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公開番号2025111046
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-30
出願番号2024005194
出願日2024-01-17
発明の名称圧縮空気供給装置
出願人株式会社コガネイ
代理人弁理士法人筒井国際特許事務所
主分類F15B 11/06 20060101AFI20250723BHJP(流体圧アクチュエータ;水力学または空気力学一般)
要約【課題】圧縮空気の漏洩を抑制する。
【解決手段】圧縮空気で動作する外部機器に圧縮空気を供給する圧縮空気供給装置1は、シリンダ室201と、シリンダ室201に配置され、第1排気口210aと、第1空気室201aと連通する通気口213と、第1排気口210aと通気口213とを連通し、圧縮空気が流れる第1流路210とが形成されるロッド21と、シリンダ室201に配置され、第1空気室201aの第2空気室201bに対する差圧に応じて通気口213を開放又は閉鎖する開閉部22と、を備える。差圧に応じた開閉部22が通気口213を開放すると、第1空気室201aに供給された圧縮空気が第1流路210を流れ、第1排気口210aから排気されて外部機器に供給される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
圧縮空気で動作する外部機器に圧縮空気を供給する圧縮空気供給装置であって、
第1供給口を介して圧縮空気が供給される第1空気室と、第2空気室とに区画されたシリンダ室と、
前記シリンダ室に配置され、端部に形成された第1排気口と、前記第1空気室と連通する通気口と、前記第1排気口と前記通気口とを連通し、圧縮空気が流れる第1流路とが形成されるロッドと、
前記シリンダ室に配置され、前記第1空気室の前記第2空気室に対する差圧に応じて前記通気口を開放又は閉鎖する開閉部と、を備え、
前記差圧に応じて前記開閉部が前記通気口を開放すると、前記第1空気室に供給された圧縮空気が前記第1流路を流れ、前記第1排気口から排気されて前記外部機器に供給される、圧縮空気供給装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
請求項1に記載の圧縮空気供給装置において、
前記開閉部は、前記ロッドに対して摺動可能に配置され、
前記開閉部を付勢する付勢部を備える、圧縮空気供給装置。
【請求項3】
請求項2に記載の圧縮空気供給装置において、
前記ロッドは、前記シリンダ室の外部に突出する突出方向と、前記シリンダ室内に収容される収容方向とに往復移動し、
前記付勢部は、前記開閉部を前記収容方向に付勢する、圧縮空気供給装置。
【請求項4】
請求項3に記載の圧縮空気供給装置において、
前記差圧が閾値未満のときは、前記ロッドと前記開閉部と前記付勢部とは、前記通気口が前記開閉部によって閉鎖された状態で、前記突出方向に移動し、
前記ロッドの前記突出方向への移動が停止した後に前記差圧が前記閾値以上となると、前記開閉部が前記付勢部の付勢力に抗して前記ロッドに対して前記突出方向に移動することにより前記通気口が開放される、圧縮空気供給装置。
【請求項5】
請求項4に記載の圧縮空気供給装置において、
前記開閉部は、前記ロッドの外周壁面に摺動可能に配置され、前記シリンダ室を前記第1空気室と前記第2空気室とに区画し、
前記通気口は、前記外周壁面に形成される、圧縮空気供給装置。
【請求項6】
請求項5に記載の圧縮空気供給装置において、
前記ロッドの前記外周壁面に配置され、前記付勢部を保持する保持部を備え、
前記保持部は、前記ロッドとともに移動する、圧縮空気供給装置。
【請求項7】
請求項4に記載の圧縮空気供給装置において、
前記ロッドは、内部に前記開閉部と前記付勢部とを収納する収納部を有し、
前記通気口は、前記収納部の内周壁面に設けられ、
前記ロッドの外周壁面の一部が前記シリンダ室を前記第1空気室と前記第2空気室とに区画する、圧縮空気供給装置。
【請求項8】
請求項4に記載の圧縮空気供給装置において、
前記外部機器と接続される中継部を備え、
前記中継部は、
前記突出方向に突出した前記ロッドの前記端部と当接する当接壁面と、
前記当接壁面に設けられた第2供給口と、前記当接壁面とは異なる壁面に形成された第2排気口とを連通する第2流路と、を有し、
前記第2流路は、前記ロッドが前記突出方向に突出して、前記端部と前記当接壁面とが当接して、前記第1排気口と前記第2供給口とを介して前記第1流路と連通し、
前記第1排気口から排気された圧縮空気は、前記第2供給口を介して前記第2流路に供給され、前記第2排気口から排気されて前記外部機器に供給される、圧縮空気供給装置。
【請求項9】
請求項8に記載の圧縮空気供給装置において、
第2供給口にはシール部材が設けられている、圧縮空気供給装置。
【請求項10】
請求項8に記載の圧縮空気供給装置において、
前記ロッドの前記第1排気口にはシール部材が設けられている、圧縮空気供給装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、圧縮空気供給装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、圧縮空気によって動作する空気圧作動機器に対して、外部から圧縮空気を供給する圧縮空気供給装置が知られている。特許文献1には、空気圧によって前進移動をする突出ピストンと、突出ピストン内に設けられ突出ピストンに対して前進、後退移動が可能な給気ロッドとを有する圧縮空気供給装置が開示されている。
【0003】
特許文献1の圧縮空気供給装置は、移動装置に搭載された空気圧作動機器が接近すると、給気ロッドの先端部が突出ピストンの先端部よりも突出した状態で、空気供給源から供給された圧縮空気によって突出ピストンと給気ロッドが共に移動装置に向けて移動する。給気ロッドの先端部が移動装置の接続面に突き当てられると、給気ロッドが後退移動する。給気ロッドの後退移動によって開閉弁が開き、供給された圧縮空気が給気ロッド内に形成された空気案内路を通って空気圧作動機器に供給される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-11444号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の装置では、給気ロッドの先端部が移動装置と接触すると開閉弁が開く構成となっている。このため、給気ロッドの先端と移動装置との間で気密が確保されていない状態で開閉弁が開き、圧縮空気が漏れてしまうおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一実施形態の圧縮空気供給装置は、圧縮空気で動作する外部機器に圧縮空気を供給する圧縮空気供給装置であって、第1供給口を介して圧縮空気が供給される第1空気室と、第2空気室とに区画されたシリンダ室と、前記シリンダ室に配置され、端部に形成された第1排気口と、前記第1空気室と連通する通気口と、前記第1排気口と前記通気口とを連通し、圧縮空気が流れる第1流路とが形成されるロッドと、前記シリンダ室に配置され、前記第1空気室の前記第2空気室に対する差圧に応じて前記通気口を開放又は閉鎖する開閉部と、を備える。差圧に応じて前記開閉部が前記通気口を開放すると、前記第1空気室に供給された圧縮空気が前記第1流路を流れ、前記第1排気口から排気されて前記外部機器に供給される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、第1空気室の第2空気室に対する差圧に応じて、圧縮空気を外部機器に供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態の圧縮空気供給装置の外観図である。
図1に示される圧縮空気供給装置のA-A線における断面図である。
作動エアが供給された状態の圧縮空気供給装置の断面図である。
第1変形例の圧縮空気供給装置の断面図である。
第2変形例の圧縮空気供給装置の断面図である。
第2変形例の圧縮空気供給装置の断面図である。
第3変形例の圧縮空気装置の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、一実施の形態の圧縮空気供給装置について、図面を参照しながら詳細に説明する。本実施の形態の圧縮空気供給装置は、圧縮空気で動作する外部機器として、例えばワーク等の被加工物を把持して位置決めを行うチャック等の空気圧作動機器(空圧機器)に圧縮空気等の流体(作動エア)を供給することができる。尚、圧縮空気供給装置は上記の用途に用いられるものに限定されない。
【0010】
<全体構成>
図1は、圧縮空気供給装置1の外観図であり、図1(A)は平面図、図1(B)は側面図である。また、図2は、圧縮空気供給装置1の断面図である。図2は図1(A)のA-A線における圧縮空気供給装置1の断面を示す。尚、図1及び図2においては、圧縮空気が供給されていない初期状態のときの圧縮空気供給装置1が示されている。
(【0011】以降は省略されています)

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