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公開番号2025011885
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023114288
出願日2023-07-12
発明の名称電子部品収納ケースおよび電子部品収納体
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人
主分類B65D 85/86 20060101AFI20250117BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】内壁面への電子部品の付着を抑制することができる電子部品収納ケースを提供する。
【解決手段】複数の電子部品がバルク状態で収納されるケース本体を備える電子部品収納ケースであって、上記ケース本体は、相対向する一対の主壁を有する扁平箱形状であり、上記一対の主壁の内壁面は、下記の(i)および(ii)の条件を満たす、電子部品収納ケースを提供する。
(i)二乗平均平方根傾斜Sdqが0.76以上1.47以下である。
(ii)パーシステント・ホモロジーにおけるBirth径≦25μmおよびDeath径≧25μmを満たす構造が、単位面積1mm2あたり150個以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の電子部品がバルク状態で収納されるケース本体を備える電子部品収納ケースであって、
前記ケース本体は、相対向する一対の主壁を有する扁平箱形状であり、前記一対の主壁の内壁面は、下記の(i)および(ii)の条件を満たす、電子部品収納ケース。
(i)二乗平均平方根傾斜Sdqが0.76以上1.47以下である。
(ii)パーシステント・ホモロジーにおけるBirth径≦25μmおよびDeath径≧25μmを満たす構造が、単位面積1mm

あたり150個以下である。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
前記一対の主壁の内壁面は、表面抵抗率が1×10
10
Ω/□未満である、請求項1に記載の電子部品収納ケース。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の電子部品収納ケースと、
前記ケース本体に収納された複数の電子部品と、を有する、電子部品収納体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電子部品収納ケースおよび電子部品収納体に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
情報通信やオートモーティブ、エネルギーなどの各分野での市場成長を背景に、電子部品は今後も中長期的な視点で需要拡大が見込まれている。チップ状電子部品、例えば積層コンデンサやインダクタ等の供給形態には、多数個の電子部品を電子部品収納ケースにバルク状態で収容した供給形態(バルク方式)(例えば、特許文献1)や、電子部品を収納する収納部を複数有するキャリアテープに電子部品を収納した供給形態(テーピング方式)が用いられている。ここで、バルク状態とは、向きがばらばらの状態(方向無規制状態)を意味する。
【0003】
バルク方式は、テーピング方式に比べ、電子部品収納ケースを再利用可能であるため、廃材が少なく、環境負担の低減が可能である。また、梱包体積が少ないため、省スペース化や物流効率の向上を図ることができる。バルク方式で使用される電子部品収納ケースは、バルクケースとも称される。
【0004】
バルク方式では、電子部品の実装時に、電子部品収納ケースを部品供給装置(バルクフィーダー)に設置し、収容された電子部品をケースの排出口から順次取り出し、部品を整列させて、マウント機に供給する。この電子部品の取り出し時に、電子部品収納ケースの内壁面にチップ状電子部品が付着し、収納ケース内に電子部品が残ったり、排出口付近で詰まったりして電子部品が取り出せない等の問題が生じる。
【0005】
このような問題に対し、特許文献2では、内部に多数個のチップ状電子部品を収納している樹脂製ケースを、内壁面の表面抵抗が10
12
Ω未満となるように形成した電子部品収納体が開示されており、2.0×1.25mmサイズのチップ状電子部サイズのチップにおいては、内壁面への電子部品の付着を防止することができることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平8-150518号公報
特許第3063500号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
近年、多く使用されているチップ状電子部品は小型化が進んでおり、例えば、0201サイズ(0.25mm×0.125mm)、0402サイズ(0.4mm×0.2mm)といった小型の電子部品が用いられる場合がある。このような電子部品の小型化に伴い、特許文献2の電子部品収納体のように内壁面の表面抵抗率を制御するだけでは、電子部品収納ケースの内壁面への電子部品の付着を抑制できない場合がある。
【0008】
本開示は、上記事情に鑑みてなされたものであり、内壁面への電子部品の付着を抑制することができる電子部品収納ケースを提供することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示は、複数の電子部品がバルク状態で収納されるケース本体を備える電子部品収納ケースであって、上記ケース本体は、相対向する一対の主壁を有する扁平箱形状であり、上記一対の主壁の内壁面は、下記(i)および(ii)の条件を満たす、電子部品収納ケースを提供する。
(i)二乗平均平方根傾斜Sdqが0.76以上1.47以下である。
(ii)パーシステント・ホモロジーにおけるBirth径≦25μmおよびDeath径≧25μmを満たす構造が、単位面積1mm

あたり150個以下である。
【0010】
本開示の他の実施形態は、上述の電子部品収納ケースと、上記ケース本体に収納された複数の電子部品と、を有する、電子部品収納体を提供する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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