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公開番号
2024174654
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-17
出願番号
2023092589
出願日
2023-06-05
発明の名称
情報処理システム、及び情報処理方法
出願人
大日本印刷株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G16H
50/20 20180101AFI20241210BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約
【課題】同一の対象者が購入した商品及び処方箋データに基づく処理を効率的に行う。
【解決手段】情報処理システムにおいて、情報処理装置は、複数の対象者が処方されている処方箋医薬品を記述する処方箋データセットと、複数の第1の対象者の購買履歴を記述する購買データセットに基づいて、処方箋データセットに含まれる処方箋医薬品のうち、何れかの処方箋医薬品を抽出条件として、購買データセットから購買データを抽出し、抽出した購買データを用いて、何れかの処方箋医薬品が処方されている全ての第1の対象者において、一部の第1の対象者にて共通する購買履歴を推定する生活用品分析モデルと、推定した一部の第1の対象者にて共通する購買履歴を出力する出力部とを備える。購買履歴は、第1の対象者が購入品利用者である本人購入による購買履歴と、第1の対象者の家族が購入品利用者である代理購入による購買履歴と、を含む。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の対象者が処方されている処方箋医薬品を記述する処方箋データセットと、複数の第1の対象者の購買履歴を記述する購買データセットに基づいて、前記処方箋データセットに含まれる処方箋医薬品のうち、いずれかの処方箋医薬品を抽出条件として、前記購買データセットから購買データを抽出し、抽出した前記購買データを用いて、前記いずれかの処方箋医薬品が処方されている全ての第1の対象者において、一部の第1の対象者にて共通する購買履歴を推定する推定部と、
推定された前記一部の第1の対象者にて共通する購買履歴を出力する出力部とを備え、
前記購買履歴は、前記第1の対象者が購入品利用者である本人購入による購買履歴と、前記第1の対象者の家族が購入品利用者である代理購入による購買履歴とを含む
情報処理システム。
続きを表示(約 2,400 文字)
【請求項2】
複数の対象者が処方されている処方箋医薬品を記述する処方箋データセットと、前記複数の第1の対象者の属性情報を記述する属性データセットに基づいて、前記処方箋データセットに含まれる処方箋医薬品のうち、いずれかの処方箋医薬品を抽出条件として、前記属性データセットから属性データを抽出し、抽出した属性データを用いて、前記いずれかの処方箋医薬品が処方されている全ての第1の対象者において、一部の第1の対象者にて共通する属性情報を推定する推定部と、
推定された前記一部の第1の対象者にて共通する属性情報を出力する出力部とを備える
情報処理システム。
【請求項3】
前記推定部は、更に、複数の対象者が処方されている処方箋医薬品を記述する処方箋データセットと、前記複数の第1の対象者の属性情報を記述する属性データセットに基づいて、前記処方箋データセットに含まれる処方箋医薬品のうち、いずれかの処方箋医薬品を抽出条件として、属性データセットから属性データを抽出し、抽出した属性データを用いて、前記いずれかの処方箋医薬品が処方されている全ての第1の対象者において、一部の第1の対象者にて共通する属性情報を推定し、
前記出力部は、更に、推定された前記一部の第1の対象者にて共通する属性情報を出力する
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項4】
複数の対象者が処方されている処方箋医薬品を記述する処方箋データセットと、複数の第1の対象者の購買履歴を記述する購買データセットとに基づいて、前記処方箋データセットに含まれる処方箋医薬品のうち、いずれかの処方箋医薬品に対応する疾患が将来発生すると推定される第2の対象者を前記第2の対象者の購買履歴から推定するための推定モデルを構築するモデル構築部と、
前記第2の対象者の購買履歴を記述する購買データを取得するデータ取得部と、
前記処方箋医薬品に対応する疾患が将来発生する推定される第2の対象者を、前記購買データに記述される前記第2の対象者の購買履歴と前記推定モデルとに基づいて推定する推定部とを備え、
前記購買履歴は、前記第1の対象者及び第2の対象者が購入品利用者である本人購入による購買履歴と、前記第1の対象者及び第2の対象者の家族が購入品利用者である代理購入による購買履歴とを含む
情報処理システム。
【請求項5】
前記推定部は、
前記購買履歴が、本人購入であるか代理購入であるかを判定し、
前記処方箋医薬品が処方されている前記対象者が、購入品利用者である購買履歴を推定する
請求項1、3又は4に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記購買履歴に含まれる生活用品それぞれに対する購買層に関する情報を含む参照テーブルが記憶された記憶部を含み、
前記推定部は、
前記処方箋医薬品が処方されている前記対象者の属性に基づき、前記参照テーブルを参照することにより、前記購買履歴が、本人購入であるか代理購入であるかを判定する
請求項1、3又は4に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記参照テーブルは、処方箋医薬品に対応する疾患に関する情報を含み、
前記推定部は、
前記第1の対象者及び前記第1の対象者の家族に処方された処方箋医薬品に基づき、前記参照テーブルを参照することにより、前記購買履歴が、本人購入であるか代理購入であるかを判定する
請求項6に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記参照テーブルは、前記購買履歴に含まれる生活用品それぞれに対し、前記第1の対象者の家族構成に応じた複数のレコードが関連付けられており、
前記レコードそれぞれは、前記第1の対象者のための本人購入の確率、及び前記第1の対象者の家族のための代理購入の確率に関する情報を含む
請求項6に記載の情報処理システム。
【請求項9】
前記購買データセットを生成する生成部を備え、
前記生成部は、
前記第1の対象者による購買履歴を、前記第1の対象者の家族の人数分に複製し、
前記複製した人数分の購買履歴を前記購買データセットに含ませ、
前記第1の対象者による購買履歴及び前記複製された購買履歴のうちのいずれかの購買履歴に対し、購買履歴が本人購入であるか代理購入であるかの判定結果を付与する
請求項1、3又は4に記載の情報処理システム。
【請求項10】
複数の対象者が処方されている処方箋医薬品を記述する処方箋データセットと、複数の第1の対象者の購買履歴を記述する購買データセットと、前記複数の対象者の属性情報を記述する属性データセットに基づいて、前記処方箋データセットに含まれる処方箋医薬品のうち、いずれかの処方箋医薬品を抽出条件として、前記購買データセット及び前記属性データセットから購買データ及び属性データを抽出し、抽出した前記購買データ及び前記属性データを用いて、前記いずれかの処方箋医薬品が処方されている全ての第1の対象者において、一部の第1の対象者にて共通する購買履歴及び属性情報を推定部に推定させ、
推定された前記一部の第1の対象者にて共通する購買履歴及び属性情報を出力部に出力させ、
前記購買履歴は、前記第1の対象者が購入品利用者である本人購入による購買履歴と、前記第1の対象者の家族が購入品利用者である代理購入による購買履歴とを含む
処理をコンピュータに実行させる情報処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理システム、及び情報処理方法に関する。
続きを表示(約 3,300 文字)
【背景技術】
【0002】
本人の健診データを参照することなしに、対応する個人の健康状態を推定可能な推定システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。この推定システムは、複数の第1の対象者の健康状態を記述する健康データセットと、複数の第1の対象者の購買履歴を記述する購買データセットとに基づいて、第2の対象者の健康状態を第2の対象者の購買履歴から推定するための推定モデルを構築するものである。近年、一般用医薬品(OTC医薬品)を販売し、更に日用品や食品類を小売りするドラッグストアにおいても、処方箋に基づく調剤を行う保険薬局を併設する場合が増え、また、ドラッグストアチェーンの経営母体が、別途、保険薬局チェーンを経営する場合も増えてきており、ドラッグストアでの購買履歴と、保険薬局の利用を紐づけることが比較的容易になった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6916367号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の推定システムは、同一の対象者が購入した購買履歴と、処方箋医薬品を記述する処方箋データとに基づく処理を行う点が考慮されていない。
【0005】
本開示は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、同一の対象者が購入した商品及び処方箋データに基づく処理を効率的に行うことができる情報処理システム等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一つの案では、情報処理システムは、複数の対象者が処方されている処方箋医薬品を記述する処方箋データセットと、複数の第1の対象者の購買履歴を記述する購買データセットに基づいて、前記処方箋データセットに含まれる処方箋医薬品のうち、いずれかの処方箋医薬品を抽出条件として、前記購買データセットから購買データを抽出し、抽出した前記購買データを用いて、前記いずれかの処方箋医薬品が処方されている全ての第1の対象者において、一部の第1の対象者にて共通する購買履歴を推定する推定部と、推定された前記一部の第1の対象者にて共通する購買履歴を出力する出力部とを備え、前記購買履歴は、前記第1の対象者が購入品利用者である本人購入による購買履歴と、前記第1の対象者の家族が購入品利用者である代理購入による購買履歴とを含む。
【0007】
一つの案では、情報処理システムは、複数の対象者が処方されている処方箋医薬品を記述する処方箋データセットと、複数の第1の対象者の購買履歴を記述する購買データセットとに基づいて、前記処方箋データセットに含まれる処方箋医薬品のうち、いずれかの処方箋医薬品に対応する疾患が将来発生すると推定される第2の対象者を前記第2の対象者の購買履歴から推定するための推定モデルを構築するモデル構築部と、前記第2の対象者の購買履歴を記述する購買データを取得するデータ取得部と、前記処方箋医薬品に対応する疾患が将来発生する推定される第2の対象者を、前記購買データに記述される前記第2の対象者の購買履歴と前記推定モデルとに基づいて推定する推定部とを備え、前記購買履歴は、前記第1の対象者及び第2の対象者が購入品利用者である本人購入による購買履歴と、前記第1の対象者及び第2の対象者の家族が購入品利用者である代理購入による購買履歴とを含む。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、処方箋データを利用することで、対象者が購入した生活用品等と容易に紐づけることができ、処方箋医薬品に関する推定を効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態1に係る購買調剤システムの概要を示す説明図である。
情報処理装置の構成例を示すブロック図である。
生活者マスタテーブルのデータレイアウトを例示する説明図である。
購買テーブルのデータレイアウトを例示する説明図である。
調剤テーブルのデータレイアウトを例示する説明図である。
疾患対応テーブルのデータレイアウトを例示する説明図である。
アドバイス履歴テーブルのデータレイアウトを例示する説明図である。
情報処理装置の制御部に含まれる機能部を例示する機能ブロック図である。
情報処理装置の制御部による処理手順を例示するフローチャートである。
疾患レポート情報を示す表示画面(疾患レポート画面)を例示する説明図である。
疾患レポート情報を示す表示画面(疾患レポート画面)を例示する説明図である。
実施形態2(学習モデル)に係る第1学習モデル(疾患別患者解析エンジン)の生成処理に関する説明図である。
第2学習モデル(疾患啓発最適化エンジン)の生成処理に関する説明図である。
情報処理装置の制御部に含まれる機能部を例示する機能ブロック図である。
情報処理装置の制御部による処理手順を例示するフローチャートである。
生活者レポート情報を示す表示画面(生活者レポート画面)を例示する説明図である。
製薬会社向けレポート情報を示す表示画面を例示する説明図である。
実施形態3(投薬後フォロー)に係る情報処理装置の制御部による処理手順を例示するフローチャートである。
実施形態4に係る家族情報付き会員マスタテーブルの作成方法等を例示する説明図である。
購買データセットに対し、家族の人数分にて複製した購買履歴を含ませる複製処理に関する説明図である。
参照テーブル(家族構成)を例示する説明図である。
参照テーブルの作成に用いる分析データ(ID-POS分析)を例示する説明図である。
参照テーブル(疾患該当)を例示する説明図である。
購買データセット(家族の人数分に複製し、判定結果を付与)を例示する説明図である。
情報処理装置の制御部による処理手順(購買データセット及びレポート生成)を例示するフローチャートである。
分析結果(患者と来店者全員の商品カテゴリー毎の購入人数抽出)を例示する説明図である。
実施形態5に係る共通する購買履歴及び属性情報の特定処理(対象薬剤患者の属性値)に関する説明図である。
共通する購買履歴及び属性情報の特定処理(対象薬剤患者の比率)に関する説明図である。
共通する購買履歴及び属性情報の特定処理(回帰分析結果)に関する説明図である。
共通する購買履歴及び属性情報の特定処理(クラスター分析)に関する説明図である。
共通する購買履歴及び属性情報の特定処理(対象薬剤患者の購買履歴)に関する説明図である。
共通する購買履歴及び属性情報の特定処理(対象薬剤患者が買いやすい商品:購入頻度のリフト値)に関する説明図である。
共通する購買履歴及び属性情報の特定処理(対象薬剤患者が買いやすい商品:買上率のリフト値)に関する説明図である。
共通する購買履歴及び属性情報の特定処理(対象薬剤患者が初めて受診するまでに買うようになった商品)に関する説明図である。
共通する購買履歴及び属性情報の特定処理(決定木分析結果)に関する説明図である。
共通する購買履歴及び属性情報の特定処理(回帰分析結果)に関する説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係る購買調剤システムS(情報処理システム)の概要を示す説明図である。図2は、情報処理装置1の構成例を示すブロック図である。購買調剤システムSは、情報処理装置1を主たる装置(サーバ)として構成され、当該情報処理装置1は、例えばインターネット等の外部ネットワークNを介して店舗サーバTS及び保険薬局サーバHSと通信可能に接続される。
(【0011】以降は省略されています)
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