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公開番号
2025089179
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-12
出願番号
2023204237
出願日
2023-12-01
発明の名称
流体圧アクチュエータ
出願人
株式会社ブリヂストン
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
F15B
15/10 20060101AFI20250605BHJP(流体圧アクチュエータ;水力学または空気力学一般)
要約
【課題】本開示は、流体圧アクチュエータにおける封止部材について、一対のチューブが並ぶ方向である並び方向の長さを小さくした流体圧アクチュエータの提供を目的とする。
【解決手段】流体圧アクチュエータ20は、チューブ24対のチューブ24の軸方向Xにおける端部がそれぞれ挿入される一対の挿入部50を有する挿入部50対が形成され、それぞれのチューブ24の端部を封止する封止部材30と、チューブ24対の軸方向Xの一端側から他端側に亘って設けられ、それぞれのチューブ24同士が対向する対向部分に挟まれる拘束部材28と、を備え、挿入部50の各々は、軸方向Xから視て挿入部50が並ぶ並び方向Zと直交する幅方向Yの長さが、並び方向Zの長さよりも長い。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
流体の圧力によって膨張及び収縮する、平行に並んだ一対のチューブを有するチューブ対と、
前記一対のチューブの外周面を覆い、前記チューブの膨張により前記チューブを軸方向への伸長を制限しながら径方向に拡げるスリーブと、
前記チューブ対のチューブの軸方向における端部がそれぞれ挿入される一対の挿入部を有する挿入部対が形成され、それぞれの前記チューブの端部を封止する封止部材と、
前記チューブ対の軸方向の一端側から他端側に亘って設けられ、それぞれの前記チューブ同士が対向する対向部分に挟まれる拘束部材と、
を備え、
前記挿入部の各々は、前記軸方向から視て前記挿入部が並ぶ並び方向と直交する幅方向の長さが、前記並び方向の長さよりも長い、
流体圧アクチュエータ。
続きを表示(約 540 文字)
【請求項2】
前記挿入部は、長円形状である、
請求項1に記載の、流体圧アクチュエータ。
【請求項3】
前記封止部材は、前記軸方向の外側に前記挿入部対よりも大径とされた基端部を有し、 前記拘束部材は、前記軸方向における端部が前記基端部に形成された差込部に挿入されている、
請求項1に記載の、流体圧アクチュエータ。
【請求項4】
前記封止部材は、前記挿入部の一方が形成された第一封止部材と、前記挿入部の他方が形成された第二封止部材とに分割され、前記第一封止部材と前記第二封止部材とが前記並び方向に重ね合わされて形成されている、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の、流体圧アクチュエータ。
【請求項5】
前記第一封止部材及び前記第二封止部材は、分割面を挟んで同一形状とされている、
請求項4に記載の、流体圧アクチュエータ。
【請求項6】
前記第一封止部材と前記第二封止部材とが前記並び方向に重ね合わされた場合に、ボス部と凹部の嵌合により前記第一封止部材と前記第二封止部材とを位置決めする複数の嵌合部が分割面に形成されている、
請求項4に記載の、流体圧アクチュエータ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、流体圧アクチュエータに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、流体の圧力によって膨張及び収縮する円筒状のチューブと、所定方向に配向された繊維コードを編み込んだ伸縮性を有する構造体であり、チューブの外周面を覆うスリーブと、チューブの軸方向における端部を封止する封止部材とを備える流体圧アクチュエータであって、チューブは、軸方向に直交する直交方向に沿って複数並んで設けられ、隣接するチューブが対向する対向部分において、チューブの軸方向の一端側から他端側に亘って設けられる拘束部材を備え、拘束部材は、軸方向に沿った圧縮に対して抵抗し、直交方向に変形可能である流体圧アクチュエータが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-088998号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の構成では、流体圧アクチュエータの封止部材は、一対のチューブが並ぶ方向である並び方向の長さが大きい。
【0005】
本開示は、流体圧アクチュエータにおける封止部材について、一対のチューブが並ぶ方向である並び方向の長さを小さくした流体圧アクチュエータの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第一態様の流体圧アクチュエータは、流体の圧力によって膨張及び収縮する、平行に並んだ一対のチューブを有するチューブ対と、前記一対のチューブの外周面を覆い、前記チューブの膨張により前記チューブを軸方向への伸長を制限しながら径方向に拡げるスリーブと、前記チューブ対のチューブの軸方向における端部がそれぞれ挿入される一対の挿入部を有する挿入部対が形成され、それぞれの前記チューブの端部を封止する封止部材と、前記チューブ対の軸方向の一端側から他端側に亘って設けられ、それぞれの前記チューブ同士が対向する対向部分に挟まれる拘束部材と、を備え、前記挿入部の各々は、前記軸方向から視て前記挿入部が並ぶ並び方向と直交する幅方向の長さが、前記並び方向の長さよりも長い。
【0007】
この態様に係る流体圧アクチュエータは、挿入部の各々は、幅方向の長さが、並び方向の長さよりも長い。これにより、挿入部の並び方向の長さと幅方向の長さが等しい場合と比べて、挿入部に挿入されるチューブの断面積を大きくすることができる。
【0008】
第二態様の流体圧アクチュエータは、第一態様に記載の流体圧アクチュエータにおいて、前記挿入部対は、長円形状である。
【0009】
この態様に係る流体圧アクチュエータは、挿入部の形状が、幅方向が長い長円形状とされている。したがって、この態様に係る流体圧アクチュエータによれば、挿入部対の形状が、幅方向が長い長円形状ではない場合と比べて、封止部材の製造コストを低減することができる。
【0010】
第三態様の流体圧アクチュエータは、第一態様又は第二態様に記載の流体圧アクチュエータにおいて、前記封止部材は、
前記軸方向の外側に前記挿入部対よりも大径とされた基端部を有し、前記拘束部材は、前記軸方向における端部が前記基端部に形成された差込部に挿入されている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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