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公開番号
2025009469
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023112493
出願日
2023-07-07
発明の名称
積層体、化粧材、転写シート及び積層体の製造方法
出願人
大日本印刷株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B32B
3/30 20060101AFI20250110BHJP(積層体)
要約
【課題】全体として一様に滑らかな触感ながらも第1領域と第2領域の艶消効果の違いを視認でき、立体感のある意匠を有する艶消物品を提供すること。
【解決手段】積層体20は、表面にシワ構造45を有する艶消層40を備えた積層体20であって、艶消層40は、互いに厚さが異なる第1領域A1と第2領域A2を含み、第1領域A1における、JIS B0601:2013に規定される平均長さRSmの値をRSm1とし、第2領域A2における、JIS B0601:2013に規定される平均長さRSmの値をRSm2としたときに、RSm1のRSm2に対する比(RSm1/RSm2)の値の最大値またはRSm2のRSm1に対する比(RSm2/RSm1)の値の最大値は1.5以上である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
表面にシワ構造を有する艶消層を備えた積層体であって、
前記艶消層は、互いに厚さが異なる第1領域と第2領域を含み、
前記第1領域における、JIS B0601:2013に規定される平均長さRSmの値をRSm1とし、前記第2領域における、JIS B0601:2013に規定される平均長さRSmの値をRSm2としたときに、
RSm1のRSm2に対する比(RSm1/RSm2)の値の最大値またはRSm2のRSm1に対する比(RSm2/RSm1)の値の最大値は1.5以上である、積層体。
続きを表示(約 830 文字)
【請求項2】
表面にシワ構造を有する艶消層を備えた積層体であって、
前記艶消層は、互いに厚さが異なる第1領域と第2領域を含み、
前記第1領域における表面の艶消度合いと、前記第2領域における表面の艶消度合いとが、互いに異なるように視認される、積層体。
【請求項3】
第1面及び第2面を含み、前記第2面から前記第1面に向けてベース層及び前記艶消層をこの順に備え、
前記ベース層は、前記艶消層を向く面に凹部を有し、
前記艶消層の前記第1領域は、平面視において前記凹部と重なる領域であり、前記第2領域は、平面視において前記凹部と重ならない領域である、請求項1又は2に記載の積層体。
【請求項4】
前記第1領域と前記第2領域の高低差が10μm未満である、請求項1又は2に記載の積層体。
【請求項5】
絵柄を有する絵柄層を更に備え、
前記第1領域及び前記第2領域は、前記絵柄に応じて配置される、請求項1又は2に記載の積層体。
【請求項6】
請求項1又は2に記載の積層体と、
前記積層体と積層された支持材と、を備える、化粧材。
【請求項7】
前記支持材は建築材である、請求項6に記載の化粧材。
【請求項8】
請求項1又は2に記載の積層体と、
前記積層体と積層された成形樹脂部と、を備える、化粧材。
【請求項9】
請求項1又は2に記載の積層体と、
電離放射線硬化型樹脂の硬化物を含む硬化樹脂層と、を備え、
前記硬化樹脂層は、前記第1面に接触してシワ構造を有する、転写シート。
【請求項10】
絵柄を有する絵柄層を更に備え、
前記硬化樹脂層は、前記絵柄層及び前記積層体の間に位置する、請求項9に記載の転写シート。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、積層体、化粧材、転写シート及び積層体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
艶消物品を作製する方法として、エキシマ光等の光を用いて樹脂の表面にシワ構造を有する凹凸面を形成する方法が提案されている。このような凹凸面の製造方法の一例が、特許文献1に開示されている。特許文献1では、まず、光硬化性を有する樹脂からなる塗膜の表面にエキシマ光を照射する。その後、当該塗膜に紫外線を照射して塗膜の全体を硬化させる。これにより、塗膜の表面にシワ構造が形成される。特許文献1では、このようにして形成されたシワ構造により、低光沢性を有する塗膜が得られる。また、表面にこのような凹凸面を有する艶消物品は、滑らかな触感を提供する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-24102号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような艶消物品において、滑らかな触感を有しながらも、表面の艶消度合いを変化させたいというニーズがある。しかし、従来の技術では、艶消物品の表面の艶消度合いを所望のパターンで変化させることは困難であった。
【0005】
本開示の実施形態は、全体として一様に滑らかな触感ながらも第1領域と第2領域の艶消効果の違いを視認でき、立体感のある意匠を有する艶消物品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施形態による積層体は、
[1] 表面にシワ構造を有する艶消層を備えた積層体であって、
前記艶消層は、互いに厚さが異なる第1領域と第2領域を含み、
前記第1領域における、JIS B0601:2013に規定される平均長さRSmの値をRSm1とし、前記第2領域における、JIS B0601:2013に規定される平均長さRSmの値をRSm2としたときに、
RSm1のRSm2に対する比(RSm1/RSm2)の値の最大値またはRSm2のRSm1に対する比(RSm2/RSm1)の値の最大値は1.5以上である、積層体、である。
【0007】
本開示の一実施形態による積層体は、
[2] 表面にシワ構造を有する艶消層を備えた積層体であって、
前記艶消層は、互いに厚さが異なる第1領域と第2領域を含み、
前記第1領域における前記第1面の艶消度合いと、前記第2領域における前記第1面の艶消度合いとが、互いに異なるように視認される、積層体、である。
【0008】
[3] 第1面及び第2面を含み、前記第2面から前記第1面に向けてベース層及び前記艶消層をこの順に備え、
前記ベース層は、前記艶消層を向く面に凹部を有し、
前記艶消層の前記第1領域は、平面視において前記凹部と重なる領域であり、前記第2領域は、平面視において前記凹部と重ならない領域である、[1]又は[2]に記載の積層体、である。
【0009】
本開示の一実施形態による積層体は、
[4] 前記第1領域と前記第2領域の高低差が10μm未満である、[1]~[3]のいずれか1つに記載の積層体、である。
【0010】
本開示の一実施形態による積層体は、
[5] 絵柄を有する絵柄層を更に備え、
前記第1領域及び前記第2領域は、前記絵柄に応じて配置される、[1]~[4]のいずれか1つに記載の積層体、である。
(【0011】以降は省略されています)
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