スリーブは、一方向に配向された糸材の群と、前記糸材の群と交差する他方向に配向する他の糸材の群とを有すると共に、前記糸材の群及び前記他の糸材の群におけるそれぞれの糸材が交互に交錯して形成され、
前記糸材のそれぞれは、前記チューブに印加される流体の圧力が最大である場合に、前記糸材の延出方向及び前記径方向に直交する方向の長さが、前記径方向の長さに対して4倍以下である、
流体圧アクチュエータ。
続きを表示(約 130 文字)
【請求項2】
前記糸材は、撚り係数が100以上とされている、
請求項1に記載の、流体圧アクチュエータ。
【請求項3】
前記糸材は、太さが1000dtex以上とされている、
請求項1又は請求項2に記載の、流体圧アクチュエータ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、流体圧アクチュエータに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、流体の圧力によって膨張及び収縮する円筒状のチューブと、所定方向に配向された繊維コードを編み込んだ伸縮性を有する構造体であり、チューブの外周面を覆うスリーブと、チューブの軸方向における端部を封止する封止部材とを備える流体圧アクチュエータであって、スリーブの内側において、軸方向における一端側から他端側に亘って設けられる拘束部材を備え、拘束部材は、軸方向に沿った圧縮に対して抵抗し、軸方向に直交する直交方向に変形可能である流体圧アクチュエータが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-088999号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の構成では、流体圧アクチュエータを軸方向に延びた状態から軸方向に対して交差する方向に変形させることを繰り返した場合、流体圧アクチュエータに変形後の形状の癖がつきやすい。この場合、流体圧アクチュエータに変形後の形状の癖が付いた場合、流体圧アクチュエータに加える流体の圧力を除去しても、流体圧アクチュエータは、軸方向に延びた形状に戻りにくい。
【0005】
ここで、本開示に係る開示者は、流体圧アクチュエータに対して下記に開示する技術事項を適用することにより、流体圧アクチュエータを軸方向に延びた状態から軸方向に対して交差する方向に変形させることを繰り返した場合においても、軸方向に延びた形状に戻りやすい流体圧アクチュエータが得られるとの知見を得た。
【0006】
本開示は、流体圧アクチュエータを軸方向に延びた状態から軸方向に対して交差する方向に変形させることを繰り返した場合においても、軸方向に延びた形状に戻りやすい流体圧アクチュエータの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第一態様の流体圧アクチュエータは、流体の圧力に応じて膨張及び収縮する円筒状のチューブと、前記チューブの外周面を覆い、前記チューブの膨張により前記チューブを軸方向への伸長を制限しながら径方向に拡げるスリーブと、前記スリーブの径方向の内側において、前記軸方向における一方側から他方側に亘って設けられ、前記軸方向に沿った圧縮に対して抵抗し、前記軸方向と交差する交差方向に変形可能である板状の拘束部材と、前記チューブの軸方向における一方側及び他方側の端部をそれぞれ封止し、前記チューブが挿入される挿入部を有する一対の封止部材と、を備える流体圧アクチュエータであって、前記スリーブは、一方向に配向された糸材の群と、前記糸材の群と交差する他方向に配向する他の糸材の群とを有すると共に、前記糸材の群及び前記他の糸材の群におけるそれぞれの糸材が交互に交錯して形成され、前記糸材のそれぞれは、前記チューブに印加される流体の圧力が最大である場合に、前記糸材の延出方向及び前記径方向に直交する方向の長さが、前記径方向の長さに対して4倍以下である。
【0008】
本開示に係る流体圧アクチュエータでは、糸材が交互に交錯して形成されたスリーブを有する。また、スリーブが有するそれぞれの糸材は、チューブに印加される流体の圧力が最大である場合に、糸材が延出方向及び径方向に直交する方向の長さが、径方向の長さに対して4倍以下である。言い換えれば、本開示に係る流体圧アクチュエータでは、チューブに印加される流体の圧力が最大である場合に、糸材が延出方向及び径方向に直交する方向の長さと、径方向の長さとの比率が4以下とされている。このため、曲げ変形によって糸材同士が滑りにくくなるため、スリーブ中の糸材同士の交点の位置が相対的に変化しづらい。
【0009】
したがって、本開示に係る流体圧アクチュエータでは、流体圧アクチュエータを軸方向に延びた状態から軸方向に対して交差する方向に変形させることを繰り返した場合においても、流体圧アクチュエータは、軸方向に延びた形状に戻りやすい。
【0010】
第三態様の流体圧アクチュエータは、第一態様又は第二態様に記載の流体圧アクチュエータにおいて、前記糸材は、撚り係数が100以上とされている。
(【0011】以降は省略されています)
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