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公開番号2025099278
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023215816
出願日2023-12-21
発明の名称電子情報記憶媒体、ICカード、ICチップ、論理チャネル利用方法、及びプログラム
出願人大日本印刷株式会社
代理人弁理士法人インテクト国際特許事務所,個人
主分類G06K 19/07 20060101AFI20250626BHJP(計算;計数)
要約【課題】論理チャネルごとに利用可能なインターフェースを管理するとともに、アプリケーションごとに利用可能な論理チャネルを管理することで利便性を向上することが可能な電子情報記憶媒体、ICカード、ICチップ、論理チャネル利用方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】ICチップにより実行される方法であって、ICカードが外部端末から所定のコマンドを動作中のインターフェースを介して受信すると、開設対象となる論理チャネルが動作中のインターフェースで利用可能であるか否かを管理テーブルTB1に基づいて判定し、且つ、選択対象となるアプリケーションが開設対象となる論理チャネルで利用可能であるか否かを管理テーブルTB2に基づいて判定する。いずれも利用可能であると判定した場合に、開設対象となる論理チャネルを開設し、且つ、選択対象となるアプリケーションを選択する処理を実行する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
複数のインターフェースを備え、複数のアプリケーションが搭載される電子情報記憶媒体であって、
論理チャネルごとに利用可能なインターフェースを規定する第1管理情報と、前記アプリケーションごとに利用可能な論理チャネルを規定する第2管理情報とを記憶する記憶手段と、
外部端末から所定のコマンドを、前記複数のインターフェースのうち動作中の1のインターフェースを介して受信する受信手段と、
前記コマンドの受信に応じて、前記複数の論理チャネルのうち開設対象となる1の論理チャネルが前記動作中の1のインターフェースで利用可能であるか否かを、前記第1管理情報に基づいて判定する第1判定手段と、
前記コマンドの受信に応じて、前記複数のアプリケーションのうち選択対象となる1のアプリケーションが前記開設対象となる1の論理チャネルで利用可能であるか否かを、前記第2管理情報に基づいて判定する第2判定手段と、
前記1の論理チャネルが前記1のインターフェースで利用可能であると判定され、且つ前記1のアプリケーションが前記1の論理チャネルで利用可能であると判定された場合に、前記1の論理チャネルを開設し、且つ前記1のアプリケーションを選択する処理を実行する処理手段と、
を備えることを特徴とする電子情報記憶媒体。
続きを表示(約 2,500 文字)【請求項2】
前記1の論理チャネルが前記1のインターフェースで利用可能でないと判定されるか、または前記1のアプリケーションが前記1の論理チャネルで利用可能でないと判定された場合に、前記処理手段は、エラー処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の電子情報記憶媒体。
【請求項3】
前記コマンドは、前記開設対象となる1の論理チャネルを示し、且つ、前記選択対象となる1のアプリケーションを示すことを特徴とする請求項1または2に記載の電子情報記憶媒体。
【請求項4】
複数のインターフェースを備え、複数のアプリケーションが搭載されるICカードであって、
論理チャネルごとに利用可能なインターフェースを規定する第1管理情報と、前記アプリケーションごとに利用可能な論理チャネルを規定する第2管理情報とを記憶する記憶手段と、
外部端末から所定のコマンドを、前記複数のインターフェースのうち動作中の1のインターフェースを介して受信する受信手段と、
前記コマンドの受信に応じて、前記複数の論理チャネルのうち開設対象となる1の論理チャネルが前記動作中の1のインターフェースで利用可能であるか否かを、前記第1管理情報に基づいて判定する第1判定手段と、
前記コマンドの受信に応じて、前記複数のアプリケーションのうち選択対象となる1のアプリケーションが前記開設対象となる1の論理チャネルで利用可能であるか否かを、前記第2管理情報に基づいて判定する第2判定手段と、
前記1の論理チャネルが前記1のインターフェースで利用可能であると判定され、且つ前記1のアプリケーションが前記1の論理チャネルで利用可能であると判定された場合に、前記1の論理チャネルを開設し、且つ前記1のアプリケーションを選択する処理を実行する処理手段と、
を備えることを特徴とするICカード。
【請求項5】
複数のインターフェースを備え、複数のアプリケーションが搭載されるICチップであって、
論理チャネルごとに利用可能なインターフェースを規定する第1管理情報と、前記アプリケーションごとに利用可能な論理チャネルを規定する第2管理情報とを記憶する記憶手段と、
外部端末から所定のコマンドを、前記複数のインターフェースのうち動作中の1のインターフェースを介して受信する受信手段と、
前記コマンドの受信に応じて、前記複数の論理チャネルのうち開設対象となる1の論理チャネルが前記動作中の1のインターフェースで利用可能であるか否かを、前記第1管理情報に基づいて判定する第1判定手段と、
前記コマンドの受信に応じて、前記複数のアプリケーションのうち選択対象となる1のアプリケーションが前記開設対象となる1の論理チャネルで利用可能であるか否かを、前記第2管理情報に基づいて判定する第2判定手段と、
前記1の論理チャネルが前記1のインターフェースで利用可能であると判定され、且つ前記1のアプリケーションが前記1の論理チャネルで利用可能であると判定された場合に、前記1の論理チャネルを開設し、且つ前記1のアプリケーションを選択する処理を実行する処理手段と、
を備えることを特徴とするICチップ。
【請求項6】
複数のインターフェースを備え、複数のアプリケーションが搭載される電子情報記憶媒体により実行される論理チャネル利用方法であって、
論理チャネルごとに利用可能なインターフェースを規定する第1管理情報と、前記アプリケーションごとに利用可能な論理チャネルを規定する第2管理情報とを記憶手段に記憶するステップと、
外部端末から所定のコマンドを、前記複数のインターフェースのうち動作中の1のインターフェースを介して受信するステップと、
前記コマンドの受信に応じて、前記複数の論理チャネルのうち開設対象となる1の論理チャネルが前記動作中の1のインターフェースで利用可能であるか否かを、前記第1管理情報に基づいて判定するステップと、
前記コマンドの受信に応じて、前記複数のアプリケーションのうち選択対象となる1のアプリケーションが前記開設対象となる1の論理チャネルで利用可能であるか否かを、前記第2管理情報に基づいて判定するステップと、
前記1の論理チャネルが前記1のインターフェースで利用可能であると判定され、且つ前記1のアプリケーションが前記1の論理チャネルで利用可能であると判定された場合に、前記1の論理チャネルを開設し、且つ前記1のアプリケーションを選択する処理を実行するステップと、
を含むことを特徴とする論理チャネル利用方法。
【請求項7】
複数のインターフェースを備え、複数のアプリケーションが搭載される電子情報記憶媒体に含まれるコンピュータを、
論理チャネルごとに利用可能なインターフェースを規定する第1管理情報と、前記アプリケーションごとに利用可能な論理チャネルを規定する第2管理情報とを記憶する記憶手段と、
外部端末から所定のコマンドを、前記複数のインターフェースのうち動作中の1のインターフェースを介して受信する受信手段と、
前記コマンドの受信に応じて、前記複数の論理チャネルのうち開設対象となる1の論理チャネルが前記動作中の1のインターフェースで利用可能であるか否かを、前記第1管理情報に基づいて判定する第1判定手段と、
前記コマンドの受信に応じて、前記複数のアプリケーションのうち選択対象となる1のアプリケーションが前記開設対象となる1の論理チャネルで利用可能であるか否かを、前記第2管理情報に基づいて判定する第2判定手段と、
前記1の論理チャネルが前記1のインターフェースで利用可能であると判定され、且つ前記1のアプリケーションが前記1の論理チャネルで利用可能であると判定された場合に、前記1の論理チャネルを開設し、且つ前記1のアプリケーションを選択する処理を実行する処理手段として機能させることを特徴とするプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、外部端末との間で通信を行うための複数のインターフェースを備え、複数のアプリケーションを搭載するIC(Integrated Circuit)カード等の技術分野に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複数のアプリケーションを搭載するICカードは、それぞれのアプリケーションによる処理を実行するための論理的な通信パスとして論理チャネル(ロジカルチャネル)を管理する機能を有する。例えば特許文献1に開示されるように、各論理チャネルには異なるアプリケーションを割り当てることができる。これにより、ユーザは1つのICカードにより複数のサービスを利用することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-216068号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ICカードを利用するサービスにおいては、システム側の利便性のために使用される論理チャネルのチャネル番号が定められていることがある。そのため、複数のサービスを利用可能なICカードでは、それぞれのサービスに対応するアプリケーションごとに利用可能な論理チャネルが管理されることがある。一方、複数のアプリケーションを搭載し、さらに複数のインターフェースを備えるICカードでは、アプリケーションによっては特定のインターフェース(例えば、非接触通信用インターフェース)を利用することが処理負荷や応答時間の関係上、望ましくない場合がある。
【0005】
そこで、本発明は、上記点等に鑑みてなされたものであり、論理チャネルごとに利用可能なインターフェースを管理するとともに、アプリケーションごとに利用可能な論理チャネルを管理することで利便性を向上することが可能な電子情報記憶媒体、ICカード、ICチップ、論理チャネル利用方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数のインターフェースを備え、複数のアプリケーションが搭載される電子情報記憶媒体であって、論理チャネルごとに利用可能なインターフェースを規定する第1管理情報と、前記アプリケーションごとに利用可能な論理チャネルを規定する第2管理情報とを記憶する記憶手段と、外部端末から所定のコマンドを、前記複数のインターフェースのうち動作中の1のインターフェースを介して受信する受信手段と、前記コマンドの受信に応じて、前記複数の論理チャネルのうち開設対象となる1の論理チャネルが前記動作中の1のインターフェースで利用可能であるか否かを、前記第1管理情報に基づいて判定する第1判定手段と、前記コマンドの受信に応じて、前記複数のアプリケーションのうち選択対象となる1のアプリケーションが前記開設対象となる1の論理チャネルで利用可能であるか否かを、前記第2管理情報に基づいて判定する第2判定手段と、前記1の論理チャネルが前記1のインターフェースで利用可能であると判定され、且つ前記1のアプリケーションが前記1の論理チャネルで利用可能であると判定された場合に、前記1の論理チャネルを開設し、且つ前記1のアプリケーションを選択する処理を実行する処理手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電子情報記憶媒体において、前記1の論理チャネルが前記1のインターフェースで利用可能でないと判定されるか、または前記1のアプリケーションが前記1の論理チャネルで利用可能でないと判定された場合に、前記処理手段は、エラー処理を実行することを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の電子情報記憶媒体において、前記コマンドは、前記開設対象となる1の論理チャネルを示し、且つ、前記選択対象となる1のアプリケーションを示すことを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の発明は、複数のインターフェースを備え、複数のアプリケーションが搭載されるICカードであって、論理チャネルごとに利用可能なインターフェースを規定する第1管理情報と、前記アプリケーションごとに利用可能な論理チャネルを規定する第2管理情報とを記憶する記憶手段と、外部端末から所定のコマンドを、前記複数のインターフェースのうち動作中の1のインターフェースを介して受信する受信手段と、前記コマンドの受信に応じて、前記複数の論理チャネルのうち開設対象となる1の論理チャネルが前記動作中の1のインターフェースで利用可能であるか否かを、前記第1管理情報に基づいて判定する第1判定手段と、前記コマンドの受信に応じて、前記複数のアプリケーションのうち選択対象となる1のアプリケーションが前記開設対象となる1の論理チャネルで利用可能であるか否かを、前記第2管理情報に基づいて判定する第2判定手段と、前記1の論理チャネルが前記1のインターフェースで利用可能であると判定され、且つ前記1のアプリケーションが前記1の論理チャネルで利用可能であると判定された場合に、前記1の論理チャネルを開設し、且つ前記1のアプリケーションを選択する処理を実行する処理手段と、を備えることを特徴とする。
【0010】
請求項5に記載の発明は、複数のインターフェースを備え、複数のアプリケーションが搭載されるICチップであって、論理チャネルごとに利用可能なインターフェースを規定する第1管理情報と、前記アプリケーションごとに利用可能な論理チャネルを規定する第2管理情報とを記憶する記憶手段と、外部端末から所定のコマンドを、前記複数のインターフェースのうち動作中の1のインターフェースを介して受信する受信手段と、前記コマンドの受信に応じて、前記複数の論理チャネルのうち開設対象となる1の論理チャネルが前記動作中の1のインターフェースで利用可能であるか否かを、前記第1管理情報に基づいて判定する第1判定手段と、前記コマンドの受信に応じて、前記複数のアプリケーションのうち選択対象となる1のアプリケーションが前記開設対象となる1の論理チャネルで利用可能であるか否かを、前記第2管理情報に基づいて判定する第2判定手段と、前記1の論理チャネルが前記1のインターフェースで利用可能であると判定され、且つ前記1のアプリケーションが前記1の論理チャネルで利用可能であると判定された場合に、前記1の論理チャネルを開設し、且つ前記1のアプリケーションを選択する処理を実行する処理手段と、を備えることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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