TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025056525
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-08
出願番号
2023166054
出願日
2023-09-27
発明の名称
スクアリリウム色材、色材分散液、インキ組成物、光学フィルタ、及び表示装置
出願人
大日本印刷株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C09B
57/00 20060101AFI20250401BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】耐熱性及び耐光性に優れたスクアリリウム色材、当該スクアリリウム色材を含有する色材分散液、インキ組成物、光学フィルタ、及び表示装置を提供する。
【解決手段】下記一般式(1)で表されるスクアリリウム色素と、ヘテロポリ酸との造塩化合物からなる、スクアリリウム色材。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025056525000023.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">64</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">150</com:WidthMeasure> </com:Image>
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記一般式(1)で表されるスクアリリウム色素と、ヘテロポリ酸との造塩化合物からなる、スクアリリウム色材。
TIFF
2025056525000021.tif
64
150
(式(1)中、
R
1
~R
8
はそれぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ基、-OR
10
、-OCOR
11
、-COOR
12
、-COR
13
、-NR
14
R
15
、-NHCOR
16
、-CONR
17
R
18
、-NHCONR
19
R
20
、-NHCOOR
21
、-SR
22
、-SO
2
R
23
、-SO
2
OR
24
、-NHSO
2
R
25
、-SO
2
NR
26
R
27
、-(R
28
O)
n’
R
29
、複素環基、又は置換基を有していてもよい炭化水素基を表し、隣接置換基同士が互いに連結し、環形成されていてもよい。R
10
~R
12
及びR
21
~R
25
はそれぞれ独立に、置換基を有していてもよい炭素数1~6の炭化水素基を表す。R
13
~R
20
、R
26
~R
27
及びR
29
はそれぞれ独立に、水素原子又は置換基を有していてもよい炭素数1~6の炭化水素基を表す。R
28
はそれぞれ独立に炭素数1~8の2価の炭化水素基を表す。n’は1~18の整数を表す。
Xはそれぞれ独立に、水素原子又は置換基を有していてもよい炭素数1~12の炭化水素基を表す。
Yはそれぞれ独立に、2価の有機基を表し、Z
0
はそれぞれ独立に、有機カチオン基に誘導され得る基又は有機カチオン基を表す。)
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
下記一般式(2)で表されるスクアリリウム色素と、ヘテロポリ酸との造塩化合物からなる、スクアリリウム色材。
TIFF
2025056525000022.tif
70
150
(式(2)中、
R
1
~R
8
はそれぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ基、-OR
10
、-OCOR
11
、-COOR
12
、-COR
13
、-NR
14
R
15
、-NHCOR
16
、-CONR
17
R
18
、-NHCONR
19
R
20
、-NHCOOR
21
、-SR
22
、-SO
2
R
23
、-SO
2
OR
24
、-NHSO
2
R
25
、-SO
2
NR
26
R
27
、-(R
28
O)
n’
R
29
、複素環基、又は置換基を有していてもよい炭化水素基を表し、隣接置換基同士が互いに連結し、環形成されていてもよい。R
10
~R
12
及びR
21
~R
25
はそれぞれ独立に、置換基を有していてもよい炭素数1~6の炭化水素基を表す。R
13
~R
20
、R
26
~R
27
及びR
29
はそれぞれ独立に、水素原子又は置換基を有していてもよい炭素数1~6の炭化水素基を表す。R
28
はそれぞれ独立に炭素数1~8の2価の炭化水素基を表す。n’は1~18の整数を表す。
Xはそれぞれ独立に、水素原子又は置換基を有していてもよい炭素数1~12の炭化水素基を表す。
Qはそれぞれ独立に、直接結合、又は2価の有機基を表し、Z
0
はそれぞれ独立に、有機カチオン基に誘導され得る基又は有機カチオン基を表す。
Eはそれぞれ独立に、置換基を表し、互いに隣接する置換基Eにより、環形成されていてもよい。m及びnはそれぞれ独立に0~4の整数を表す。)
【請求項3】
請求項1又は2に記載のスクアリリウム色材と、分散剤と、溶媒とを含有する、色材分散液。
【請求項4】
請求項1又は2に記載のスクアリリウム色材と、バインダー成分とを含有する、インキ組成物。
【請求項5】
請求項1又は2に記載のスクアリリウム色材を含有する、光学フィルタ。
【請求項6】
請求項5に記載の光学フィルタを備える、表示装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、スクアリリウム色材、色材分散液、インキ組成物、光学フィルタ、及び表示装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、照明装置や表示装置の光源として、LEDが用いられることが多くなっている。例えば発光方式にはいくつかの種類があり、R(赤)、G(緑)、B(青)のそれぞれの光を発するLEDを並べて白色光を得る方式のものや、青色LEDからの青色光と黄色蛍光体からの黄色発光の組み合わせにより白色光を得る方式のもの、青色LEDからの青色光と赤色蛍光体及び緑色蛍光体からの発光との組み合わせにより白色光を得る方式のものがある。これらの方式のうち、青色LEDと蛍光体の組み合わせにより白色光を得る方式を使用した場合、得られる白色光のスペクトルには、590nm付近の領域にオレンジ色を示す光が含まれており、この領域の光の発光強度が高いと演色性が低下することが知られている。また、これらの課題については照明装置や表示装置の光源として有機ELを用いた場合も同様である。
【0003】
このため、従来、表示装置の前面には不要な発光成分を除去して表示色を鮮明にするために光学フィルタが設置され、不要な波長領域の光を選択的に吸収する色素化合物が用いられている。このような光学フィルタに使用される不要な波長領域の光を選択的に吸収する色素化合物には、さらに、耐光性や耐熱性との両立が求められている。
【0004】
特許文献1では、有機色素とヘテロポリ酸の造塩化合物とそれを用いた色材分散液及び組成物、それを用いた膜及び光学フィルタが、耐光性に優れることを記載している。
特許文献2では、特定の構造を有する一般式(1)で表されるスクアリリウム色素をヘテロポリ酸によって造塩化合物とすることにより、耐光性が良好で、最大吸収波長とは異なる別の波長の吸収(副吸収)が低減されたスクアリリウム色材が得られると記載されている。
特許文献3では、スクアリリウム色素をヘテロポリ酸と塩形成する際に、無色有機カチオンを加えた色材を用いることにより、耐光性が良好で、且つ副吸収が抑制されたフィルムが得られると記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開2019/216282号公報
特開2023-006190公報
特開2023-006191公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
光源、光学部材、又は外光反射に起因した不要な波長領域の光を抑制するために、不要な波長領域の光を選択的に吸収する色素化合物を用いることが有効と考えられる。
しかしながら、特許文献1~3に開示されたスクアリリウム色材では、耐光性や耐熱性が不十分な場合があり、耐光性や耐熱性の更なる向上が求められていた。
【0007】
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、耐熱性及び耐光性に優れたスクアリリウム色材、当該スクアリリウム色材を含有する色材分散液、インキ組成物、光学フィルタ、及び表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、熱や光に対して安定な骨格としてインドールを用い、スクアリン酸部位にインドールが直接結合したスクアリリウム色素を合成したところ、当該スクアリリウム色素とヘテロポリ酸との造塩化合物が、耐熱性及び耐光性に優れることを見出した。
本開示には、以下の態様が含まれる。
<1> 下記一般式(1)で表されるスクアリリウム色素と、ヘテロポリ酸との造塩化合物からなる、スクアリリウム色材。
【0009】
TIFF
2025056525000001.tif
64
150
(式(1)中、
R
1
~R
8
はそれぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ基、-OR
10
、-OCOR
11
、-COOR
12
、-COR
13
、-NR
14
R
15
、-NHCOR
16
、-CONR
17
R
18
、-NHCONR
19
R
20
、-NHCOOR
21
、-SR
22
、-SO
2
R
23
、-SO
2
OR
24
、-NHSO
2
R
25
、-SO
2
NR
26
R
27
、-(R
28
O)
n’
R
29
、複素環基、又は置換基を有していてもよい炭化水素基を表し、隣接置換基同士が互いに連結し、環形成されていてもよい。R
10
~R
12
及びR
21
~R
25
はそれぞれ独立に、置換基を有していてもよい炭素数1~6の炭化水素基を表す。R
13
~R
20
、R
26
~R
27
及びR
29
はそれぞれ独立に、水素原子又は置換基を有していてもよい炭素数1~6の炭化水素基を表す。R
28
はそれぞれ独立に炭素数1~8の2価の炭化水素基を表す。n’は1~18の整数を表す。
Xはそれぞれ独立に、水素原子又は置換基を有していてもよい炭素数1~12の炭化水素基を表す。
Yはそれぞれ独立に、2価の有機基を表し、Z
0
はそれぞれ独立に、有機カチオン基に誘導され得る基又は有機カチオン基を表す。)
【0010】
<2> 下記一般式(2)で表されるスクアリリウム色素と、ヘテロポリ酸との造塩化合物からなる、スクアリリウム色材。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
大日本印刷株式会社
印画物
今日
大日本印刷株式会社
蓋体、蓄電デバイス
今日
大日本印刷株式会社
リードフレーム及びその製造方法
1日前
大日本印刷株式会社
蓄電デバイス、蓋体、蓋ユニット、蓄電デバイスの製造方法
今日
大日本印刷株式会社
転写シート、転写シートの製造方法、外装部材の製造方法および外装部材
今日
大日本印刷株式会社
転写シート、転写シートの製造方法、外装部材の製造方法および離型フィルム付外装部材
今日
個人
消火塗料
2日前
ベック株式会社
被覆材
今日
日榮新化株式会社
粘着テープ
24日前
三商株式会社
屋外用塗料組成物
3日前
アイカ工業株式会社
塗材仕上げ工法
1か月前
東ソー株式会社
ホットメルト接着剤
21日前
日榮新化株式会社
掲示パネルセット
23日前
日本特殊塗料株式会社
塗り床材組成物
1か月前
アイカ工業株式会社
光硬化型圧着組成物
16日前
コニシ株式会社
プライマー組成物
7日前
デンカ株式会社
蛍光体
1か月前
デンカ株式会社
蛍光体
1か月前
株式会社大阪ソーダ
撥水撥油性表面処理剤
14日前
アイカ工業株式会社
無溶剤型コーティング剤
1か月前
デンカ株式会社
蛍光体粉末
3日前
アイカ工業株式会社
バランスウエイト用組成物
14日前
TOTO株式会社
部材
14日前
artience株式会社
印刷インキ及び印刷物
1か月前
TOTO株式会社
設備
20日前
TOTO株式会社
部材
1か月前
大日本印刷株式会社
塗工液及び容器
13日前
エスケー化研株式会社
吸熱性組成物及び吸熱ボード
1か月前
TOTO株式会社
衛生陶器
1か月前
ダイキン工業株式会社
表面処理剤
8日前
artience株式会社
コーティング剤及び包装材
9日前
デンカ株式会社
サイアロン蛍光体粉末の製造方法
1か月前
宸寰科技有限公司
熱伝導性難燃材料
8日前
三洋化成工業株式会社
2液硬化型ウレタン粘着剤用主剤
1か月前
三菱製紙株式会社
接着剤
7日前
大日精化工業株式会社
顔料分散剤及び顔料分散液
14日前
続きを見る
他の特許を見る