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公開番号2025175397
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-03
出願番号2024081483
出願日2024-05-20
発明の名称油圧アクチュエータ駆動装置
出願人三輪精機株式会社
代理人弁理士法人貴和特許事務所
主分類F15B 11/02 20060101AFI20251126BHJP(流体圧アクチュエータ;水力学または空気力学一般)
要約【課題】小型化を実現しやすい油圧アクチュエータ駆動装置を提供する。
【解決手段】方向制御弁21は、油圧ポンプ19が第1アクチュエータ16に対してのみ作動油の給排を行える第1の位置と、油圧ポンプ19が第2アクチュエータ17に対してのみ作動油の給排を行える第2の位置と、油圧ポンプ19が第1アクチュエータ16および第2アクチュエータ17のいずれに対しても作動油の給排を行えない中立位置とを選択的に切り換え可能であり、油圧ポンプ19は、対象アクチュエータ(第1アクチュエータ16、第2アクチュエータ17)に対し、該対象アクチュエータが伸長するように作動油の給排を行う状態と、該対象アクチュエータが収縮するように作動油の給排を行う状態とを、自身の回転方向によって切り換え可能である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
作動油が給排されることに基づいて伸縮する第1アクチュエータおよび第2アクチュエータと、
前記第1アクチュエータおよび前記第2アクチュエータに対して作動油の給排を行うための可逆回転形の油圧ポンプと、
前記油圧ポンプを回転駆動するためのモータと、
前記油圧ポンプと前記第1アクチュエータおよび前記第2アクチュエータとの間に配置され、かつ、前記油圧ポンプが前記第1アクチュエータおよび前記第2アクチュエータのうち前記第1アクチュエータに対してのみ作動油の給排を行える第1の位置と、前記油圧ポンプが前記第1アクチュエータおよび前記第2アクチュエータのうち前記第2アクチュエータに対してのみ作動油の給排を行える第2の位置と、前記油圧ポンプが前記第1アクチュエータおよび前記第2アクチュエータのいずれに対しても作動油の給排を行えない中立位置とを、選択的に切り換え可能な方向制御弁と、を備え、
前記油圧ポンプは、前記第1アクチュエータおよび前記第2アクチュエータのうち、作動油の給排を行う対象となる対象アクチュエータに対し、該対象アクチュエータが伸長するように作動油の給排を行う状態と、該対象アクチュエータが収縮するように作動油の給排を行う状態とを、自身の回転方向によって切り換え可能である、
油圧アクチュエータ駆動装置。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
作動油が貯溜されるオイルタンクと、流量制御弁とを、さらに備え、
前記第1アクチュエータおよび前記第2アクチュエータのそれぞれは、シリンダと、前記シリンダに嵌装されることで前記シリンダ内を伸長側シリンダ室と収縮側シリンダ室とに仕切るピストンと、前記ピストンに結合された一端部を有し、かつ、前記収縮側シリンダ室に挿通されたピストンロッドとを含んで構成されており、
前記流量制御弁は、前記油圧ポンプのうち前記第1アクチュエータまたは前記第2アクチュエータが収縮する際に作動油が吐出される側のポートと前記方向制御弁との間を流れる作動油の圧力に基づいて開弁し、前記油圧ポンプのうち前記第1アクチュエータまたは前記第2アクチュエータが収縮する際に作動油が吸入される側のポートと前記方向制御弁との間を流れる作動油の一部を前記オイルタンクに逃がす、
請求項1に記載の油圧アクチュエータ駆動装置。
【請求項3】
前記第1アクチュエータが複数の第1アクチュエータにより構成されており、および/または、前記第2アクチュエータが複数の第2アクチュエータにより構成されている、請求項1に記載の油圧アクチュエータ駆動装置。
【請求項4】
前記第1アクチュエータは、ウイング車の荷台において、固定フレームに対し揺動可能に支持された左右1対のウイングのうちの一方のウイングを開閉させるために用いられ、
前記第2アクチュエータは、前記左右1対のウイングのうちの他方のウイングを開閉させるために用いられる、
請求項1~3のうちのいずれかに記載の油圧アクチュエータ駆動装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、油圧アクチュエータ駆動装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
物流用トラックにおいて、矩形箱形状を有する荷台に対し、荷物の積み下ろしを車幅方向から行えるように構成されたウイング車が普及している。
【0003】
ウイング車の荷台は、車幅方向両側部分に左右1対のウイングを備える。それぞれのウイングは、屋根パネルと側面パネルとが一体となった開閉扉である。それぞれのウイングを構成する屋根パネルの車幅方向中央側の端部は、荷台のうち、ウイングを開閉する際にもシャーシに対して回転も変位もしない固定フレームに対し、前後方向を向いた揺動軸を中心とする揺動を可能に連結されている。
【0004】
それぞれのウイングを構成する屋根パネルの前端部および/または後端部と荷台の固定フレームとの間には、全長を伸縮可能なアクチュエータが設置されており、該アクチュエータの伸縮に基づいて、荷台の固定フレームに対しそれぞれのウイングが揺動することで、該ウイングの開閉が行われる。具体的には、それぞれのウイングは、前記アクチュエータが伸長すると開く方向に揺動し、前記アクチュエータが収縮すると閉じる方向に揺動する。
【0005】
全長を伸縮可能なアクチュエータとしては、油圧アクチュエータまたは電動アクチュエータを用いることができるが、従来、油圧アクチュエータを用いることが一般的である。
【0006】
たとえば、特開2003-120613号公報には、油圧アクチュエータを含んで構成され、かつ、ウイング開閉装置に利用される、油圧アクチュエータ駆動装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2003-120613号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
図9は、特開2003-120613号公報に記載された油圧アクチュエータ駆動装置と同様の基本構成を有する先発明の油圧アクチュエータ駆動装置100を示している。
【0009】
先発明の油圧アクチュエータ駆動装置100は、2つの第1アクチュエータ101と、2つの第2アクチュエータ102と、油圧ポンプ103と、モータ104と、第1方向制御弁106と、第2方向制御弁107とを備える。
【0010】
2つの第1アクチュエータ101は、左右1対のウイングのうちの一方のウイングを開閉させるために用いられ、作動油が給排されることに基づいて伸縮する。
(【0011】以降は省略されています)

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